残雪の五頭連峰稜線歩き 菱ヶ岳〜五頭山縦走周回 今年は雪が多いです(新潟県阿賀野市、阿賀町)


- GPS
- 04:03
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
公共交通機関利用の場合は羽越本線の水原駅から阿賀野市営バス村杉温泉行き。乗車時間は23分。運賃は100円(安い!)。バス停から菱ヶ岳登山口までは約2km。どんぐりの森登山口へは約3km。 阿賀野市営バス https://www.city.agano.niigata.jp/soshiki/somuka/1/2/2719.html 平日のみ運行の便もあるので注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新潟の下越地方では人気の山で、無雪期の登山道は全区間明瞭。残雪期の本日は、菱ヶ岳と五頭山どちらも4合目あたりから上の登山道は99.9%雪に覆われていました。雪はザクザクで比較的歩きやすく私は全区間トレランシューズのツボ足(滑り止め着用せず)、かつストックなしで踏破。他の登山者の皆さまはほぼ全員アイゼンやチェーンスパイクなどの滑り止め着用、またはスパイク付き長靴を履き、ダブルストックで歩いていらっしゃいました。滑り止めありのダブルストックが残雪期五頭山のスタンダードなんだと思われます。 今回歩いたコースは全区間トレース(足跡)がありました。ですが登山道と残雪を交互に歩く場合は足跡を見失うことがあるのでアプリあったほうがいいです。菱ヶ岳〜五頭山の稜線は基本いちばん高いところを忠実に辿ればまず間違いないですが、東側は小さいながらも雪庇になっている箇所もありましたのであまり端に寄りすぎない方が無難です。広いところはともかく狭い箇所はトレース通りに歩くことをおすすめします。 現在はまだ積雪が豊富ですが、これから雪解けが進んでいくと踏み抜き多発すると思われますので要注意です。 『分県別登山ガイド16 新潟県の山』によりますと、菱ヶ岳登山口→北山→菱ヶ岳のコースタイムは上り3時間、下り2時間10分。 縦走路のコースタイム、菱ヶ岳→五頭山は1時間50分。五頭山→菱ヶ岳は2時間。 五頭山〜三ノ峰〜どんぐりの森登山口〜菱ヶ岳登山口のコースタイムは下り2時間40分、上り3時間20分。 |
その他周辺情報 | 村杉温泉には「五頭山麓 うららの森」という道の駅ではないけれどほとんど道の駅のような施設があり、物産品の買い物や食事ができます。 下山後の温泉は村杉温泉に「薬師の湯」という共同浴場があります。内湯のみで大人300円。備え付けのシャンプーリンスボディーソープ無しなので自前で用意する必要あり(窓口で小袋売ってます)。裏手には無料の足湯もあります。駐車場は狭いので混んでると駐車できないかも。 また少し足を伸ばせば五頭温泉郷の今板温泉、出湯温泉、さらに足を伸ばせば月岡温泉、咲花温泉もあります。 周辺のコンビニは、出湯温泉の先にローソン阿賀野畑江店があります。村杉温泉からは国道290号線を北(新発田方面)へ約3km。 |
写真
山頂はちょうど誰もいないタイミング。五頭山に比べて菱ヶ岳は登山者少なめです
感想
毎年恒例そして楽しみにしている残雪期の五頭連峰稜線歩き。今年は例年よりも雪が多いので「どうかな?」と思ったのですが、歩き慣れたコースなので何とかなるだろうと行ってみました。一応お守り代わりの軽アイゼンをザックに忍ばせておきましたが、「全部ツボ足で歩けたらいいなあ」と考えつつスタートです。
まずは菱ヶ岳へ上っていきます。スタート直後すぐ登山道脇に残雪があったのでいきなりビビリます(笑)着々と標高上げていくと、4〜5合目あたりからはずっと雪道歩きとなりました。昨年3月30日に歩いたときは7〜8合目付近から上が雪道だったのでやはり今年はだいぶ雪が多いです。しかしながら雪面は程よく緩み、ツボ足で上ることができました。時折出てくる急登は滑り止め無しだとやや難儀しましたが……。
五頭連峰最高峰の菱ヶ岳へ上がると曇り空……。あれえ?今日は晴れ予報出てたんだけどな。でも気を取り直してここから待望の稜線歩き開始。五頭山めざしていくつものアップダウンをこなして進んでいきます。いやー、雪道歩きは本当に楽しい。稜線は風がなく寒くもなく、雪質も歩きやすくて快適に進めました。稜線の積雪は3mくらい。木がほとんど埋まっており、邪魔になりませんでした。
稜線を歩くこと1時間少々、三ノ峰方面からの道を合わせると一気に登山者が増え、ほどなく五頭山頂に到着です。山頂からは二王子岳と真っ白な飯豊連峰を望むことができました。ここでレジャーシート敷いて座って休憩しようとするも、雪で尻が冷たいので座しての休憩は断念w
下山は三ノ峰を経由してどんぐりの森へのコース。山頂を後にすると、あちゃー、青空が出てきちゃいました。もっとゆっくり出てくればよかった(苦笑)典型的な登山あるあるです。雪道の下山は早い。トレース外したところをグリセード気味でどんどん下っていきます。雪道から普通の登山道に変わると足の運び方が変わるので切り替えに苦労しましたが……。どんぐりの森に下山し、あとは駐車場まで道路を歩いて本日の山行は終了です。
稜線歩きしている最中はスッキリ晴れてくれませんでしたが、それでも全区間ツボ足で歩ききれましたし、何事もなく下山できたので大満足です。ただ急な斜面は滑り止めあった方がいいのかな……。五頭山二王子岳くらいならともかく、飯豊朝日の固く締まった残雪用に着脱が楽なチェンスパ持っててもいいのかなとは思いました(軽アイゼンは装着やや面倒なので)。ちょっとネットで物色してみます。
さあ、次はもう一回五頭山へ挑むか、あるいは二王子神社への道が開通したら二王子岳かな?魚沼市の大力山、南魚沼市の坂戸山もちょっと考えています。
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