大矢田神社から天王山〜白山〜誕生山



- GPS
- 06:13
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 6:43
天候 | 薄曇りの晴天、黄砂が舞っているのか? 午前中無風も昼を回った頃から、 風が出る |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天王山から誕生山の道中に間違いなくスベる枯れ葉が 急坂に敷き積もっているため、トレッキングポールの キャップを確実に外して、慎重に進むこと。 |
その他周辺情報 | 【大矢田(おやだ)神社】 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/大矢田神社 |
写真
大矢田ひんここ祭は、美濃市の
大矢田神社で500年ほど前から
行われている五穀豊穣を祈願する
素朴な人形劇で、大矢田神社の
祭礼日と紅葉期間中に演じられて
います。ひんここ祭は、農民が
麦蒔きをしているところへ大蛇が
現れ農民に次々に襲いかかって
飲み倒し、そこへ須佐之男命
(すさのおのみこと)が現れて
大蛇を退治するという物語を
演じるもので、お囃しが
「ヒンココ、チャイココ、チャイ
チャイ、ホーイ」と聞こえるとこ
ろからこの名前がついたといわれ
ています。平成11年に国選択無形
民俗文化財になりました。
〜農水省HP〜
社伝によると、
深山に悪竜が棲み付き、困った里人
が喪山の天若日子廟所(現・喪山天神
社)に加護を祈ったところ、建速須佐
之男命を祀るよう夢告があった。 その
通り勧請を行うと、建速須佐之男命が
現れ、悪竜を退治してくれた。平和を
取り戻した里人は、建速須佐之男命と
天若日子命を祀る祠を建てた。
とのこと。
本殿は江戸時代初期の1672年(寛
文12年)、拝殿は1671年(寛文11
年)再建され、ともに重要文化財に
指定されていて、1723年(享保8年)
に再建された楼門は、美濃市の指定
文化財となっています。
装備
個人装備 |
靴下 ガッツマンPS-01
#ワオナブーツワイド
#1107698サポーテックタイツ
トレパン(膝丈)
【常着】NIKEの吸汗速乾長袖シャツ
【常着】吸汗速乾Tシャツ
【常着】ヘッドタオル
後ろメッシュの夏用ワークキャップ
軍手
#1128266レイントレッカージャケット
ヒマラヤでいつ買ったか分からんレインパンツ
ペットボトルホルダー
介護用ストロー
【完飲】valor selectお茶500ml
スマホ&スマホバッテリーホルダー
スマホバッテリー
バッテリーケーブル
スマホ
DEUTER FUTURA32
【完飲】左 valor select お茶500ml
【半飲】右 valor select お茶500ml
濃いみかん飴
【1箱食】カロリーメイト バニラ味×2箱
ヘッドライトGENTOS HW000X
単3乾電池×3
単3乾電池×3(予備)
アルコールティシュー
ゴミ袋
救急セット
マスク
キッチンペーパー
ゴミ袋(予備)
タオル×2
折り畳みアウトドアチェア0.35kg×2
valor select お茶500ml
鍵束
財布
|
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感想
距離適性を危ぶまれながら中山2500mを、三冠馬
ナリタブライアン、女傑ヒシアマゾン、黒い刺客ライ
スシャワーを従えて、軽快に先頭を駆けながら、最終
4コーナー手前で馬群に沈んだツインターボ。
ゴールまでが競馬であるように、少なくとも下山後、
装備を解くまでが山行である…
山行の準備は、前日にリストアップした装備品をザッ
と家にあることを確認しただけで当日の荷造りだった。
骨折後、先々週に初めての外歩きを問題なくすませ、
本格的な山行に向かう朝、目覚めると明るい日差しが
差し込んでくるのに、あまり気乗りしてない自分。理由
は分からない。気分や感情を考察したところでタマネギ
を剥くようなもので、その中心には何もないことはわか
っている。ただ、あまり気が乗っていない、ただ、それ
だけのことでしかない。
ある者は、やる気スイッチを探し、ある者は自分を
奮い立たせ、ある者は気乗りしない自分を否定しようと
する。そうやって気乗りしていない自分を認めようとせ
ず、自分の感情にアクセントを付けて、自分に行動を強
いる。自分の気分に嘘をつかせようとする。そうして重
ねた嘘は、自分の中に積もり積もって、ありのままの自
分を無意識の底へ沈み込ませ、自分で自分を見つめる術
を奪ってしまう。
待ち合わせ場所の大矢田神社駐車場に軽く先着し、
靴を履き、トレッキングポールを110cmの上り下り両
用サイズに調整し終わった頃、若者の車が入ってきた。
おはようございますの挨拶を交わした後、
「なんかあんまり気が乗ってないんだよね。」
と事もなげに彼に話した私に、若者は、
「途中で引き返せますからね。」
と軽く応じてくれた。
木陰でひんやりした大矢田神社で山行の無事を祈願
し、社殿向かって右側から山に入る。一気に汗ばむ
ところまで自分を持って行く。前回の外歩きでは感じ
ることができなかった浅い呼吸と額から滴る一筋の汗、
暖まった。
静かにおだやかに歩を進める自分の中で、ペースを
上げる(落とさない)ためにはというお題の解決策が
唐突に頭の中に湧いた。
「できるだけ足をそろえないようにすること、必ず
後ろ足を追い越してその前に片足を着地させること」
初めて御嶽山に登って、日没後に下山したとき、
「足をそろえずに、前に出せ」としきりに注意を受け
たことが思い出された。トレッキングポールに体重を
かけることもままならなかった私が足場の悪い上り
下りで後ろ足の重心を追い越した前足に移動させると
いう当たり前の歩き方などできるはずもなかった。
右足首の骨折が回復するまで、頼らざるを得なかっ
た左足は否応なしに右足の代わりをつとめさせられた
おかげで、重心を残したり、かけたりすることに無意
識に信頼がおけるようになっていた。おそらくその
左足の感覚が、三年前に注意を受けた記憶を呼び起こ
させ、向き合う術を言語化したのだろう。こんな面白
いことはない。
道中、足をすべらせようと虎視眈々と敷き詰められ
ている枯れ葉に対して、トレッキングポールのキャッ
プを外した方がいいという若者からの助言もあって、
慎重さを持ちながらも、おそらく、今までの山行の中
で最も淀みない巡航が出来た。ペース0.6〜0.7くらい
だったと思う。
そんなペースで巡航しても、心肺には問題がなかっ
たが、下りの残り1kmくらいで左膝が泣いた。
それまで問題なく重心を残したり、かけたりしてい
たのに、鋭い痛みが生じたことで、若者曰く、「前の
骨折して下りてきた時くらいの速度」というくらいの
急減速と、骨折時とは違う鋭い痛みに、奇声を上げな
がら、一歩、一歩足をそろえて下山することになった。
自分の今の体では受け止められないペースの巡航を
実現できる体にするためには、やはり、筋トレと十分
なタンパク質の摂取を継続していくことなんだろう。
こんな年になり、学びでもない気づきと向き合うよ
うになって、しばらく経つが、うまくいったことより
も不具合からの方が気づきを得られやすい。
若者と解散した後、車内で、おそらく今回の山行で
は、大矢田神社の球遊びする狛犬と、厳かな宮川の源
流点くらいしか覚えていないんだろうとなぁと思った
が、それでいい。私の山行はそういう山行なんだから
と自分に言い聞かす自分の声が聞こえたような気がし
た。
ひょっとしたら、自分でつぶやいていたのかもしれ
ない。
コメント
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こんにちは。
右足のぶんまで頑張り続けてきた左足には きっと 奇声をあげる程のお疲れが溜まっているのでしょう。労ってあげて下さい。
代表写真が 山頂に咲く藤の花👏✨
パワースポットである源流点。その隠れ水の そのもっと源が気になり 地図を見てみると、みんなの足跡が。なんと、隠れ窟があるじゃないですか。
緩い筋肉痛をまとわせながらのお昼寝で
至福の時を過ごしておりました。
ご指摘の宮川の源流点の隠し窟(洞)に
ついての表示板を私たち一行はすっかり見
落として山行を完了してしまったので、
何のことやらさっぱりで、ググってみたら
Yamapさんの方で表示板の画像を見つけ
ました。神洞地区にあるそうなんですね。
どうやらmarinさんのおかげで、さらな
る踏査を計画できそうです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1231282.html
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