浅草岳と前岳の間の大斜面をドロップ



- GPS
- 08:38
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,391m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
天候 | 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
春の湿雪。山頂付近は適度なザラメ。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ゴーグル
帽子
サングラス
日焼け止め
紫外線カットリップ
アンダーウェア
ミドルレイヤー
ハードシェル
スキーパンツ
スキーブーツ
ポール
スキー
靴下
アンダータイツ
食料
飲み物
温かい飲み物
ダウンジャケット
ビーコン
プローブ
スコップ
スキーワックス
スキーバンド
簡易ツェルト
非常用ブランケット
|
---|---|
共同装備 |
ロープ
スリング
カラビナ
救急用具
トランシーバー
|
感想
もともと13日の予定でしたが、天気が荒れる予報だったので急遽12日日帰りに。朝3時に東京を出発して、運転交代しながら浅草岳除雪終点地点(浅草山荘付近)へ。初めは霧雨のような天気でしたが、予報どおりそれも晴れてきました。
浅草岳はとても魅力的な山でこの時期、いくつかのBCルートがあります。事前にそれらを地形図をじっくり読みながら準備。気温、日照、クラックの入り方、直前の降雨や気温、どれくらい雪が残っているか、地形図や先行者の記録を吟味しながら綿密に準備。
一般登山道でまず、山頂を目指します。雪はしっかりしまっていてワカンで問題なく登れる程度。ところどころクラックや踏み抜きポイントもありましたが、スキーではまったく問題なし。
まずは嘉平与ボッチ下、ムジナ沢源頭を軽く落とします。かなり重たい雪でずしっとざらめ雪がたまった状態。相棒2名は無事に通過しましたが、私は強くふみすぎて深みに足を取られ、そこから雪崩はじめてスラブに乗っかってじわじわと50−100メートル流されました。スキーをもっとじわっと操作して、なるべく縦に切れば良かったと反省。人生最初の雪崩巻き込まれ経験でした。
その後、尾根上を登攀。ここはいつも風がなく、日照が厳しいルートです。
その後、お約束のピークハントをしてからどの斜面をドロップするかじっくり観察。最終的に、前岳と浅草岳の間の大斜面を東寄りの斜面を狙って(日照の影響が少ない)ドロップすることに。これはなかなかのロングランですごく楽しかったです。
初めはスキーがよく走りすばらしい雪、だんだん重たくなってきます。ボトムではサイドからの雪崩のデブリや大きな雪玉がふさいでいいましたが、慎重に滑ります。ボトムあたりは、ストップ雪、長い斜面を滑った後の太ももには結構来ます。
そこからの戻り方ですが、林道まで進んでひたすら漕ぎ漕ぎするか(前回やって結構辟易。多分すごいストップ雪)、夏道に沿ったルートを選択するか思案しましたが、今回は後者を選択。事前に相棒がしっかり地形を読んでいたので(私も一応ヤマレコ内に計画を作っていましたが)ほぼそのプラン通りに行けました。とくに標高900mの等高線をほぼ水平にトラバースするのはまあまあしんどかった。
また、尾根に取り憑いた後は、割と針葉樹が密で、それなりの滑走技術が必要。雪が薄くなっている箇所、落ちた枝、張った枝、ツリーホール、クラックを避けながら慎重に進みます。雪はまあまああったので、担いで進むような箇所はなかったですが、もう今シーズンは今くらいが最後かもしれないですね。
渡渉ポイントがもうひとつの問題です。沢の水量はかなり多く、下がどうなっているかわからないこともあり、スノーブリッジが残っているポイントを見つけてそこで無事に沢を渡りました。あとは、シールをつけて登山道に取り憑き、ひたすら下るだけ・・・・と思いきや、結構登りもありました(汗)
残雪の浅草岳、なかなか奥が深く魅力的です。
※行きがけに林道方面に進む道を間違えて進んでしまい時間をロスしました。高度なルーファイやってるのに、こんな凡ミス避けたいですね。
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