東洋一の雪庇を拝みに守門岳へ


- GPS
- 09:35
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,354m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:36
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
関東ではお花見日和の4月頭の暖かい週末、雪山を締めくくるべく、新潟にある守門岳へ。
守門岳には6月に一度ヒメサユリを見に登った事があったものの、冬は初めて。冬の守門岳は「東洋一の雪庇(せっぴ)」と言われる大雪庇に会えるとの事で、一度は行ってみたかった。とはいえ、計画を見ると1400mアップ、16km、歩行時間9.5時間!果たして私に山頂まで行けるのだろうか?と期待よりも不安が勝る。
終電で集合して現地には早朝着。少し仮眠をしてスタート。最初はワカンをつけて歩き出すが、ダラダラとした平坦な道なのでなかなか標高を稼げない。
2時間ほど歩いて保久礼小屋に着き、そこからは本格的な登りが待っていた。途中でアイゼンに履き替え、大岳までの登りを歩く。途中、きれいな霧氷に纏われた森が迎えてくれ、青空の下、キラキラ輝く霧氷にしばし見惚れる。
4時間ほど歩き、標高1431mの大岳に到着。大岳からは、これから歩く守門岳までの稜線がよく見え、噂に違わぬ雪庇を見て圧倒される。
大岳から守門岳へ行く道は、一旦ガクンと標高を下げてからまた登り返す。「もうここまででいいよー。」というメンバーを「いやいや、ここまで来てもったいないでしょ!」と、もったいないオバケに扮して説得し、無事に4人で守門岳の頂上(1533m)まで行くことが出来た。
守門岳までの稜線の雪庇は、最盛期からは幾分小さくなっていたものの、迫力十分。そして頂上からの景色は、生クリームを纏ったような滑らかな美しい稜線や、浅草岳、越後駒ヶ岳など、新潟の山々がパノラマで見え、絶景だった。頑張ってここまで歩いてきて良かったなあと心から思った。
さてあとは下山だけと思ったが、その下山が長かった。細かなアップダウンを繰り返し、疲労の溜まった足にはなかなかきつい。それでも後ろを振り返ると、今登ってきたばかりの大岳や守門岳が青空に映える姿に、元気をもらう。
ゴールしたのはスタートから9時間半後。計画通り、標高差1400m、行程9.5時間、16kmを無事に歩き切ったのだなと思うと感慨深かった。
今年の雪山シーズンはおそらくこれで終了。
今年は、日白山で冬季限定ルートを歩いたり、�雲竜渓谷や赤城山で氷瀑を見たり、遠見尾根で格好良い五竜岳を臨んだり、北アルプスで緊張する独標に挑んだり、そして、今回の守門岳では大雪庇を見られたり、変化に富んだ色々な雪山の姿に会うことが出来、また少し経験を積めたような気がする。いつも計画を組んでくれる仲間たちには本当に感謝しかない。
来季もたくさんの雪山の絶景に会えますように。そして安全登山が出来ますように。
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