【北遠】天竜川 天神沢遡行・渡ヶ沢下降

- GPS
- 05:04
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 950m
- 下り
- 938m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:04
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・天神沢は、登れる滝が多く沢登りに適した沢。2級上程度。下部に廃橋と廃坑道があるのが特徴的。 ・渡ヶ沢は殆どゴーロのみの沢で、下部には堰堤も多い。遡行価値はない。 |
その他周辺情報 | 【地名】 ・天神沢の沢名は、全国Q地図の静岡県民有林小字マップに拠る。 ・渡ヶ沢の沢名は、現地の堰堤の銘板に拠る。静岡県民有林小字マップでは、「渡ノ沢」。 |
写真
装備
備考 | ラバーソールOK |
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感想
【計画】
この日は気温が低めで関東の天候も雨で、どこに行こうかと悩んだが、浜松の方なら比較的暖かくて雨も降らないようなので、浜松の中でも標高が低く、かつ水量も多くなさそうな天神沢へ。
【記録】
駐車スペースから安春沢を少し遡行すると、地理院地図に記載された径路に出合う。想像以上にしっかりした径路で、金属製の搬器の跡もあるが、いつ何の目的で作られたのかは分からない。秋葉ダムを造った時に、川沿いにあった歩道の代替として作られたのかもしれない。久根鉱山の関連施設の可能性もある。
適当なところから天神沢に下ると、さっそく上流側には滝があるが、一応下流側も確認しに行く。謎のコンクリ構造物と、登れる4m滝があった。上流側の滝は登れたり登れなかったりで、先ほどの径路と交わるが、ここの橋台が予想以上に立派。往時は有力な道だったのだろう。今でも金属製の橋が架かっており、木製の踏板は抜け落ちているが、梁渡りで渡橋可能。
遡行を続けると、橋の上流右岸側に、水の流れ出る謎の穴を発見。人が入れる大きさなのでヘッドライトを出して入ってみると、体感で200m程度は続いていた。特に鉱脈らしきものも見当たらないが、試掘坑だろうか。落盤箇所は少なく安定した地質のようだ。
これより上流は普通の沢となるが、渓相はなかなかよく、滝も登れるものが多く、いかにも、丹沢にあれば人気が出るだろうに、という感じである。特に、2段9mハング滝は垂れ下がる木の根を使って登れる、珍しい滝だった。
凡流区間を経て遡行を続けると多段15m滝。これも結構傾斜が強い割には快適に登れるので、楽しめた。最後はちょっとしたゴルジュを過ぎて沢型がなくなったので、北へトラバース。
渡ヶ沢は、予想通り殆ど何もない沢だったが、途中の堰堤の銘板から沢名が判明した。さっさと下って駐車スペースへ戻り、まだ3時前なので、次の沢へ。
【総括】
この周辺は、天竜川に合流する直前のみが遡行対象となり、水源までは詰めない沢が多いが、そういう沢は水量が多く、初春向きではない。天神沢は例外的に水量が少ない沢なので、この地域で暑くない日に沢に行きたい場合には良い。今日も良い開拓が出来て有意義だった。
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