記録ID: 7967389
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沢登り
丹沢
中川川水系 藤嵐沢
2025年03月30日(日) [日帰り]

天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
■藤嵐沢 大滝沢林道を歩き、大滝峠上に向かう登山道分岐をやり過ごし すぐに堰堤が連続するほぼ涸れ沢が藤嵐沢。 しばらくは堰堤が続くので、右岸側の権現山南西尾根を登り 少し斜度が増す手前から尾根を外れ、藤嵐沢側の植林帯を トラバース気味に進んで適当なところから入渓する。 点在するミツマタに和む。 615m二俣を右に進むと少しで明瞭な640m二俣。 水量はしょぼいが水量比3:2くらいで本流の左俣へ。 少しで2段15×30mのナメ滝出現。 以前は右側のザレから上部をトラバースする巻きもできたが 最近は崩れて、上の尾根まで上がって懸垂するくらい悪くなった。 さて下段は小さく容易。 上段は斜度は緩いが、ホールドはやや細かく、足も小さな凹みを フリクションで登る。 途中のランニングは以前リングボルト×1があったが今は皆無。 木もなくピトンもカムも決められないので 難しくはないが、水量多いときは濡れるであろう。 ヌメリは季節にもよるが春はない。 確保点は岩を利用。 745m変形三俣は中央の流芯トイ状6m滝が架かる本流へ。 この滝の直登は難しいので、右沢との中間部の砂状ザレを巻くが フットホールドが砂状で崩れやすく意外と悪い。 落ちると下のガレまで落ちてしまうのでリード者は要注意。 途中ランニングは取れない。 ここから等高線も混んできて5〜6mの滝を幾つか登り 右流芯が長い逆層トイ状の高い棚状になる。 左側にも流れがあり、この上部で双方の流れは二俣そのまま になっている。 右トイ状も登れるが、上部はちょっとスラブになってしまうので 中間リッジの乾いた岩を弱点突きながら登る。 安定した確保場所までロープスケール50m少し出るので そのくらいのロープは携行したい。 30m2本だと結束部が途中のクラックに挟まる可能性がある。 当日はこの左沢から音とともに30cm程度の岩が割れながら 落ちてきて、確保点近くまで跳ね上がってきた。(怖) まぁ沢床に転がっている岩たちのほとんどが落石によるものだから いつ落ちてくるかわからないし、そのような岩が集中している箇所は 休まずにさっさと注意しながら通過するのは当然ではあるが。 この滝の上で沢は東北東に右曲すると、トイ状5m、CS3m滝。 右から巻いて越える。 すぐ沢は北北東に左曲しCS3mがあるが、そこから上流はガレと なり箒沢権現山に詰められるが、今日は沢が北北東に左曲する ところから右側の小コルに上がり、北東方向に登る支尾根を登って 権現山南東尾根の1015mに詰めた。 権現山南東尾根は850mまではやや急で、南西尾根同様に岩が露出し 一箇所南東側の唐沢へ落ちる尾根の分派が迷うかもしれないが 正しくは南に近い南南東の右手の尾根。 次第に斜度も落ち平坦な痩せ尾根になって845m小ピーク。 このピークは尾根が分派しており、尾根の間は植林帯になっている。 左に行けば峰山734m経由で大滝沢林道上部へ、右に進めば 大滝沢林道の藤嵐沢出合に下りられる。 参考溯行グレード 1級上〜2級下 携行ロープ 50m以上がよい マウントファーム http://mt-farm.info/ ※下山に使わせていただいた権現山南東尾根に、最近付けられた 赤スプレーによる〇印や矢印がルート中にずっとあった。 しかも生き物である広葉樹や岩にダイレクトにだ。 以前、ヤビキ沢・石棚沢中間尾根上の岩にも付けられたものを 見かけたが、今回見つけたものはあまりに酷い。 まだピンクテープなら取り外しもできるが、油性スプレーを この頻度で付けるのは、県有林や国有林に対する落書き行為に 該当すると思う。 以前、北鎌尾根や北岳バットレス、一ノ倉の壁にも同じような スプレー書きが非常に問題になり関係者が皆苦労されたが これに匹敵することだろう。 命に関わる非常時や山仕事なら仕方ないが、もし個人的な自己顕示欲を 満足させるためならば、絶対に山を汚さないでほしいと思ってしまう。 |
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