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Yamareco

記録ID: 807623
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

【硫黄岳】プチホワイトアウトの山頂

2016年02月06日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
17.6km
登り
1,325m
下り
1,317m

コースタイム

日帰り
山行
8:05
休憩
0:40
合計
8:45
6:52
44
7:36
7:36
50
8:26
8:27
47
9:14
9:25
124
11:29
11:29
22
11:51
11:51
68
12:59
13:27
40
14:07
14:07
37
14:44
14:44
53
天候 曇り時々晴れ、稜線〜山頂はガス
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・美濃戸口八ヶ岳山荘駐車場へマイカー駐車(500円/1日)
 中央道諏訪南〜約10KM。
 八ヶ岳山荘で駐車券提示で珈琲1杯無料(500円相当)。
 6時15分頃到着時点で上から2段目の駐車場は半分程度の駐車台数。
コース状況/
危険箇所等
■美濃戸口〜美濃戸
 道中の半分近くは土が露出していた印象。
 雪は少なく凍結気味で下り際は難儀した。

■美濃戸〜堰堤広場
 雪は少なめ。凍結箇所も少々あり。

■堰堤広場〜赤岳鉱泉
 トレース明瞭、締まった雪で非常に歩きやすい。

■赤岳鉱泉〜森林限界
 トレース明瞭、締まった雪で非常に歩きやすい。
 但し、大同心とジョウゴ沢方面へもトレースが伸びているので要注意。
 ※我々は一度ジョウゴ沢方面に進んでしまった…
 ルートの常に左側且つ北向きの辿れば大丈夫と思う。

■森林限界〜硫黄岳山頂
 トレースはある程度明瞭。雪は軟らかめ。
その他周辺情報 ■登山後の温泉
 もみの湯 入浴料500円
 http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html
八ヶ岳山荘から出発。雪は少ない。
八ヶ岳山荘から出発。雪は少ない。
美濃戸までの道。轍は凍結気味。
美濃戸までの道。轍は凍結気味。
やまのこ村。
北沢方面へ向かう。
北沢方面へ向かう。
堰堤広場まで退屈な車道歩き。
堰堤広場まで退屈な車道歩き。
堰堤広場。
ここからようやく登山道。
ここからようやく登山道。
トレースは明瞭。雪が締まってキュッキュッと良い音。
トレースは明瞭。雪が締まってキュッキュッと良い音。
赤岳鉱泉のアイスキャンディー。
赤岳鉱泉のアイスキャンディー。
別アングルから。美しい色合いである。
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別アングルから。美しい色合いである。
赤岳鉱泉で小休止。
赤岳鉱泉で小休止。
雲が少し切れてうっすらと青空が見えた。晴天に淡い期待を込める。
雲が少し切れてうっすらと青空が見えた。晴天に淡い期待を込める。
大同心分岐。右が大同心、左が硫黄岳方面。ここはルート通り突破。
大同心分岐。右が大同心、左が硫黄岳方面。ここはルート通り突破。
青空が見えた。この頃は山頂での晴天の可能性も考えていた。
青空が見えた。この頃は山頂での晴天の可能性も考えていた。
トレース辿って進んで行ったらこの時既にジョウゴ沢方面へのルートミスを犯していた。
トレース辿って進んで行ったらこの時既にジョウゴ沢方面へのルートミスを犯していた。
小さい氷爆。左から登れそうなのでそのまま進んでしまった。
小さい氷爆。左から登れそうなのでそのまま進んでしまった。
デカイ氷爆。これは登れない。おかしいと思い引き返す。コンパス・地図・GPSで現在地確認したらやはりルートからズレていた。
デカイ氷爆。これは登れない。おかしいと思い引き返す。コンパス・地図・GPSで現在地確認したらやはりルートからズレていた。
ジョウゴ沢分岐まで戻ってきた。この写真左側が硫黄岳へのルート。我々は右側の樹林帯についたトレースを辿って知らずにジョウゴ沢方面へ進んでいた。
ジョウゴ沢分岐まで戻ってきた。この写真左側が硫黄岳へのルート。我々は右側の樹林帯についたトレースを辿って知らずにジョウゴ沢方面へ進んでいた。
ジョウゴ沢分岐から斜度が急になる樹林帯を進んでゆく。
ジョウゴ沢分岐から斜度が急になる樹林帯を進んでゆく。
森林限界地点。晴天への淡い期待が脆くも崩れ去る。山頂方面はガスっている。
森林限界地点。晴天への淡い期待が脆くも崩れ去る。山頂方面はガスっている。
赤岩の頭下部。ガスが更に濃くなってきた。幸いトレースはしっかりついていたのでトレースを外さないように注意深く進む。
赤岩の頭下部。ガスが更に濃くなってきた。幸いトレースはしっかりついていたのでトレースを外さないように注意深く進む。
硫黄岳山頂。視界なし。強風。滞在時間1分未満。
硫黄岳山頂。視界なし。強風。滞在時間1分未満。
そそくさと下山。これ以上白くなったらマズイ。
そそくさと下山。これ以上白くなったらマズイ。
少し下がったところでガスが少し晴れた。これくらい視界がきけば安心である。且つ樹林帯まではあと少しなので一心地だ。
少し下がったところでガスが少し晴れた。これくらい視界がきけば安心である。且つ樹林帯まではあと少しなので一心地だ。
赤岳鉱泉まで下りてきた。氷爆へ挑んでいる方々。カッコいい。
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赤岳鉱泉まで下りてきた。氷爆へ挑んでいる方々。カッコいい。
堰堤広場。ここから退屈な車道歩きが待っている。
堰堤広場。ここから退屈な車道歩きが待っている。
美濃戸口へ帰還。
美濃戸口へ帰還。
breezong本日の一枚「雪の結晶?」
breezong本日の一枚「雪の結晶?」
breezong本日の一枚「ジョウゴ沢?の氷柱」
1
breezong本日の一枚「ジョウゴ沢?の氷柱」
breezong本日の一枚「アイスキャンディーに興ずる方々」
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breezong本日の一枚「アイスキャンディーに興ずる方々」

装備

備考 美濃戸〜赤岳鉱泉の登りはノーアイゼン+ストック。
赤岳鉱泉〜硫黄岳の登り下りは12本アイゼン+ストック。
赤岳鉱泉〜美濃戸の下りは軽アイゼン+ストック。
美濃戸〜美濃戸口の下りはノーアイゼン+ストック。

感想

冬の八ヶ岳、雪山を志す者にとって憧れのフィールドである。
これまで、北横岳・蓼科山・編笠山・天狗岳と順調に踏破してきた。
とすると、次の目標は硫黄岳である。こうして山行を計画した。
赤岳鉱泉の1泊も視野にいれたが、日帰りで行く事にした。
暖冬少雪の煽りを受け、積雪が少ないだろうとは思っていたが、
美濃戸口〜美濃戸までの道中は特にその傾向が顕著だった。
感覚的には行程の半分近くは土が露出していた印象だ。
積雪というよりは凍結箇所が多く厳冬期の八ヶ岳としては少々残念。
ただ、堰堤広場より上部は締まった雪で極上のコンディションだった。
山頂では、ホワイトアウト寸前とも言えるガスに覆われ展望は皆無。
今冬、中々八ヶ岳ブルーはお目にかかれず、いつも手厳しい(笑)
硫黄岳日帰りは、体力的にタフな行程だったが、充実度は高い。
次こそは八ヶ岳ブルーの中、できれば赤岳も検討していきたい。

今回も成功。

2016年はできればたくさんの山に行きたい、と筑波山に登り願掛けしたが、1月は仕事などもあり結局筑波山にしか行けず…。今回はたっぷりと雪山を楽しむべく硫黄岳にチャレンジ。
行程は長く、なかなか手ごたえのある登山で満足したが、期待した八ヶ岳ブルーは拝めず。下山途中に山頂付近はガスが取れたようであったが、我々が登頂した時間帯はガスが濃く、風も強く山頂に滞在した時間はごくわずかであった。
今回の見どころとしては赤岳鉱泉のアイスキャンディーと道迷で発見したジョウゴ沢の氷瀑か。とてもきれいだった。
次回はぜひ八ヶ岳ブルーをこの目に焼き付けたい。次に八ヶ岳に登る際のターゲットは赤岳か。期待したい。

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