リベンジ?〜矢倉岳、足柄峠〜


- GPS
- 04:40
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,018m
- 下り
- 843m
コースタイム
0812矢倉沢本村-0935矢倉岳[870m]0955-1018清水越-1108足柄万葉公園1113-
1122足柄峠[736m]1220-1245足柄峠ハイキングコース分岐[847m]-1323ベンチ-
1343夕日の滝キャンプ場1351-1409地蔵堂
(1425地蔵堂-1443関本/大雄山1450-1511小田原1520-)
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.hakone-tozanbus.co.jp/dia-hakone/viewsekimoto |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はまったくありませんでした。 ただし、 夕日の滝へ下りる林道に「迂回路」設定。 趣旨が判然とせず直進してしまいましたが、 崩落の危険か、伐採作業(平日?)の関係か。 このルートの難は、 下山後の温泉に恵まれないことでしょうか。 |
写真
感想
台風一過で晴天という予報を聞き、雨に祟られた6月27日のリベンジに挑んだが、今回も富士山の眺望は雲に阻まれた。
それでも、それぞれに趣を異にする矢倉岳への広葉樹林、足柄峠までの杉木立、夕日の滝に至る沢の歩きを満喫した。
惜しむらくは、足柄峠での昼食を終えた直後から曇天になってしまったこと。やはり、山は晴れていてほしいものだ。
本村周辺の田んぼでは稲刈りが進む。その畦道沿いにヒガンバナの一群が赤く映える。絶妙のコントラストが美しい。
神社の正面を左に曲がるあたりでキンモクセイの甘い香り。どこかに木があるはずだと、周囲を見回しながら先を急ぐ。
登山口から1時間ほど。樹林内の道は眺望に恵まれないが、随所に爽やかな木漏れ日が注ぐ。気持ちのいい朝を味わう。
頂上では先客が双眼鏡や望遠のカメラを構えていた。「おはようございます」と声をかけるが、12人、誰も返事をしない。
木製の展望櫓の上に7人も乗っている。眼下の相模湾を眺めようと思って並ぶが、譲ってくれそうな人はまったくない。
「あれはトビ?」と、その中の1人が尋ねたが、やはり「……」。知り合い同士ということでもなさそうな大集団だ。
待つこと20分。業を煮やして下山開始。すれ違った人が「今日、明日がタカの渡りを見られる最後」と教えてくれた。
特異日か。今後9月の下旬に矢倉岳に登るのはやめようと思った。梅雨に登らないことに続き、貴重な経験則を重ねた。
火山岩由来の砂地が続く下りはやや単調だが、汗が引いて快適に。万葉公園の歌碑に、古の辺境にあった人々を思う。
足柄峠の広場は奥に腰掛けた。箱根外輪山から金時山、愛鷹山、富士山、三国山、丹沢山系まで見渡すことができる。
富士山に正対する格好で昼食に。「食べている間に雲が動かないかしら」、「無理ね」と傍らで妻が自問自答している。
のどかな時間だ。近くの芝生では、シートの上で昼寝をするハイカー、本を読む家族連れも。富士山だけが見えない。
ここから1kmほどは林道歩きを余儀なくされる。金時山へのハイキングコース。道端で部分的に紅葉したモミジを見つけた。
途中から左に折れて夕日の滝に向かう下りは極めて快適。ほどなく、せせらぎの音が聞こえ、小さな沢を何回も渡る。
圧巻は夕日の滝。キャンプ場の奥だが、見なければ損。夏は涼感あふれる憩いの場になるのだろう。秋を再認識する。
またしても富士山の頂を見ることはできなかったが、楽しい一日だった。今夜は、週明けに迫った仕事の準備を急ごう。
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