記録ID: 80715
全員に公開
沢登り
谷川・武尊
【谷川岳】湯檜曽川西黒沢
2010年10月01日(金) [日帰り]
pmon
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,229m
- 下り
- 1,229m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
6:00マチガ沢出合-6:30西黒沢出合-6:40入渓点-6:50白鷺滝-8:10ザンゲ沢出合-9:55三俣-10:30大滝上-12:30奥の二俣-13:30天神尾根-14:00〜14:30トマノ耳-15:55マチガ沢出合
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
遡行者は少ないようで、高巻き等での踏み跡はほとんど無い。残置ピトンはここぞというところにはあるが、あってもかなり古い物と思われ使用するときは注意が必要。 |
写真
拍手
重機の立ち並ぶ出合い。マチガ沢出合から来たので、スキー場駐車場をエスケープし西黒橋上から作業道に入る。
作業道がロープウェイ下に入る手前が入渓点になる。この上から入ると白鷺滝を巻くことになる。
田尻沢出合い。左の四角い土管から流れ出てくるのが田尻沢の水流で、この上を作業道が通っている。
この先ザンゲ沢出合まで冗長的な川原歩きが続くが、時折このような滝が現れる。
ガレ沢出合。実はこの時点でザンゲ沢に入っており、手前のインゼルで左寄りにルートを取っていなかったため、本流出合を見失っていた。
逆層8m滝。登攀記録もあるが、今の自分には無理なので、手前のガレ沢(左岸)から高巻く。高巻きルートはガレを20m程登り草ツキを頼りに左へトラバースすると灌木が現れる。この灌木を支点に10mほど懸垂下降し沢床へ戻る。古い残置シュリンゲがある。
10/3 7:11
逆層8m滝。登攀記録もあるが、今の自分には無理なので、手前のガレ沢(左岸)から高巻く。
高巻きルートはガレを20m程登り草ツキを頼りに左へトラバースすると灌木が現れる。この灌木を支点に10mほど懸垂下降し沢床へ戻る。古い残置シュリンゲがある。
高巻きルートはガレを20m程登り草ツキを頼りに左へトラバースすると灌木が現れる。この灌木を支点に10mほど懸垂下降し沢床へ戻る。古い残置シュリンゲがある。
久しぶりの谷川の草ツキを味わい、どっと疲れが出てしまった。逆層8m滝上の小滝。これを越えると、S字状廊下となる。
1段目、2段目は容易(��)。ラインは適当に取れ、高度感はあるものの豪快な登攀が出来る。写真は3段目基部から下を望む。
3段目はすだれ状で全体的に濡れている。右岸草ツキとのコンタクトラインを登る。
4段15m滝。2段目がイヤらしく、身体をくねらすムーブが入り、単独ノーザイルのため肝を冷やす。グレードは�元蕕�な?古い残置ピトンがあった。
10/3 7:13
4段15m滝。2段目がイヤらしく、身体をくねらすムーブが入り、単独ノーザイルのため肝を冷やす。グレードは�元蕕�な?古い残置ピトンがあった。
核心部の8m滝が見えてきた。前衛に3つの滝を有する。とりあえず空身で近づいてみる。
前衛滝3つ目を通過すると、本命が現れた。意外に高さがない。左壁から流水を渡り、右から突破が可能と思われる。空身で登って荷揚げしようかとも思うが、相当なシャワーを浴びそうである。久しくまともなルートファインディングをやっていないので、ここは訓練を理由に高巻くことにする。
10/3 7:14
前衛滝3つ目を通過すると、本命が現れた。意外に高さがない。左壁から流水を渡り、右から突破が可能と思われる。空身で登って荷揚げしようかとも思うが、相当なシャワーを浴びそうである。
久しくまともなルートファインディングをやっていないので、ここは訓練を理由に高巻くことにする。
久しくまともなルートファインディングをやっていないので、ここは訓練を理由に高巻くことにする。
右岸奥壁に取り付く。灌木は皆無で万が一の下降に備えて�卦蕕匹泙蠅療俘気脳�しずつ高度を上げる。40〜50m直登すると2mほどの垂壁に阻まれる。タタミ1畳ほどの大きなテラスがある。写真はそこから下流を見下ろす。
10/3 7:14
右岸奥壁に取り付く。灌木は皆無で万が一の下降に備えて�卦蕕匹泙蠅療俘気脳�しずつ高度を上げる。
40〜50m直登すると2mほどの垂壁に阻まれる。タタミ1畳ほどの大きなテラスがある。写真はそこから下流を見下ろす。
40〜50m直登すると2mほどの垂壁に阻まれる。タタミ1畳ほどの大きなテラスがある。写真はそこから下流を見下ろす。
テラスから上流を見下ろす。4つ目の右岸にかかる滝が本流出合の滝で、そこを目指さなければならない。
左に延びるバンドから回り込むように2m垂壁上部に出る。左上に顕著なピナクルがあり、写真撮影したこのあたりから、沢床に向かってトラバースを開始する。
幸いにも、草ツキの傾斜は緩く安定しているので、さほど恐怖心はない。ホールドは草ツキ、スタンスは岩という感じで進む。残念ながら、カメラ(携帯)の電池が無くなってしまい、ここからの写真はほとんど撮れなくなってしまった。
このバンドは、6mCS滝基部まで続いており、最後10mのクライミングダウンで沢床に降りることが出来る。しかしながら、この滝も直登は困難で、クライミングダウンしたルートをそのまま戻り、更にトラバースを続け本流出合滝右岸フェースまでトラバースする。本流出合滝右岸フェースはなるべく流水に近づき、流水左のカンテを登るか、真ん中あたりから流水の中に入ることも可能であった(�掘銑�+)。
ここまで、残置ピトン、灌木は皆無。
幸いにも、草ツキの傾斜は緩く安定しているので、さほど恐怖心はない。ホールドは草ツキ、スタンスは岩という感じで進む。
残念ながら、カメラ(携帯)の電池が無くなってしまい、ここからの写真はほとんど撮れなくなってしまった。
このバンドは、6mCS滝基部まで続いており、最後10mのクライミングダウンで沢床に降りることが出来る。しかしながら、この滝も直登は困難で、クライミングダウンしたルートをそのまま戻り、更にトラバースを続け本流出合滝右岸フェースまでトラバースする。本流出合滝右岸フェースはなるべく流水に近づき、流水左のカンテを登るか、真ん中あたりから流水の中に入ることも可能であった(�掘銑�+)。
ここまで、残置ピトン、灌木は皆無。
残念ながら、カメラ(携帯)の電池が無くなってしまい、ここからの写真はほとんど撮れなくなってしまった。
このバンドは、6mCS滝基部まで続いており、最後10mのクライミングダウンで沢床に降りることが出来る。しかしながら、この滝も直登は困難で、クライミングダウンしたルートをそのまま戻り、更にトラバースを続け本流出合滝右岸フェースまでトラバースする。本流出合滝右岸フェースはなるべく流水に近づき、流水左のカンテを登るか、真ん中あたりから流水の中に入ることも可能であった(�掘銑�+)。
ここまで、残置ピトン、灌木は皆無。
出合滝を過ぎると、すだれ状の滝が現れる。
日が照ってきたので、休憩がてら携帯のソーラー発電を試みる。
日が照ってきたので、休憩がてら携帯のソーラー発電を試みる。
沢筋は細くなり、左右から笹藪が覆い被さるようになる。程よく行くと最後の8m滝が姿を現す。右の草ツキから小さく越える。最後のツメは、笹藪が濃いためそのまま流水を辿る。登山者の声が近づいてくると、草原上になるが、ここは谷川!楽はさせてくれない(笑)。所詮草ツキなのである。
笹藪と草原のコンタクトラインを登るのが良かったのかもしれないが、タイミングを逃し登りすぎてしまった。登山道に延びる岩盤を見つけ、フリクションを効かせ何とか登山道に飛び出ることが出来た。トマノ耳まで30分というところだろう。
沢筋は細くなり、左右から笹藪が覆い被さるようになる。程よく行くと最後の8m滝が姿を現す。右の草ツキから小さく越える。
最後のツメは、笹藪が濃いためそのまま流水を辿る。登山者の声が近づいてくると、草原上になるが、ここは谷川!楽はさせてくれない(笑)。所詮草ツキなのである。
笹藪と草原のコンタクトラインを登るのが良かったのかもしれないが、タイミングを逃し登りすぎてしまった。登山道に延びる岩盤を見つけ、フリクションを効かせ何とか登山道に飛び出ることが出来た。トマノ耳まで30分というところだろう。
最後のツメは、笹藪が濃いためそのまま流水を辿る。登山者の声が近づいてくると、草原上になるが、ここは谷川!楽はさせてくれない(笑)。所詮草ツキなのである。
笹藪と草原のコンタクトラインを登るのが良かったのかもしれないが、タイミングを逃し登りすぎてしまった。登山道に延びる岩盤を見つけ、フリクションを効かせ何とか登山道に飛び出ることが出来た。トマノ耳まで30分というところだろう。
撮影機器：
感想
西黒沢の存在は誰でも知っているでしょうが、その素晴らしさを知る人は少ないのでは…。谷川岳本峰に突き上げちょこっと登るにはちょうど良い沢でした。ただ、資料が少なく大滝上の大高巻きを初見で行うのはかなり勇気がいりました。だからこそ、冒険的で面白いのですが…。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：1486人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
関連する山／近くの山
トマノ耳の最新記録
【谷川】トマノ耳～オキノ耳（西黒尾根から）
2024年05月12日 (日帰り) [C]
谷川岳
2024年05月11日 (日帰り) [A]
谷川岳 主脈縦走
2024年05月11日 (日帰り) [B]
【谷川連峰】馬蹄形縦走(反時計回り)
2024年05月11日 (日帰り) [B]
谷川岳
2024年05月11日 (日帰り) [C]
ラクダの背(ラクダのコブ)の最新記録
【谷川】トマノ耳～オキノ耳（西黒尾根から）
2024年05月12日 (日帰り) [C]
谷川岳 主脈縦走
2024年05月11日 (日帰り) [B]
【谷川連峰】馬蹄形縦走(反時計回り)
2024年05月11日 (日帰り) [B]
谷川岳(登り：西黒尾根、下り：田尻尾根)
2024年05月11日 (日帰り) [S]
西黒尾根から谷川岳、茂倉岳へ。土樽へ下山
2024年05月10日 (日帰り) [B]
いいねした人