群馬県埋蔵文化財センター発掘情報館からアカヤシオの丘・峯公園チャリツアー


- GPS
- --:--
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 442m
- 下り
- 446m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
写真
感想
急ぎの作業が一段落し、久しぶりに群馬県埋蔵文化財調査センターに向かう。まだ雨が少し残っているが午前中早い時間にやむと信じて始発で、池袋、赤羽経由で高崎、前橋へと向かう。スマホを新しく換えたので前橋駅前のシェアサイクルのアプリもインストールし直し、取り敢えず敷島公園に向かう。ここは多分初めて。ヤマレコの記録を見たので寄ってみる。
敷島公園の中をチャリ散策しても桜以外見るものなし、雨が降り続けているので。バラまで来てもう一度調べたらここではなく峯公園の方だった。峯公園はだいぶ登ってアカヤシオの丘の手前なので先に埋蔵文化財センターに向かう。3〜4キロ走って坂を登ってセンターに到着、予定よりだいぶ遅れた。バッテリーが早くも半分以下になり、多分アカヤシオの丘まで持ちそうもない。どうするか?取り敢えず展示を見る。今回は火山災害に関する展示と金井遺跡群出土品が重要文化財指定となった記念の展示ー出土品展と三階のパネル解説展示、それと収蔵庫展示もある。まず。火山災害と金井遺跡群出土品をざっと見て撮影し、三階を見学。
最初の金井遺跡群では、六世紀の古墳時代の二回の大きな噴火による火砕流と火山灰降下で1,5m以上の分厚い堆積となり、多くの村が失われ、多くの人が犠牲となったがどれくらいの人が巻き込まれたのか詳細は不明だ。鎧を着た古墳人ら、金井遺跡群で少なくとも六人の骨が見つかっている。大規模な火砕流のスピードは、時速百キロ以上になり、容易に逃げられるものでない。雲仙普賢岳の火砕流を観察しようとしたフランスの火山学者夫妻が巻き込まれてなくなっている。恐ろしいスピードだ。
金井遺跡群展ては、「なるほど金井遺跡群」という小冊子で、人骨、甲冑、火山噴火、年代測定、炭化物、玉、ガラス、鉄、銅、赤色顔料、渡来文化、祭祀遺物など数十本の大学などとの共同研究プロジェクトが立ち上げられている。
一昨日の吹田市博物館での、火山学者の講演会でも考古学者は、薄い火山灰層などを見つけるのかうまいといっていた。埋文センターなどでは、四六時中様々な遺跡を掘りまくっているので、目が慣れてくるのだろうか?榛名山や浅間山の大規模噴火は、最近の噴火とは比べ物にならないような規模たったので火砕流、泥流、軽石火山灰層などが1メートル以上積もっているケースか多い。
火山災害に関する展示を見る。群馬県の場合、榛名山か浅間山の大規模噴火による大災害の跡が発掘調査と文献史料により明らかにされたことご少なくない。有名なのは天明三年の浅間山大噴火による火砕流と泥流による大被害や古墳時代の榛名山二ッ岳の二度にわたる大噴火による火砕流や火山灰降下でいくつもの村や耕作地が壊滅している。火山灰や火砕流、泥流の下から、様々な重要な遺跡、遺物が出ていて大規模噴火に伴う火砕流や火山灰、泥流などの破壊力の凄まじさを示している。一方黒井峯など、村がそっくり出土して、通常では無くなってわからない屋根や畑、家畜小屋など、貴重なものがたくさん出ている。
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