記録ID: 80954
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ハイキング
日光・那須・筑波
袈裟丸山
2009年08月12日(水) [日帰り]
oginchan
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
登山口 発 8月12日 7:04 0m 0m 841m
2 寝釈迦 着 7:59 1604m 1604m 1196m 55分
発 8:07
3 賽ノ河原 着 9:02 1377m 2981m 1521m 55分
発
4 小丸山 着 9:52 1902m 4883m 1676m 50分
発
5 避難小屋 着 10:07 894m 5777m 1665m 15分
発
6 前袈裟丸山山頂 着 11:08 704m 6481m 1878m 61分
発 11:37
7 小丸山 着 12:24 1598m 8079m 1676m 47分
発
8 賽ノ河原 着 13:08 1902m 9981m 1521m 44分
発
9 つつじ平 着 13:10 100m 10081m 1527m 2分
発 13:14
10 登山口 着 14:40 3081m 13162m 841m 96分
2 寝釈迦 着 7:59 1604m 1604m 1196m 55分
発 8:07
3 賽ノ河原 着 9:02 1377m 2981m 1521m 55分
発
4 小丸山 着 9:52 1902m 4883m 1676m 50分
発
5 避難小屋 着 10:07 894m 5777m 1665m 15分
発
6 前袈裟丸山山頂 着 11:08 704m 6481m 1878m 61分
発 11:37
7 小丸山 着 12:24 1598m 8079m 1676m 47分
発
8 賽ノ河原 着 13:08 1902m 9981m 1521m 44分
発
9 つつじ平 着 13:10 100m 10081m 1527m 2分
発 13:14
10 登山口 着 14:40 3081m 13162m 841m 96分
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
お盆休みに入る前の天気予報ではお盆期間中の天気はあまり良くなく、台風9号が去った12日に唯一晴れるというものだった。実際はお盆期間中は晴天続きで大気も安定し山日和だったのだが、それは連休が終わったあとの結果であり12日現在ではこの日しか無い登山日だった。例年なら秩父入川で夏合宿をするぺんぎん隊なのだが、今年は仲間の都合が悪く中止となり行き先に困ったぺんぎん隊は9月の渓歩きに備えた足慣らしも兼ねて登山を選ぶことになった。行き先の候補は皇海山や女峰山なども出たのだが隊長の希望で(歩行時間が一番短い予定の・・・)袈裟丸山に決まった。 朝5時に家を出た時点で空は雲ひとつ見えない快晴。それが日光市内を抜けて足尾に入る頃には群馬県側から山々に雲が這い上がって来ていた。まあそれでも雨が降るほどの雲では無さそうなので登山口に向かう沢入からの林道に車を進めた。 大体私の場合、ガイド本を斜め読みにして来るぐらいでこれから登る山についてはあまり調べて行かないので今回も対して気にも留めずに登山口を目指したのだが、どうも到着した登山口の様子が違っていた。30台くらい止められる駐車場と公衆トイレがあると書いてあった気がするのだが、今いる登山口はせいぜい車4台くらいしか止められない。公衆トイレこそあるものの4台程度の広さを30台とは間違えないであろう。記憶違いかと思いながら登山口に立つ登山案内を読むと“塔の沢登山口”とある。 「あれ?折場登山口じゃないの!」 何のことは無い登山口を間違えたらしい。まあ目指すは山頂であり登山口はその取っ付きだから何処であっても気にしない事にして身支度を済ませて歩き出したのだが、これが実は往復で2時間も長い歩きになると知ったのは途中の標識を見た時だった。 しかしまあ塔の沢登山口から歩き出してしまったのでそこからの登山記を書いて行きたいと思う。 沢沿いに登るコンクリート舗装の登山道をしばらく登ると木製の橋で沢を渡り本格的な登山が始まる。沢は台風通過の翌日ということもあり夏だと言うのに水量が多い。途中の橋が完全に冠水しているのを見ても通常の水量では無いのがわかる。この登山道は本当に沢をよく渡る。都合10回程度の渡渉があった記憶があるが私は釣り屋だから気にならないが普通の登山者は登山時の水量に気を付けた方が良い。また沢を渡る事で登山道がそこで途切れると言う事も注意した方が良い。対岸に明瞭な踏み跡が見られれば良いが岩場が続く場所などはそれが無い場合が多いので道を失う恐れがあるので要注意だ。 さて、沢沿いの登山道を1時間ほど登ると「寝釈迦」に到着する。「寝釈迦」とは10mほどの高さの岩の上に安置されている釈迦像で北枕・右手枕で横になっている。これは人間にとって北枕は頭寒足熱で右手枕は心臓を上に最も安楽にしている寝姿だそうだ。 「寝釈迦」を後に登山を続ける。まだ暫くは沢沿いの登山道が続く。最後に左岸から右岸へと沢を渡り急な勾配を登ると避難小屋の広場に出る。先に登った佑次郎が「お父さん鹿がいるよ!」と避難小屋後方の斜面に指をさす。見上げると立派な角を持った鹿がこちらに気が付いて一跳ねして逃げて行くところだった。「僕、山で本物の鹿を見たの初めてだ!」と傍らで息子が喜んでいる。こんな出会いも登山の楽しみの一つだ。 黄色い花を咲かせたマルバタケブキのお花畑を通り抜け「賽ノ河原」に到着。ここが本来登って来る筈だった折場登山口との合流点となる。まあ「寝釈迦」や野生の鹿を見られたのだから良しとする。 「賽ノ河原」はその名の通りあちらこちらに石積みがしてありこの登山道では異彩を放っている。この「賽ノ河原」では弘法大師の言い伝えが残り赤鬼青鬼に追われながらも一所懸命に石積みをした子供たちを三日かけて済度したとされ、今でも子供の新仏を出した人がここに石積みするとその子供に会えると言われている。この先の小丸山までの間に点々と同じ様な光景が見られる。 笹が生い茂る登山道をアップダウンを多少の繰り返しながら40分ほど歩くと小丸山の山頂に到着する。雲が晴れていれば展望は良さそうだが今日は餅ヶ瀬川の流れの音が響くだけだった。朝食を取らずに登り始めたのでここで軽くおにぎりを食べようとザックを下ろしたが大量のアブに取り付かれて逃げるように山頂を後にする。おにぎりは歩きながらの落ち着かないものとなる。 小丸山からは一旦大きく下りコルへと降りる。前方にはこれから登る前袈裟丸山が見えているのだがかなりの下りに登り返しを考えると少し憂鬱になる。 15分ほど歩くと黄色いドーム型の避難小屋のある広場に出る。鉄の扉を開けてみようかと思ったが中が見えずに不気味なので止めた。向かい側にはトイレもあったが、これも同様に触らずに通り過ぎた。 背丈にも達するかという笹に覆われた登山道を進む。縦横に踏み跡があるが尾根を外さなければどこを歩いても大差は無さそうだった。所々で餅ヶ瀬川の渓を見下ろすが雲が多く展望が無い。避難小屋から30分ほど歩くと最後の急登が待っている。 小丸山から一気に下った分と標高の差を足した長い登り。アゴが上がるが終始前を歩く息子に遅れないように頑張る。両足太ももが悲鳴を上げて攣りそうである。 急登を登り切って山頂かと期待したが傾斜がなだらかになっただけ。背丈ほどに伸びた笹原をしばらく歩いて漸く前袈裟丸山山頂に到着した。 山頂には山頂標識と一等三角点がある。山頂からは本来は素晴らしい展望なのだろうが雲がかかり展望が利かない。その分、御影石マニアの私は一等三角点を眺めて憂さ晴らしをする。登山口から終始前方を歩いていた単独の男性が休んでいる。昼食を兼ねて30分ほど時間をつぶし晴れたら見えるであろう皇海山の姿を期待したのだがとうとうその雄姿を見れなかった。。 あと500mと表示のある後袈裟丸山まで行く予定だったが展望が無いのと帰りの時間を考えて行かずに帰る事にする。登山口を間違えた支障が微妙に影響しているのもある。単独の男性は我々より5分ほど早く下山。 帰りは一気にと言いたいところだがかなり疲れている。息子は一人涼しい顔をして私の前を歩いている。その後ろ姿を追いながら「これは部活の成果かな・・・」なんて思ったりする。本人は嫌々やっている部活だが、本人の知らない所で足腰が成長しているのだろう。嬉しいと思う反面、息子に追い越され気味の我が身が情けなくもある。 「賽ノ河原」まで下り少しだけ寄り道。折場登山口方面に有る「つつじ平」まで足を延ばす。周囲はツツジの木が茂りおそらく名前の通り時期になればツツジの綺麗な場所だろうと思われる。櫓に組まれた展望台に登ってみたが相変わらず周囲は雲に覆われて展望も無い。「賽ノ河原」まで戻り往路同様に塔の沢登山道を下る。 案の定沢沿いの登山道はルート取りが微妙で幾度か道を外す。まあ釣り屋の感覚があれば大した事もなく復帰出来る。ヘロヘロになりながらも登山口に到着したが先に降りた筈の単独の男性は未着。どこでどう追い越したのか寄り道して来た私たちより到着が遅いのは気になるところ。まあ何処かで知らずに追い越したのだろうと納得して帰路に着いた。 |
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