福寿草の鍋尻山 〜五僧峠から保月をへて〜


- GPS
- 04:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 533m
- 下り
- 540m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五僧峠からしばらく下った五僧峠分岐に駐車。落岩橋から先アサハギ谷林道、冬季落石等で車通行不可。 |
写真
感想
林道の路傍に福寿草のつぼみが目に留まると、保月の集落跡が見えてきた。かつての暮らしを伝えるように屋敷回りは福寿草の花に彩られている。
去年春のお彼岸の頃訪れたときは、保月は季節外れの雪に覆われて、福寿草は雪の下だった。福寿草の花ひとつでこんなにも華やぐものかと思う。
その花は、集落裏手の登山口辺りにも群れ咲いている。春の日差しに照り輝いている花は少ないのは、今年の春の訪れが遅いことを物語っているようであった。
よく踏まれた山道が落葉樹の林の道になると、福寿草が群生する石灰岩帯も近い。そこは、福寿草のパラダイス。石灰岩を埋めるように咲き乱れている。これほどの花を見たのは初めてだ。
夢中になってカメラを向けるが、パラボラのような花は、なかなか見当たらない。ようやく2輪見つけて写真に収める。居合わせた同行の士は、河内の権現谷登山口から来たので保月まで降りず、ここで早い昼を食べながら花が開くのを待とうと相談中だ。
山頂では、花を堪能した高揚感からか、保月から上ってきたというグループで華やいでいた。お陰で、お誘いに応じて山名板の前で珍しく写真を撮ってもらった。
山頂からは、木の間越しに霊仙山が見えて、岩稜帯に咲く福寿草の見事さを思い起こしながら、軽くランチをする。帰路も福寿草の群生地に来る度にカメラタイムである。
再びアサハギ林道を下り、落岩橋を渡ると望郷の墓石が路傍にたっている。中には平成13年のものがあったが、五僧が廃村になった昭和49年の墓標の前では、建立者の思いにしばし頭を垂れたのだった。
(参考)
「福寿草は雪の下 〜時山から五僧峠を越えて"廃村"保月〜」
2024年03月21日(木)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6574619.html
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