静かなバリルートをひとり歩く 大桑山～鈴ヶ尾山

2025年05月03日(土) [日帰り]

• GPS: 05:51
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,065m
• 下り: 1,072m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:18
• 合計: 5:50

距離 13.5km 登り 1,065m 下り 1,072m

6:19 猿橋駅
6:28 6:29 富士急バス大月営業所
7:03 7:09 猿橋城山
9:31 9:37 大桑山
9:52 突坂山
9:58 突坂峠
10:17 10:22 鈴ヶ尾山（大秋日山）
11:17 幡野山
12:02 富士急バス大月営業所
12:11 猿橋駅

天候

快晴、無風

アクセス

連休中は「駅to駅」の登山が最善です。

コース状況／危険箇所等

全コース 危険箇所はありません。
道標は少ないです。
数箇所ではロープが設置されています。
下りは判断に迷う分岐が多く、
GPSでの方位確認は必須です。
道型、踏み跡はだいたい判りますが、
直登箇所などは錯綜しており、
かなり不鮮明です。

①猿橋城山・大桑山縦走ルート
松浦本では☆☆です。
山と高原地図には城山までしか記載なし。
新版詳細図では、紫色コース
歩行距離7530m、標高差620m、
登り標準4時間20分、道標なし、
登山道C級、体力3、熟達者向け です。

バリルートとしては歩きやすいです。
登りであれば道迷いもないでしょう。
激坂が2箇所、城山と大桑山の直登です。
簡単な岩場が複数あります。
道型、踏み跡はかなり見えていますが、
とにかく荒れています。
ほとんど歩かれていないせいか、
倒木、下草、枯れ枝などが邪魔をします。

②九鬼山・倉岳山縦走ルート
一般登山道ですが、
高畑山から九鬼山までは歩く人が
少ないせいか、荒れている箇所もあります。

③幡野川左岸尾根
松浦本では☆☆です。
山と高原地図では赤破線コースです。
新版詳細図では、紫色コース
歩行距離4075m、標高差590m、
下り標準2時間30分、道標なし、
登山道B級、体力度2、経験者向け です。

ここもバリルートですが、
さらに歩きやすいです。
激坂はありません。岩場も少ないです。
踏み跡は明瞭です。
下りではGPSが必須です。
道標のない判りにくい分岐が
たくさんあります。
特に無名の各ピークから降りる時に
明確な踏み跡がどちらにも付いており、
異なった支尾根に入り込みやすいです。

写真

5/3 6:28

今日は山梨県の猿橋にきています。
見えているのは百蔵山と扇山です。
連休初日、天気は快晴です。

今日は猿橋の南側にある
大桑山と鈴ヶ尾山に登ります。
登り降りともバリルートです。

5/3 6:37

車道をしばらく歩き、
ここから取り付きます。
鹿柵のようなものがありますが、
正面から開閉できます。
最初は少し薮っぽいです。

5/3 6:46

すぐに尾根に乗りました。
道型は明確なので多少の
下草がありましたが、
問題なく歩けます。

5/3 6:51

登りに使うのは
猿橋城山・大桑山ルートです。
ところどころで簡単な
岩場が出てきますが、
巻かずに登れます。

5/3 6:52

祠がありました。

5/3 6:54

ゴツゴツした岩が多く、
かなり苔も付いています。
前夜まで雨が強く
降っていたので
慎重に通ります。

5/3 7:03

猿橋城山に着きました。
三角点がありました。

5/3 7:04

だいぶ年季の入った標識です。

5/3 7:04

こちらは新しいです。
ここまで距離は短いですが、
かなりの急登でした。

5/3 7:17

大桑山に向けて登っていきます。
このコースは城山から大桑山の
直下まで、標高550m程度で
登り降りが100分くらい繰り返し、
なかなか標高が上がりません。

5/3 7:20

途中から中央道と猿橋の街が
見えました。

5/3 7:26

さすがにバリルートらしく
とても荒れています。
このような膝くらいまでの
下草が登山道に生えています。

5/3 7:58

太田山への分岐あたりです。
特に何もありません。

5/3 8:13

甲弓山への分岐あたりです。
このあたりは道型、踏み跡が
判りにくいです。

5/3 8:27

573mピークから、
見えているのは
秀麗富嶽十二景の扇山です。
今日あたり山頂は混んで
いるかと思います。

5/3 8:50

少しザレているところもあります。
下の土が硬くないので
滑るほどではありません。

5/3 9:00

大桑山へのきつい登りが
始まりました。

5/3 9:00

このくらいの傾斜です。
まだストックのみで登れます。

5/3 9:06

鹿柵が出てきました。
しばらく沿って登ります。

5/3 9:06

登山道にはこのような
赤テープを巻いた杭が
要所に設置されていました。

5/3 9:17

この標識のあたりから
山頂までは激坂になります。

5/3 9:17

ここは作業道と交差しています。

5/3 9:23

鹿柵に沿って
手も突きながら登ります。
落ち葉が20㌢くらい積もって、
足元が見えず滑りやすいです。
ここは今日のハイライトでした。

5/3 9:31

ようやく大桑山の山頂に
着きました。
980m 本日の最高地点です。
展望はほとんどありません。
連休初日ですが、
誰もいませんでした。

5/3 9:31

恒例の山頂自撮りです。
少し息が切れています。

5/3 9:31

こちらは大月市のオリジナル

5/3 9:36

大桑山から次の林道分岐までは
とても歩きやすい一般登山道です。

5/3 9:46

一般道ですが、たまにこうした
荒れたところもありました。

5/3 9:49

突坂山あたりです。
気持ちの良い尾根です。

5/3 9:59

ここから一旦林道に
降りできました。

5/3 9:59

林道の反対側、
ガードレールの先に
鈴ヶ尾山への道が続いています。
道標はありませんでした。
林道を左に行くと九鬼山方面です。

5/3 10:04

鈴ヶ尾山への登りも
かなりきついです。
下りは幡野川左岸尾根を使います。

5/3 10:11

ふもとの街が見えました。

5/3 10:12

中央に見えるのは
登ってきた大桑山です。

5/3 10:17

鈴ヶ尾山に着きました。
鈴ヶ音山、大秋日山とも
言われるようです。
主脈から外れているため、
寂峰そのものでした。

5/3 10:17

渋い標識もありました。
もちろん誰もいませんでした。

5/3 10:25

ここは唯一 ロープのあった
岩場です。
これは上から見たところです。

5/3 10:27

これは下から見たところです。
高さは3mくらいで
ロープ使わなくても大丈夫でした。

5/3 10:31

良い感じです。

5/3 10:39

中央にかすかに
富士山が見えました。

5/3 10:39

10倍で撮りました。
霞もなく、くっきりと
見えています。
手前は三つ峠山です。

5/3 10:39

木が邪魔ですが、
これで精一杯です。

5/3 10:42

やせ尾根もありますが、
特に危険はありません。

5/3 10:56

幡野山は右折との
道標と思われますが、
熊にちぎられたのか
良く判りません。

5/3 10:56

直進しないように
虎ロープも張られていました。

5/3 10:58

アンテナ箇所を左折すると、
ちょっと怪しいトラバース道です。
幅が狭く、斜めになっています。
ホールドもなく、緊張しました。

5/3 11:16

幡野山に着きました。
山名板は見つかりませんでした。
特に展望はありません。
ここで登りは終了です。

5/3 11:34

下りきったところに
あった建物です。
脇に水道もありました。

5/3 11:35

鹿柵が出てきます。
しばらく沿って歩きます。

5/3 11:38

鹿柵の扉に出ました。
通過します。

5/3 11:49

猿橋駅まで車道歩きが
30分くらい続きますが、
目の前に見える百蔵山が
癒してくれました。

5/3 12:11

ゴールの猿橋駅に計画より
1時間も早く着きました。

今日も無事下山できました。
ありがとうございます♪

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

パセリ

今日は連休後半の初日で天気も良いので
どこの山に行っても混んでいると思い、
まず誰にも会うことがなさそうな
山とルートのうち、バスを使わず、
駅to駅が可能なところを選びました。

結果は正解でした。
山で会ったのは一頭の猿だけでした。
何が飛び出すか判らないバリルートでも
今日はかなり歩きやすい方だと思います。

加えて、岩場、やせ尾根、美尾根、
激坂、適度なRF などもあり、
充分楽しめました。

展望だけが今ひとつでしたが、
樹々の間から覗いた山々を
同定するのも良いものでした。