【新幹線の駅から登山】越前たけふ駅から日野山


- GPS
- 03:54
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 778m
- 下り
- 760m
コースタイム
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:54
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
<ゆき> 小杉541━628金沢702━824福井838(つるぎ9)846越前たけふ <かえり> 王子保1247━1312福井1317━1440金沢1505━1559小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
萱谷コース合流点から頂上までは、岩が露出してる道の登りで気を遣う。 平吹コースの最初の下りは、ロープありの難所(枯葉が積もって道が見えづらい)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
シェラフ
携帯トイレ
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感想
越前富士と呼ばれる名峰・日野山を、1年ほど前に開業したばかりの北陸新幹線の越前たけふ駅から登ってみた。
日野山には26年前の春に北陸線(現・ハピラインふくい)の王子保駅から登って、萱谷に下山したことがあった(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7789212.html)。萱谷に下山したはいいのものの、麓を走るバスが極端に少なく、結局、武生駅まで歩き通したけど、萱谷から武生駅に向かうよりも越前たけふ駅のほうが近い。もし、あの時すでに新幹線が開業してたら越前たけふ駅に向かってただろうか? 『青春18きっぷ』による日帰り登山だったから、新幹線があっても武生駅に向かってたと思う(苦笑)。
今回も最初から新幹線を使う気は無かったけど、武生駅から荒谷コース登山口最寄りの庄田までのパス(入谷線)に間に合うためにはどんなに朝早く『キャラメルハウス』(自宅)を出発しても普通列車の乗り継ぎのみでは無理で、どこかで新幹線の乗車が必要。バスに間に合わせるために新幹線乗るなら、最初から新幹線乗って越前たけふ行きゃいいじゃん!…ってことで、福井─越前たけふ間のみ新幹線に乗ることになった(苦笑)。
福井駅から乗車した『つるぎ9号』から降り立った越前たけふ駅のホームの窓から、これから向かう日野山の端正な姿が拝めた。越前たけふ駅の周囲のパークアンドライド用の駐車場は混雑が激しいと聞いてたけど、確かにクルマだらけだ(苦笑)。駅東口を8:50に出発。今回持参した1:25,000地形図『武生』は最新版だけど、まだ北陸新幹線開業が未反映のため、駅周辺は『ヤマレコMAP』頼りだったものの、駅を離れて用水沿いになってからは地形図利用に切り替える(苦笑)。県道を横断した先に庄田町の日野神社への参道があったのでこちらに進む。庄田町の日野神社の向かいには公民館が建っており、集落の中心的な印象。さらに進むと平林町に入り、ここを抜けるとしばらくは農地のなかを進む。クルマで荒谷コース登山口に向かう時には集落を迂回する道を往くのが一般的だと思うけど、その迂回路と合流し、さらに往くと登山者用のトイレと駐車場がある消防団の詰所の前を通過。駐車場では兄チャンたちが出発準備中。荒谷コースの登山口となる日野神社の駐車場にはたくさんのクルマで満車。ゴールデンウィークの初日ってことになってるうえに、登山日和の晴天。多くの登山者が登ってるんだろう。駅から40分足らずで、クルマが登れる限界地点の北陸自動車道の排気口の横に到着。ここで、ジョギングシューズからトレッキングシューズに履き替える。その間に、さっきトイレのある駐車場でみかけた兄チャンたちが通過してった。
登山道は最初は排気口の廻りを半周するような感じで沢沿いに入っていく。しばらく沢の音を聞きながら歩く。早くも登頂を済ませた登山者とすれ違う。ひと登りで送電塔が建つ広場に到着。ここで兄チャンたちが休憩してたので私が先行する形になったけど、この後、兄チャンたちの姿をみることはなかった。スギが植った鬱蒼とした林のなかを往く。市指定文化財の五基を通過するとすぐに水場。水場の主のような像が建ってたけど、鳴き声がうるさいカエルこそがこの地の真の主だろうか。水場から10分弱登ると、西谷からのコースと合流。ちょうど下山して来た登山者駐車場がひとり、西谷のほうに下りてった。
西谷コースと合流すると木々の間から麓の景色がみえるようになり、スタート地点の越前たけふ駅もしっかりみえた。尾根も次第に痩せて来て、ロープ場も出て来た。先行する2人組の登山者に道を譲ってもらい、さらに進むとひょっこりと萱谷コースとの合流点に到着。その前にソロ女性とすれ違った。萱谷コース合流点には26年前にも来てるハズだけど、見憶えかない…。萱谷コースは中部北陸自然歩道に指定されてるようで、この日初めて中部北陸自然歩道の標識をみた。
萱谷コースを合わせた後はさらに見晴らしが良くなり、部子山などの奥越の山や白山方面の山がみえるようになった。その一方で、さらに道が険しくなった印象。年配のソロのかたとすれ違ったけど、ここを下るのは大変そう。私も下ったことがあるハズだけど…(苦笑)。傾斜が緩んでくると頂上は近く、まずは社務所らしき建屋が現れ、少し進むと平吹側の休憩所と奥の院に到着。頂上の標識はあるし、白山の展望もあって何名かの登山者が休憩してたけど、三角点が無いので確認したら頂上はまだ先だったので、真の頂上へ向かう。三角点ピークには11:08に到着。木立に囲まれて展望がほぼ無いためか、誰も居ない…(苦笑)。木々の間から麓の集落がみえたので地図で確かめたら、萱谷町だった。
奥の院に戻り、平吹コースに入る。直下の休憩所では、上半身裸のオジイサンが精力的に片付けなどの作業をされていた。鳥居をくぐるとすぐに急坂の下り。枯葉が積もってて滑りやすい。ここを通過すると今は車輌の通行が無理そうな路面状態の車道跡に出たので、これを下る。少し下ると今回の山旅で初めて残雪があり、少しだけ雪面のうえを歩いた。雪の上を歩き終えてさらに車道跡を下ると、ファミリー登山の3人組とすれ違う。流石は、人気の山!
予め『らくルート』で組んでたルートは古道経由だったため『ヤマレコMAP』が「ルートを外れたようです」と警告を鳴らして鬱陶しい。古道と車道跡がクロスする箇所から古道に入り、以降は古道経由で下山。何度も車道(跡。下に行くに従って路面がマトモになって現役感が出てきた…苦笑)とクロスするので、それはそれで鬱陶しい(苦笑)。26年前にも通過したハズだけど、これも全く記憶に無い(苦笑)室堂付近で一旦古道と車道は合流するも、水場となる沢を過ぎると二手に分かれる。古道に入りすぐに倒木があり、通過時に滑った(苦笑)。あとは車道と何度もクロスし、最終的に堰堤の前の橋の手前で合流。そのまま沢沿いに下ってくと防獣ゲートがあ理、扉をくぐると扉の向こう面に「日野山登山口」と書かれていた(苦笑)。すぐに日野神社の境内となり鳥居をくぐると、これから日野山に登ろうとする女性2人組とすれ違った。県道に面した登山者用駐車場には12:30に到着。
王子保駅13:47発の列車に乗るつもりでこれまで歩いて来たけど、頑張れば1本前の12:47発の列車に間に合うんじゃね?…と気づき、頑張ることにする(苦笑)。電信柱2本分走ったら次の1本分までは歩き…といった感じで歩きと走りを混ぜた感じで王子保駅を目指したところ、12:44に王子保駅に到着。無事12:47発の列車に間に合った。
私が26年前に平吹コース(今回の下りルート)を登った時にみた焼餅石や石の唐戸、弁慶の三枚切といったスポットを、今回の下りでは全くみなかったけど、古道を通ったせいだろう。平吹コースよりも、今では荒谷コースのほうが人気が高いと聞く。実際歩いてみて、単調な平吹コースよりも変化があって面白みがあった。ハピラインふくい線の王子保─武生間に、しきぶ駅が来春開業予定だそうだけど、今度来る時には、しきぶ駅から西谷コースで登頂かな?(笑)
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