1年半ぶりの青笹駅から出発!
ツ「行ってきます!」
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1年半ぶりの青笹駅から出発!
ツ「行ってきます!」
遠野郊外ののどかな田園地帯をゆく。
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遠野郊外ののどかな田園地帯をゆく。
六角牛山はうっすら雪化粧。昨日までは下界でも冷たい雨が降っていたからなぁ。
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六角牛山はうっすら雪化粧。昨日までは下界でも冷たい雨が降っていたからなぁ。
春の使者、燕がいた。
ツ「おかえり♪」
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春の使者、燕がいた。
ツ「おかえり♪」
上郷の駅前通りを抜ける。
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上郷の駅前通りを抜ける。
いくぶん山が近づいてきたかな?
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いくぶん山が近づいてきたかな?
早瀬川をわたる。早瀬川とは、このあと仙人トンネル入り口まで長い付き合いとなるのだ。
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早瀬川をわたる。早瀬川とは、このあと仙人トンネル入り口まで長い付き合いとなるのだ。
おっと、上郷の産直が開店してるじゃないの。
ツ「まずは腹ごしらえだっペ♪」
みそおにぎり・大福などを手に入れた!
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おっと、上郷の産直が開店してるじゃないの。
ツ「まずは腹ごしらえだっペ♪」
みそおにぎり・大福などを手に入れた!
遠野の中心地からはだいぶ離れたが、このあたりも昔の風情をよく残していて面白い。
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遠野の中心地からはだいぶ離れたが、このあたりも昔の風情をよく残していて面白い。
なにせあちこちに意味ありげな石碑が立ち並び…
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なにせあちこちに意味ありげな石碑が立ち並び…
昔の街道の面影としての馬頭観音や庚申塔なのが立ち並んでいるのだ。
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昔の街道の面影としての馬頭観音や庚申塔なのが立ち並んでいるのだ。
林の中の泉の前に白山姫神社。
ツ「誰?」
茶「さぁ?」
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林の中の泉の前に白山姫神社。
ツ「誰?」
茶「さぁ?」
ベゴもおるで。
ツ「美味しく育つんやで♪」
茶「なにげに怖いこと言うな、おい」
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ベゴもおるで。
ツ「美味しく育つんやで♪」
茶「なにげに怖いこと言うな、おい」
ツートンの視線に恐れをなしたのか、牛が一斉に逃げ始めた!
…わけではなく、列車が来たので逃げただけだった。
ツ「当たり前だっペ」
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ツートンの視線に恐れをなしたのか、牛が一斉に逃げ始めた!
…わけではなく、列車が来たので逃げただけだった。
ツ「当たり前だっペ」
風情あるね〜。
ツ「三光坊の墓って書いてあるっぺ」
茶「墓かよ…」
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風情あるね〜。
ツ「三光坊の墓って書いてあるっぺ」
茶「墓かよ…」
足ヶ瀬駅に到着。ここのベンチで少し休憩させてもらった。
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足ヶ瀬駅に到着。ここのベンチで少し休憩させてもらった。
足ヶ瀬駅から先は景色が一変。山の中へ入っていく。早瀬川沿いに谷底を縫うように進む。
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足ヶ瀬駅から先は景色が一変。山の中へ入っていく。早瀬川沿いに谷底を縫うように進む。
仙人トンネルまでやってきた。ここからいよいよ自然歩道「仙人峠秘境の道」が始まる。
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仙人トンネルまでやってきた。ここからいよいよ自然歩道「仙人峠秘境の道」が始まる。
…のだが、いきなり橋が落ちてるじゃないの…。嫌な予感がする…。
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…のだが、いきなり橋が落ちてるじゃないの…。嫌な予感がする…。
幸い、国道の橋を使えば川をわたることはできるが、朽ちかけた看板といい先行きに不安を覚える状況だ。
ツ「おまけに通行人に『クマ出るぞ』って脅されたっペ」
茶「気を付けていこう!」
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幸い、国道の橋を使えば川をわたることはできるが、朽ちかけた看板といい先行きに不安を覚える状況だ。
ツ「おまけに通行人に『クマ出るぞ』って脅されたっペ」
茶「気を付けていこう!」
急な斜面を九十九折で登っていく。旧街道ということで道幅は広いし勾配も抑えられているようだ。
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急な斜面を九十九折で登っていく。旧街道ということで道幅は広いし勾配も抑えられているようだ。
時々、倒木などで道が塞がれている。脇にショートカット道ができていたりするので、うまく活用しながら先へ進む。
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時々、倒木などで道が塞がれている。脇にショートカット道ができていたりするので、うまく活用しながら先へ進む。
なんか立派な道標が出てきた。放置されているのか整備されているのかわからん道だなぁ。
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なんか立派な道標が出てきた。放置されているのか整備されているのかわからん道だなぁ。
ところどころに雪が残っている。4月の沿岸で雪の心配をしなければならないとは…。今年はやっぱり雪が多かったんだな。
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ところどころに雪が残っている。4月の沿岸で雪の心配をしなければならないとは…。今年はやっぱり雪が多かったんだな。
窪地に溜まった水場からキャアキャアと賑やかな声が聞こえてきた。我々が近づくと一斉に水の中に逃げ込む『何か』達。シンと静まり返り、さっきの喧騒は嘘のよう。なにか不思議なものを見てしまったかも…。
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窪地に溜まった水場からキャアキャアと賑やかな声が聞こえてきた。我々が近づくと一斉に水の中に逃げ込む『何か』達。シンと静まり返り、さっきの喧騒は嘘のよう。なにか不思議なものを見てしまったかも…。
一旦勾配が緩む。しかしここはまだ峠ではない。山肌をトラバースするように奥へ奥へと道は続いていく。
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一旦勾配が緩む。しかしここはまだ峠ではない。山肌をトラバースするように奥へ奥へと道は続いていく。
右側はガッツリ切れ落ちている。普通に歩く分にはなんの問題もないのだが雪が出てきた。スリップ滑落は避けたいところ。
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右側はガッツリ切れ落ちている。普通に歩く分にはなんの問題もないのだが雪が出てきた。スリップ滑落は避けたいところ。
自然ほどに入って1時間、青笹駅から数えて5時間かかって仙人峠に立つことができた。
ツ「なかなかハードな道のりだっぺ」
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自然ほどに入って1時間、青笹駅から数えて5時間かかって仙人峠に立つことができた。
ツ「なかなかハードな道のりだっぺ」
峠の一角に小さな祠があった。きっと何百年もここで旅人を見守ってきたのだろうな。今はこうしてもの好きがたまにやってくるくらいで寂しいことだろう。
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峠の一角に小さな祠があった。きっと何百年もここで旅人を見守ってきたのだろうな。今はこうしてもの好きがたまにやってくるくらいで寂しいことだろう。
峠の東側はさらに急峻な斜面を下る。19kmかけて登ってきた標高を上回る高度差を、たった3kmほどの距離でかけ下るのだ。
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峠の東側はさらに急峻な斜面を下る。19kmかけて登ってきた標高を上回る高度差を、たった3kmほどの距離でかけ下るのだ。
海が見えた!
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海が見えた!
陸中大橋駅が見えた!
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陸中大橋駅が見えた!
しかし、激しい九十九折が続き、距離が一向に縮まらない。標高は恐ろしいスピードで下がっていくけれど。
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しかし、激しい九十九折が続き、距離が一向に縮まらない。標高は恐ろしいスピードで下がっていくけれど。
峠と大橋の中間地点には茶屋跡がある。本当に茶屋だったのかどうかは謎だが、沢から水を引いて旅人が飲めるようにしていたようだ。石の水槽が当時を偲ばせる。
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峠と大橋の中間地点には茶屋跡がある。本当に茶屋だったのかどうかは謎だが、沢から水を引いて旅人が飲めるようにしていたようだ。石の水槽が当時を偲ばせる。
水の影響が強いのか下に行くほど路肩が怪しくなってくる。あちこちで欠損が発生していて油断ならない。
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水の影響が強いのか下に行くほど路肩が怪しくなってくる。あちこちで欠損が発生していて油断ならない。
油断ならないといえば厚く積もった落ち葉も曲者で、何度も隠れた段差や木の枝で転ばされそうになった。
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油断ならないといえば厚く積もった落ち葉も曲者で、何度も隠れた段差や木の枝で転ばされそうになった。
ふう、ようやく大橋の集落が見えてきたぞ。
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ふう、ようやく大橋の集落が見えてきたぞ。
しかし最後は路肩が消滅し、単なる斜面になった場所に出た。
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しかし最後は路肩が消滅し、単なる斜面になった場所に出た。
大橋側の看板がある。こっちから入山しようとしたら、いきなり単なる斜面が目の前にあるという状況に困惑したことだろう。
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大橋側の看板がある。こっちから入山しようとしたら、いきなり単なる斜面が目の前にあるという状況に困惑したことだろう。
最後は廃墟が立ち並ぶ道を通り大橋へと至る。ちょっと不気味…。
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最後は廃墟が立ち並ぶ道を通り大橋へと至る。ちょっと不気味…。
峠の出口には馬頭観音が並んでいた。最後まで古の街道の面影が垣間見れる道だった。
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峠の出口には馬頭観音が並んでいた。最後まで古の街道の面影が垣間見れる道だった。
で、無事に大橋駅につきました。
ツ「お疲れさまでした!」
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で、無事に大橋駅につきました。
ツ「お疲れさまでした!」
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