日光道中壬生通（日光西街道）を歩く 1日目（小山宿・喜沢追分〜楡木追分）

2025年04月17日(木) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 28.8km
• 登り: 75m
• 下り: 6m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:46
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:46

距離 28.8km 登り 75m 下り 6m

6:26 小山駅
14:12 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

　自宅4:30==5:50栃木駅6:02=（JR両毛線242円）=6:16小山駅）6:30--7:11喜沢追分--7:25喜沢西一里塚--8:12七面堂--8:19飯塚宿本陣跡--琵琶塚古墳--8:54飯塚の一里塚--9:15下野国分寺跡--壬生の一里塚--10:20壬生宿本陣跡--11:00壬生宿北口--11:30稲葉の一里塚--12:25中華精華楼12:55---13:15北赤塚の一里塚--13:55楡木追分--14:22楡木駅14:44==(東武日光線 324円)==15:04栃木駅 栃木駅前駐車場（200円）

小山宿〜楡木追分：宿場間距離24.0km　歩行距離28.8km 宿場間距離の歩行距離比較累積（28.8/24=1.2）平均時速3.4km

写真

4/17 6:28

自宅から車で栃木駅まで行き、JR両毛線で小山駅へ
日の出は午前5時頃、明るくなった小山駅前を出立

4/17 6:55

江戸期の奥州道中は宇都宮から先だが、両毛線踏切名は「奥州街道踏切」

4/17 7:11

喜沢追分　日光道中との追分で壬生通の起点　　7:10　小山駅より3.6km

4/17 7:13

分岐には「男體山碑　右奥州　左日光」がある

4/17 7:24

喜沢西の一里塚 江戸日本橋より21里（小山宿より1里）7:25　小山駅より4.3km
ゴルフ場の敷地内にある　

4/17 7:29

桑57号墳　全長59mの帆立貝型古墳で五世紀後半の築造
ゴルフ場緒内には5〜6世紀に築造した5基の古墳がある
所有者がゴルフ場になっているが所有者が替ればどうなるのだろう

4/17 7:37

壬生通は県道小山壬生線

4/17 7:40

東島田子育地蔵尊
お地蔵さんの前でお茶するのも良いかも

4/17 7:51

姿川に架かる半田橋
橋の下流で思川と合流する、堤の桜は葉桜に

4/17 7:54

上流側は満開の菜の花

4/17 8:09

【飯塚宿　下野國】
七面堂がある古屋敷古墳

4/17 8:11

七面大明神　　8:12　小山駅より7.5km
＊七面大明神（しちめんだいみょうじん）は、七面天女とも呼ばれ日蓮宗系において法華経を守護するとされる女神

4/17 8:16

鯉幟の季節　
各地の河川で見るようになったが個人宅のものはすっかり見かけなくなってきた

4/17 8:20

飯塚宿下本陣跡

4/17 8:20

門には日光街道下本陣、宮本本陣の表札
当家の表札は「神山」さんだが、宮本家が本陣を務めていた

4/17 8:23

飯塚宿の街並み　「よろずや」の向かいが上本陣跡

4/17 8:24

上本陣跡

4/17 8:28

飯塚35号古墳　前方後円墳だったが開発により後円部分だけ残されている

4/17 8:32

摩利支天古墳　林に覆われ全体像が分かりにくい

4/17 8:43

琵琶塚古墳　6世紀後半築造　県内最大の前方後円墳（国指定史跡）

4/17 8:35

4/17 8:40

道を挟んで「国史跡　摩利支天・塚琵琶塚古墳資料館」
開館時間前だったが、時間のある時に寄ってみたい

4/17 8:52

塚の一里塚　江戸日本橋より二十二里 　8:54 小山駅より10.1km

4/17 8:56

小山市から下野市へ
右の林奥が国分寺跡

4/17 9:03

国指定史跡　下野国分寺跡

4/17 9:05

4/17 9:15

国分寺跡に隣接する甲塚古墳（史跡）　6世紀後半築造の帆立貝型前方後円墳

4/17 9:26

沿道には杉並木があったが、あちこちに杉の伐根が残っている

4/17 9:39

緩やかな峠が下野市と栃木市の境　9:40　小山駅より12.6km（ここまで時速約4km）

4/17 9:41

僅かに残る杉並木の名残杉

4/17 10:04

【壬生宿　下野國】
壬生一里塚（国史跡）　江戸日本橋より二十三里

4/17 10:16

壬生交番　なんのデザインだろう？　
平成6年(1994)建築とあり、バブル崩壊（1991年）後の景気対策公共事業かな？

4/17 10:21

蘭学通り　壬生藩主の蘭学振興により多くの蘭学者を輩出したことに因んで「蘭学通り」と呼称
右看板「松本内科医院」駐車場に
電柱は地中化され綺麗な街並みになっており、電線の味付けは無い

4/17 10:22

松本家住宅門（国登録有形文化財）　明治治40年（1907）頃の建築

4/17 10:20

4/17 10:24

壬生本陣跡

4/17 10:28

石崎家長屋門
．嘉永3〜5年（1850〜52年）に建てられた母屋，長屋門，土蔵は平成3年（1991年）町指定有形文化財

4/17 10:29

深渡山 照泉院 興光寺（浄土宗）
慶安四年（1651）徳川三代将軍家光の日光遺送の際に通夜を行い、葵紋を拝領
山門や本堂に三つ葉葵の紋を掲げている

4/17 10:33

4/17 10:34

脇本陣並びに問屋場跡
塀の陰に文字の擦れた案内標柱、見逃しそうになった

4/17 10:45

紫雲山壬生寺（天台宗）

4/17 10:46

昭和39年には、慈覚大師の研究家 ライシャワー米駐日大使が来山
ライシャワーの研究で世に出た、円仁在唐中の日記「入唐求法巡礼行記」は、玄奨三蔵の「大唐西域記」やマルコポーロの「東方見聞録」に比すべき旅行記として有名 当時の旅の困難さや唐の時代の様子を知る貴重な資料である

4/17 10:49

左の赤い建物が大師堂、右が本堂
大正二年(1913年)東京上野の寛永時天台宗学問所（旧勧学寮）を移建し本堂とした

4/17 10:51

円仁産湯の井戸
三毳山近くの岩舟町の「高平寺別院誕生寺」にも、円仁誕生の地であり産湯の井戸があった

4/17 11:12

馬力神　明治の廃仏毀釈で馬頭観音に変わって登場

4/17 11:14

県道に残る杉並木の名残

4/17 11:25

金売り吉次の墓
「吉次は平泉の藤原秀衡（ひでひら）に仕え、奥州の砂金を京で商いました。吉次は兄頼朝と不仲になり、平泉に逃れる義経の供をしましたが、この地で病に倒れ生涯を閉じました。」（解説版）
奥州街道白坂宿には吉次兄弟の霊を祀った吉次八幡があった

4/17 11:29

稲葉の一里塚　日本橋から24里　11:30　小山駅から20.2km
「壬生通りには1:喜沢（小山市）2:飯塚（小山市）3:壬生（壬生町）4:稲葉（壬生町）5:赤塚（鹿沼市）6:奈佐原（鹿沼市）7:鹿沼（鹿沼市）8:富岡（鹿沼市）9:小倉（今市市）10:板橋（今市市）11:室瀬（今市市）11の一里塚があった」」（解説版）

4/17 11:31

鯉沼九八郎翁碑
「稲葉村の出身で板垣退助の自由党に参加し、自由民権運動を弾圧した栃木県令の暗殺を計画し、爆弾製造に失敗暴発により左腕を失い、投獄された。出所後は栃木県議会議員を勤め、「加波山将軍」と称され活躍した」

4/17 11:35

？？

4/17 11:42

梅林天満宮　　
「合格太鼓を5回打ち、合格祈願」するそうだが
11:45 小山駅から21.5km 平均時速約4km、ここまで休みなく歩いた
何時になく妙に疲れたので境内で休ませてもらう

4/17 12:55

ようよう中華食堂「清華楼」を発見　　12:25 小山駅から23.6km

4/17 12:30

前後に食堂は無いので助かった、ここで昼食と大休止、麻婆豆腐定食（1300円）をいただく
少しばかり塩分濃いめだったが汗もかいたので丁度良い

4/17 12:56

食堂を出て直ぐに壬生町と鹿沼市の境

4/17 13:02

金毘羅宮

4/17 13:13

判官塚古墳
全長約60mの前方後円墳、源義経が冠を埋めたとか、塚穴に隠れ追っ手から逃れた等の伝説がある

4/17 13:18

磐裂根裂（いわさくねさく）神社
磐を裂き根を裂く開墾農耕の神

4/17 13:17

磐裂根裂神社から判官塚古墳を見る

4/17 13:21

北赤塚の一里塚 江戸日本橋より二十五里 13:20 小山駅より25.0km

4/17 13:27

4/17 13:55

楡木追分
壬生通（日光西街道）と日光例幣使道の追分、例幣道はここから群馬県倉賀野宿へ

4/17 13:54

追分道標　　貞享五年（1688）建立「右中山道 左江戸道」

4/17 13:58

奈佐原宿か鹿沼宿まで行く予定だった

4/17 14:13

疲れたので本日はここまで、楡木駅から帰ることに

撮影機器：

Canon EOS KISS M Canon

感想

noyama141

栃木県も群馬県に負けず古墳の多いところ
というか、栃木県南西部と群馬県南東部は元々一つの国「毛野国」だった
それが二つに分かれて上毛野国（かみつけのくに≒群馬県）と下毛野国（しもつけのくに≒栃木県）になった
それにしても、栃木県の古墳群を見るのは初めて
相変わらず歴史街道は学ぶことが多く面白い

もっと若いうちから街道歩きをしていればと思うが
馬齢を重ねてからこその面白さだとも思う今日この頃です