台湾最高峰玉山3952m(北峰〜主峰)

- GPS
- 15:17
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 2,207m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:03
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 11:00
天候 | 4/13:霧のち雨 4/14:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
桃園空港〜高鐵桃園:MRT 35NTD 〜高鐵嘉儀:HSR(台湾新幹線)920NTD 〜阿里山:7329バス 278NTD 〜上東埔:6339バス 71NTD ・阿里山〜上東埔のバスは週末2本、平日1本のみ。 東埔山荘に依頼すると1200NTDで送迎可。 ・バスは予約者優先、残席あれば先着順というシステムなので、週末は予約した方が確実。予約は台湾のファミリーマートでできるようですが、私は渡航前にネットで申し込みました。 ・ビジターセンターから登山口までは6:30からシャトルバス運行(100NTD) 歩くと2.7kmですが、アップダウンあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ガイドは義務ではないので、個人手配で挑みました。 1.山小屋(排雲山荘)予約 定員116名、人気の山なので、4か月前から受付される外国人24人優先枠を利用しました。 金・土曜泊には外国人枠ありません。この24人枠に漏れると35日前に行われる一般抽選に回されます。 山小屋は3食+寝袋:850NTD。別途入山料:480NTDをビジターセンターで支払うと入山許可証明書が発行され、山小屋に提出。 寝袋は貸してくれますが、床が硬いのでマットレス持参がお勧めです。 https://hike.taiwan.gov.tw/en/apply_1_2.aspx?unit=c951cdcd-b75a-46b9-8002-8ef952ec95fd&cid=2&fid=1&camp_id=0 2.登山届 事前及び下山後ネット申請可。ビジターセンター隣にある警察署に紙で投函しました。 https://nv2.npa.gov.tw/NM107-604ClientE/nV02A01Q_01_Action.do?mode=query&method=doList 3.前泊(東埔山荘) 公共交通機関利用だと登山口到着が午後なので、登山口にある唯一の宿泊施設「東埔山荘」に前泊する必要あり。ネットで予約可:400NTD。ただし、食事提供はありません(カップ麺売っていました)。食べ物を購入できる最終が阿里山バス停にあるセブンイレブン。 https://dongpusky.tw/ 4.登山道 ・登山口から主峰と北峰分岐までは難しい所はありません。 ・排雲山荘までは傾斜も緩やかなので、高山病対策にはちょうどよいかと。 ・分岐から主峰は岩がちですが、槍ヶ岳や奥穂高岳より易しいです。 ・分岐から北峰への下りは急なザレ場で要注意。どうやら風の抜け道のようです。 |
写真
感想
海外赴任後は東南アジアの山を登ってきましたが、今回初めて東アジアの山へ。
ターゲットは台湾最高峰の玉山、富士山よりも高い山です。
東南アジアの山は登山許可取得と登山口へのアクセスが2大ネックで、ツアー会社に頼らざるを得ないケースが多かったですが、
台湾は全てネットで完結する外国人フレンドリーでした。
ガイドも義務ではないので、高山では初めて単独行で挑みます。
1週間前から天気予報と睨めっこでしたが、最初の頃は登山2日間とも悪天候。
東南アジアは雨季乾季が比較的明瞭なので天候リスクが低いですが、
台湾は日本同様周期的に低気圧が通過するので、天候リスクを感じました。
登山前日に登山口近くで宿泊しますが、夜半に前線が通過し大雨。
これで登山初日は回復傾向かと思い、霧の中出発します。
遠望は効かないので、アセビやシャクナゲといった日本と類似の花を楽しみました。
登山道は非常に緩やかな登りなので、富士山と比べるととても登りやすかったです。
初日の行程の半分過ぎたあたりから雨がポツポツ、山小屋に着いた頃から本降りに。
この日は西峰に登る予定でしたが、あえなく断念。
小屋着が午前中だったので、時間を持て余すことに。
2日目は3時出発ですが、星も見えない曇天。
主峰が美しく見えるという北峰に先に向かい、山頂手前で雲の隙間から御来光登場。
噂通り、主峰が朝日に照らされる姿は感動でした。
北峰から主峰に向かうザレ場はこれまで経験したことのない烈風。
鎖に捕まっていないと風に持っていかれそうなレベルの風。
30分ほどで暴風地帯は抜けましたが、体温が削られ低体温症状態に。
山頂では震えが止まりませんでしたが、太陽の暖かさを噛みしめながら、北、東、南、西峰の雄大な景色を満喫し、特に南峰への縦走路に惹かれました。
初の台湾山行は、初日の天候と2日目の暴風を除けば大満足でした。
交通アクセスの容易さ、単独行も可能な整備された登山道、展望の雄大さ、山行後のグルメを考えると、再訪したい国リストのトップに躍り出ました。
グルメを楽しみつつ、玉山に登るのもいいですよ。
北海道みたいにヒグマいないから安心していましたが、3日前にツキノワグマ出没したと言われました。
山小屋で一睡もできずに体調が万全ではなかった上に、想定外の暴風でレインウエア着るべきでしたが、ザレ場に突っ込んだらそんな余裕ありませんでした。
天気が良かったので事なきを得ましたが、風の脅威を感じた登山となりました。
「台湾最高峰」軽く富士山越え…
標高3600mなのに「南ア」
ベースでも2000m越えて主脈はゆうに3000m以上
それでこの時期で積雪もなくゼブラですらない…
緯度なんですね…(当たり前か)
主峰は塩見岳に似てます!
エッジが効いてる区間が長そうな山容で
「アルパインっぽいですね」
地図だと台湾って国土の大半が山岳区間に見えますね
また色々勉強になりました、ありがとうございました。
RaVie
私もつい最近知ったのですが、台湾は九州より小さいながら、
3000m超える山が268座と、日本の十倍以上あるそうです。
日本も山がちな国ですが、台湾は中央に高い山が南北に連なっているようで、
台湾百岳という、3000m峰の中でも素敵な山をピックアップしたものがあるそうです。
Ravieさんは次々とコレクションを増やされているので、こちらもいかがでしょうか。
登山口までバスで行けるのですが、標高は2600mと、
こんな高い所を道路が走っているのは日本では乗鞍ぐらいですよね。
スケールが凄いなあと感心です。
富士山というよりはアルプスという雰囲気で、
玉山主峰を振り返った時、あっ塩見岳と思いました。
東峰はよりアルパイン的な山行を楽しめるようなので、Ravieさんにぴったりです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する