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Yamareco

記録ID: 8032566
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

陰陽分水嶺(国道314号芸備線脇駐車帯〜猫山〜鳥取広島県境〜鍵掛峠〜起点)

2025年04月19日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 鳥取県 広島県
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GPS
09:21
距離
23.1km
登り
1,315m
下り
1,304m

コースタイム

日帰り
山行
9:14
休憩
0:08
合計
9:22
距離 23.1km 登り 1,315m 下り 1,304m
6:55
114
スタート地点
8:49
8:50
15
9:05
9:11
409
16:00
16:01
16
16:17
ゴール地点
天候 快晴(夏日)
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
開始点:国道314号芸備線脇駐車帯
終了点:同上
コース状況/
危険箇所等
【猫山】
南稜上部岩稜帯には密度は薄いながら刺のある木々があるため皮手袋があると安心。所々に眺望良好のテラスがあり快適。岩の隙間の踏み抜きに注意。
西稜ははっきりした尾根のためか、ほぼ全行程踏み跡があるが、880m付近左分岐地点は分かり辛いためGPSで確認すると良い。
【県道446〜三坂峠間】
東面で大規模バイパス工事が進行中で一部分水嶺上まで工事範囲が及んでいるためライン取り注意。
その他周辺情報 ●ひばごん郷温泉すずらんの湯( http://dogoyama.jp/hot_spring.html )
営業時間
10:30 ~ 21:00 (3月~11月)
12:00 ~ 21:00 (12月~2月)
料金
大人:620円 小人:310円
(水曜日 大人:360円 小人:150円)
定休日
毎週火曜日
(ただし祝日・お盆・正月はのぞく)
2週間前の終了点よりスタート
2週間前の終了点よりスタート
まずは峠をチェック。朝から〇〇〇ポーズはやりません(笑)
まずは峠をチェック。朝から〇〇〇ポーズはやりません(笑)
芸備線を渡ると…
芸備線を渡ると…
入口。一見道が整備されているかのような錯覚を起こすが、これは、登山道ではなく水路点検のための踏み跡
入口。一見道が整備されているかのような錯覚を起こすが、これは、登山道ではなく水路点検のための踏み跡
水流の右手が分水嶺だが、まずは水路の取水ポイントを探りに行く
水流の右手が分水嶺だが、まずは水路の取水ポイントを探りに行く
分水嶺西の小沢と更に西側の沢を水源としていることを見届けて分水嶺に戻る
分水嶺西の小沢と更に西側の沢を水源としていることを見届けて分水嶺に戻る
序盤は植林帯。下草無くどこでも歩ける
序盤は植林帯。下草無くどこでも歩ける
△950.8に寄り道
尾根に戻ると視界が開け白滝山が見えた
尾根に戻ると視界が開け白滝山が見えた
明るい尾根を灌木の隙間を縫って進む
明るい尾根を灌木の隙間を縫って進む
石灰岩を思わせる奇怪な節理は蛇紋岩?
石灰岩を思わせる奇怪な節理は蛇紋岩?
南峰は近いが・・・
南峰は近いが・・・
このような刺のある灌木が待ち受けているため皮手袋があると心強い
このような刺のある灌木が待ち受けているため皮手袋があると心強い
四国の赤石を思い出させる赤褐色の岩塊
四国の赤石を思い出させる赤褐色の岩塊
背景から随分標高を上げてきたことが分かる
背景から随分標高を上げてきたことが分かる
分水嶺白滝山北端部分。中央の農地が△615.6あたり
分水嶺白滝山北端部分。中央の農地が△615.6あたり
比婆山方面が見えてきた
比婆山方面が見えてきた
猫山南峰着
三国山方面
南峰から猫山までは比較的はっきりとした踏み跡がついていて苦も無く進めた
南峰から猫山までは比較的はっきりとした踏み跡がついていて苦も無く進めた
手前南峰と奥白滝とのコラボ
手前南峰と奥白滝とのコラボ
猫本峰は樹林に囲まれており展望は無い
猫本峰は樹林に囲まれており展望は無い
この先北面に向けて一般登山道があるらしいがその恩恵には預からず西稜へと向かう。方角さえ間違わねばそのうち明瞭な尾根に乗る。踏み跡もあるため楽に下れた。
この先北面に向けて一般登山道があるらしいがその恩恵には預からず西稜へと向かう。方角さえ間違わねばそのうち明瞭な尾根に乗る。踏み跡もあるため楽に下れた。
どこかでお見かけしたような・・・(笑)
どこかでお見かけしたような・・・(笑)
北側には木々の間に道後山が見えた
北側には木々の間に道後山が見えた
下山完了。本日はラウンドのため帰りにも通ることになる
下山完了。本日はラウンドのため帰りにも通ることになる
向かいの稜線に登り返す。バイパス工事車両用だろうか?この上には舗装林道が走っていた
向かいの稜線に登り返す。バイパス工事車両用だろうか?この上には舗装林道が走っていた
山稜会プレートを見かけたところで小休止
山稜会プレートを見かけたところで小休止
バイパスを通すための法面工事は正に分水嶺のキワまで迫って来ていた
バイパスを通すための法面工事は正に分水嶺のキワまで迫って来ていた
道後山方面の全貌が見えてきた
道後山方面の全貌が見えてきた
R183三坂峠付近に飛び出したがここも微妙な傾斜感で峠感が薄い
R183三坂峠付近に飛び出したがここも微妙な傾斜感で峠感が薄い
後半戦に入る。まずはこの耕作放棄地から入る
後半戦に入る。まずはこの耕作放棄地から入る
畑のキワから入ると
畑のキワから入ると
呑み込まれようとする山稜会プレート。数十年の月日の流れが感じられた
呑み込まれようとする山稜会プレート。数十年の月日の流れが感じられた
その先のコブでは落ちたプレートを発見したので・・・
その先のコブでは落ちたプレートを発見したので・・・
脇の杭に掛けておいた。境界杭が続くのはかつて放牧されていた痕跡だろうか?
脇の杭に掛けておいた。境界杭が続くのはかつて放牧されていた痕跡だろうか?
舗装路に飛び出した。本日はここまでと思っていたが、もう1区間先まで行くらしい。実はここからが大変だった(笑)
舗装路に飛び出した。本日はここまでと思っていたが、もう1区間先まで行くらしい。実はここからが大変だった(笑)
樹間に見える△905.8を目指すが、思った以上に遠く見える
樹間に見える△905.8を目指すが、思った以上に遠く見える
天気予報では庄原は28度になるという。予報通りじわじわ気温が上がってきた。順応していない身体には堪える。ちなみにガーミンでは35度。そんなわけないだろうが・・・
天気予報では庄原は28度になるという。予報通りじわじわ気温が上がってきた。順応していない身体には堪える。ちなみにガーミンでは35度。そんなわけないだろうが・・・
ようやくたどり着いたココ。何でもない写真に見えるが左の谷が中央分水嶺江の川流域最後の源頭部。この先、右の尾根を挟んで日野川源流域となる。瀬戸内側は、太田川⇒沼田川⇒芦田川⇒高梁川と4大河川が入れ替わってきた間、日本海側はずっと江の川だった。始終接してきた江の川と別れる特別な場所なのだ
ようやくたどり着いたココ。何でもない写真に見えるが左の谷が中央分水嶺江の川流域最後の源頭部。この先、右の尾根を挟んで日野川源流域となる。瀬戸内側は、太田川⇒沼田川⇒芦田川⇒高梁川と4大河川が入れ替わってきた間、日本海側はずっと江の川だった。始終接してきた江の川と別れる特別な場所なのだ
その先5分で△905.8 
その先5分で△905.8 
次に来るヒト?のために△周囲をしっかり刈り払っておく
次に来るヒト?のために△周囲をしっかり刈り払っておく
東に向かって進み始めると正面に道後方面が見えてきた
東に向かって進み始めると正面に道後方面が見えてきた
再びササの中を進むと…
再びササの中を進むと…
北方、鳥取県側の展望が開けた。あの稜線は船通山方面か?
北方、鳥取県側の展望が開けた。あの稜線は船通山方面か?
林道に降り立つものの、すぐさま正面の笹斜面に突入
林道に降り立つものの、すぐさま正面の笹斜面に突入
鍵掛峠まではあと少しなのだが、いくつもの小コブを越えていかねばならない
鍵掛峠まではあと少しなのだが、いくつもの小コブを越えていかねばならない
暑くなければいい稜線に違いないと思う
暑くなければいい稜線に違いないと思う
バテバテになりながらもなんとか本日の終了点鍵掛峠に飛び出した…。
バテバテになりながらもなんとか本日の終了点鍵掛峠に飛び出した…。
広島:鳥取県境
ヤレヤレ。あとはロードを帰るだけ…っと言っても9キロあるが(笑)
ヤレヤレ。あとはロードを帰るだけ…っと言っても9キロあるが(笑)
傾斜もほどほどで膝に優しい
傾斜もほどほどで膝に優しい
猫山を正面に見ながら進み…
猫山を正面に見ながら進み…
炭酸で一息入れると疲労が回復してきた
炭酸で一息入れると疲労が回復してきた
バイパス工事の中…
バイパス工事の中…
東に猫山を眺めながら高度を落としていく
東に猫山を眺めながら高度を落としていく
道後山駅に寄ってみる
道後山駅に寄ってみる
せめて1日5便あれば…それでも営業運転していることが奇跡かもしれない
せめて1日5便あれば…それでも営業運転していることが奇跡かもしれない
かつての繁栄を想像しながら 駅舎の扉を閉めた
かつての繁栄を想像しながら 駅舎の扉を閉めた
ここを潜って
周回完了
クルマで移動する事5分。要害桜に立ち寄ってみる。まさか2週間後に来ることになろうとは前回は考えもせず
クルマで移動する事5分。要害桜に立ち寄ってみる。まさか2週間後に来ることになろうとは前回は考えもせず
葉桜になるギリギリのところを眺めることができた。
葉桜になるギリギリのところを眺めることができた。
前回登らなかった山城にも登ってみる
前回登らなかった山城にも登ってみる
本丸には小さな祠と説明版のみが残っていた。
ひばごんの里にて汗を流し、道後山中腹にて翌日に備え車中泊
本丸には小さな祠と説明版のみが残っていた。
ひばごんの里にて汗を流し、道後山中腹にて翌日に備え車中泊

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ニッカ―ズボン グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ 剪定バサミ 脛ガード 財布 クマスプレー

感想

足掛け5年近くかけ延ばしてきた県内中央分水嶺も残すところあと2ピッチとなった。道後山の最終回までのお膳立てとなる区間が、今回の国道314号芸備線脇駐車帯〜猫山〜鳥取広島県境〜鍵掛峠 だ。
春を一気に飛び越し最高気温28度という夏日、暑熱純化が追い付いていないところ終盤のヤブ漕ぎでヘロヘロとなったが、いよいよ残すところ1ピッチとすることができた。

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コメント

要点がよくまとめられた素晴らしいレポに仕上がってますね👏👏
だいぶカンニング疑惑がありますが😁
やはりビューが映える猫山南陵に引き込まれるのは当然ですが、pic40の江の川水系最終地点のポイントは、どんなに広大な流域もいつかは終止符が打たれるんだなという、県北西端からの分水嶺をひたすら辿って来た者にしか分らぬ特別感がありますよね🤔
でも翌日はまた片方が江の川水系に戻ったんですけどね🤣
2025/4/29 21:04
いつも自分のレポート書き始めたら二番煎じにならないよう、敢えてそちらのを見直さないようにしていますが、サブリミナルかな?無意識に引っ張られているかもですね。
江の川終止符が、ただの植林帯だったというオチというか意外性が、我々らしくていいじゃないですか。なんだろう?写真でも言葉でも表現できない不思議な感覚でしたね。
ここで翌日のことは言わないように…🤣
2025/4/30 10:13
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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