阿武隈川水系 大滝川 幻の大滝登攀
ばにこ
mooree
Hiroshiiiii
- GPS
- 03:35
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 405m
- 下り
- 406m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:36
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:36
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
阿武隈川水系 滑川 大滝川 幻の大滝登攀 ラバー 水量平水 雪渓なし 釣り師多数 ■アプローチ 駐車地点から大滝川左岸の林道を歩く。 どこから入渓してもいいが、見る限り沢は平凡の渓相。且、先行の釣り師がいるはずなのでしばらく林道を進む。 堰堤を4〜5個越え、釣り師をパスしてから入渓するが、幻の大滝の看板が随所にあり、踏み跡もあるのでそれを追う。 630m二俣で、紛らわしい看板に騙されて左俣に入ってしまい戻る。因みに、左俣には30m程の滑滝があった。 630m二俣を右に入ると、すぐに640m二俣。これを左に入り少し進むと、幻の大滝が見えてくる。 歩き出しから幻の大滝まで、1時間。（15分のロス含む） ■幻の大滝1P目25m �卦� 滝中央から左上し、水線左から直上。軽くシャワーを浴びながら中間テラスの灌木でピッチを切る。中間支点はハーケン1個カム1個。 2P目15m �元� 上段はそのまま水線左を簡単に登れそうだったが、敢えて水線をトラバースして右に移り、そのまま直上ルートを選択。 水線トラバースが核心。 右に抜けた後もどっかぶりで攀じり、顔面シャワーを浴びながらヌルヌルの岩を抱きかかえるようにしながら上がるとようやく安堵。 左岸の灌木が終了点。中間支点はハーケン2個。 その上にも3m程の最上段があり、下からトータルで50mくらいかと思う。 ヌメりはあるのでタワシはあったほうがいい。カムよりはハーケン有効。 登攀後は左岸斜面を少し上がると踏み跡を発見。これを下って行くと小尾根を乗っ越し右俣へ簡単に降り立った。 右俣を少し下降し、二俣へ合流。往路の道を戻った。 |
写真
拍手
沢初めのヒロシーさん。指が悴んで回収出来ないかもと言っていたのでセカンドの私が回収。回収する物がないので爆速で上がってきた(笑)
mo）早すぎてばにこと大笑い。
回収する物がないので爆速で上がってきた(笑)
mo）早すぎてばにこと大笑い。
mo）水流の中のホールドとスタンスを見つけられるかが鍵。
mo）因みに水流トラバースしなくても、水線左際を登れば簡単だと思います。
もう1回！！ぶっこむ！断念。モーリーさんにバトンタッチ！
この時点で私のお腹がピーピー状態。この状態で水にぶっ込んだら大惨事を撒き散らしかねないので1人、離脱して巻く。
断念。モーリーさんにバトンタッチ！
この時点で私のお腹がピーピー状態。この状態で水にぶっ込んだら大惨事を撒き散らしかねないので1人、離脱して巻く。
冷たい中、奮闘して登ってきたモーリーさん。巻いてる途中見てたけど、上部も意外と悪い。
mo）上に抜けて安堵してたら上からばにこに撮られてた。
巻いてる途中見てたけど、上部も意外と悪い。
mo）上に抜けて安堵してたら上からばにこに撮られてた。
装備
| 個人装備 |
50ｍザイル ガチャ類 ビバーク装備
|
|---|
感想
2日目はヒロシーさんが参加出来るって事でヒロシーさんリクエストの須賀川の幻の大滝へ行くことにした。
足尾から須賀川に移動中はお腹が減りすぎて食べ物の事しか頭にない。
朝にラーメンと途中でおにぎり1個。そりゃお腹も減るわ。
お腹を満たし、駐車場でビール。風も強く寒い。
就寝。途中お腹が痛くて目が覚めた。夜中は風が強かった。
朝、眩しくて起きた。風も強い。準備をしてたら風も収まりポカポカ陽気。気分はこのままビール飲みながら花見でもいいなと思った(笑)
ヒロシーさんが合流してようやく沢モードに切り替わる。
堰堤の下から入ろうと思ったけど、釣り師の方が居たので、ずっと作業道と登山道を歩いていった。
所々に看板やピンテもあって親切ね〜なんて話をしながら歩いてたのに遡行する沢を間違える(笑)
戻ってすぐ幻の大滝はあった。
見た写真より立っている。そしてシャワー(笑)
1Pをモーリーさんがいき、セカンドで登ったが冷たい。ネオプレーンのベストを持ってくればよかったと後悔した。
そして2Pをヒロシーさんが行くが最初のシャワで横断するところで手こずる。
それを見ていたらだんだんお腹が。。。ピーピーになってきた私。
シャワー横断中に大惨事を撒き散らして汚名を付けられるのを回避するため離脱をして巻いた(笑)
後でモーリーさんにそれでも気にせずぶっ込めば良かったのにと言われたが、そんな事をした今シーズンは脱〇のばにこと呼び続けられるだろう。
それだけは嫌だ。もう少しレディーでいたいのだ。。。
上がったら踏み跡があり降りてまた登山道と作業道を歩く。
車に戻るとポカポカ陽気。春ですね〜。シーズン始まったなぁと実感した日でした。
福島は須賀川市にある幻の大滝。
この大滝も、前回の三階滝やニノ沢なんかと同じで、この辺りの沢を探して地形図を見ていたら偶然見つけた場所である。
この幻の大滝は、約40年前の1986年に発見されたらしく、歴史はまだ浅い。
何故幻なのかはわからないが、数少ない滝屋の写真を見ると登れるんじゃないかと密かに目を付けていた滝だ。
遡行同人ゴルオヂの中でも、無類の大滝登攀好きで知られるヒロシー始動のタイミングを待ち、派手な沢始めとしてこの幻の大滝登攀をぶち込んでみた訳だ。
途中間違って、登らなくてもいいナメの大滝を登ったりして道草を食ったが（あれが幻の大滝じゃなくて良かった）、ついに出た幻の大滝と対面すると、そのデカさに否が応でもテンションが上がり、冷静さを保つ為にはタバコ1本ではとても足りないくらいだった。
登攀ラインを目で追うと、もう瀑芯に突っ込みどっかぶりで登攀するイメージしか湧かなかった。
2P目の水線トラバースルートなんかは、私が
「トラバースして直上だ！」
なんて言わなければ、2P目リードのヒロシーは普通に水線左を登攀していたかもしれない。
それはそれで立派な大滝登攀にはなるのだが。
結局自分が言ったルートを自分がリードする羽目になり、意を決して突っ込み無事にトラバース成功。その後もイメージ通りのどっかぶりシャワーを喰らって無事に滝上に辿り着いた。
フォローのヒロシーも、ハーケンを回収して落ちたら振られるトラバースをこなし、全身ずぶ濡れで上がってきてくれた。
あれ？ばにこは？と思って顔を上げると、猿の如く木に登ってカメラを構えてる姿がそこにあり、マジで笑えた。
大満足の大滝登攀だった。快心と言っていいだろう。
予定では滝上からもしばらく遡行し、源頭付近から尾根に上がって下山する予定だったが、登攀を終えて一服しながら、
「もういいんじゃない？帰ろう」
の一言と共に目の前の斜面を上がり帰路に就いた。
幻の大滝。
登攀を終えてさっさと下山した我々だが、もしかしたらまだその先に、誰の目にも触れぬ本当の幻の大滝が眠っているのかもしれない。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する