白馬鑓温泉小屋


- GPS
- 12:48
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,649m
- 下り
- 1,646m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
東北いくか鑓温泉にいくか、ギリギリまで悩みに悩んでゆるふわ?鑓温泉に決めた。
ゆるふわポイント1。ヘッデンスタート。
最近は夏でもあまりやらない貴重な体験。あさみさんが先頭を引っ張ってくれたお陰でなんとか猿倉にたどり着く。
ゆるふわポイント2。鑓温泉で宴会3時間。
みなが美味しいものを持ってきてくれたので盛り上がり気付けば3時間経過。体のあちこちに太陽の跡を残すことが出来た。なお下は履いていたので大切なところは守ることが出来た。
ゆるふわポイント3。真っ白できれいな雪。
スピードが出すぎても真っ白な雪に向かえば、あら不思議スピードダウン。安全に滑走できました。
結論。大変楽しい山行でした。
本格的にBCを始めた今年のひとつの目標で、春になったら絶対に行きたかった鑓温泉。
さぁいつ行こうかと考えていると、なんと猿倉林道が崩落しているため猿倉荘まで車で行けない?!当初は予定されていたタクシーの送迎やシャトルバスの運行もなくなった?!え、まって、あの二股から歩くの?!
と予想外のハプニング。雪が多かった今年の代償。
さぁどうする。今年は行くのを諦めるか、自転車をレンタルするか、林道歩くか。
結論、林道歩きました。
まず諦める選択肢はなかった、ここまで今年はかなりトレーニングを積めて歩ける自信があった。自転車はレンタル料7000円かかると言われた(前日から借りる必要があるため)、ケチな私は己の脚力と体力で解決することにした。しかし、温泉でゆっくり宴会をしたいことと林道をゆっくり歩いてもいいことを考えて二股を4時スタートとした。
まあこんな破天荒な計画に着いてきてくれる漢達には感謝しかない、本当にありがとう。
久々のヘッデンスタート、眠い。気温4℃、ほんのり寒いが歩き出すとすぐに暑くなる。ゆっくり歩くと着くのが明日になりそうなくらい遠かったので、いいペースで歩き1時間で猿倉荘。
猿倉荘の前も雪がたっぷり、例年よりかなり多いそう。シールで歩き始めて5分、私滑落(1m)。そりゃそうよ、カチカチの雪にスキーヤーがカニ歩きした跡しかなかった。
とりあえず小日向のコル下まで歩く。陽も上がりきっておらず、コルの登りがかなり硬そうでクランポン装着。これのおかげでここからは転倒・滑落なく登り切れた。キックターンが怖かったが「こわぁぁぁい」と言いながら我ながら上手に登れた、成長を感じた。登っている途中、金山沢方面で全層雪崩が起きた。気温が上がるから私たちも気をつけようと話した。
コルに登頂すると白馬鑓ヶ岳が綺麗に見えた。小休止してたくさん写真を撮った。
ここから約200m滑走、正直もったいない。縦溝だらけのカチカチの雪。この先には温泉があるんだ、まあ許してやろう。
登り返し400m。はっきり言わせてもらうが、私はこの1年で登り返しという行為を好きになれなかった、ただただめんどくさいから。だが今日は許す、温泉があるから。
そしてこれがまあ遠いのなんの。全層雪崩が両サイドから落ちてきてもおかしくない為真ん中をドカドカ進むが、みんなペースが上がらない。数日前に降った雪が結構沈む。それでも写真を見返すと400m/hで登ったみたい、頑張ったね~。
硫黄の匂いが近づいて、突然雪がなくてお湯が流れる場所がある!と思ったら大きな大きな雪壁の前に本当に浴槽だけがポツンと現れた。待たせたな、鑓温泉、、!
ひと通り写真を撮り終えドボン。ここまでの長い道のりの全てが楽しかった思い出に変わった。最高だ。湯は暑いが気持ちいい。こんな最高な風呂に入れるなんて。幸せだ。
野天風呂自体初めてな私は浴槽すらもこんなに野生的なのかと思っていたが、どうも例年より汚いらしい。安心。お掃除部隊が来てない為、浴槽は苔だらけでぬるぬる。見事に水着が緑色に染まった。これも思い出、汚れた水着をみんなで笑った。
ここから3時間、温泉や宴会を楽しんだ。とんでもなく楽しかった。(後々この3時間でとんでもない日焼けをして全員が苦しむこととなった)
まあここからは妖怪板掴みがいたため省略するが、各々楽しく滑ることができた。
小日向のコルを登り返し切った時に私史上1番の1日での獲得標高をゲットできた、正直まだまだやれるなと成長を感じた。
猿倉荘まではパーティーラン。下部の方が楽しいかも。雪も多いため問題なく猿倉荘まで滑って降りて来れた。はぁようやく着いた、と思ったがそこからクールダウンの約5.6km林道歩き。ここまで来ると足取りが軽い(下りだしね)。あっという間に二股ゲートまで着きました。
終始談笑しながら、目的を存分に味わえた楽しい山行でした。個人的な感想ですが、1シーズンの自分の成長を感じられたこと、自分の弱さと向き合えたこと、今後の課題を挙げられたことなど収穫の多い山行となりました。
当初の目標よりも林道歩きのおかげで高いハードルで越えられた鑓温泉。ぜひぜひまた行きたいと思いました、次は猿倉荘から(笑)!
突然誘ったけど来てくれた皆さん、ありがとうございました!!
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