馬頭刈山(まずかりやま)


- GPS
- 05:42
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,068m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
-11:35-芽倉・千足への分岐-11:40鶴脚山-12:01泉沢への分岐-12:03馬頭刈山12:39
-12:54光明山(高明山)-13:18荷子田バス停への分岐-13:37軍道登山口-13:57軍道バス停-14:14十里木バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
十里木バス停14:31-(西東京バス)-14:44武蔵五日市駅14:48-(JR東日本五日市線)-15:06拝島15:12-(JR東日本青梅線)-15:23立川 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白倉バス停〜大岳山・馬頭刈山分岐 -武蔵五日市駅から藤倉行きか小岩行きのバスに乗ると30分弱で白倉バス停です。 バス停周辺にはトイレなどの設備はありませんので、武蔵五日市駅でトイレ等はすませましょう。 登山計画書の提出ポストも見当たりませんでした。武蔵五日市駅の交番に提出するしかないですね。 バスを降りると大岳山入口という看板が出ていますので、そこを登っていくと舗装道路に出ます。 舗装道路を進むと右に大嶽神社が見え、そのすぐ先に小さい渓流を渡る大岳山・馬頭刈山への山道の道標があります。 山道を登り始めるとすぐに大岳神社の白倉側一の鳥居があり、「一丁」と彫られた石標が見えます。 鳥居を過ぎると一旦舗装林道に出ますがその先に「大岳山約3時間」と書かれた道標に従って山道を登ります。 ここには「二丁」と彫られた石標があります。山道は大岳神社の参道でもありますのでよく整備されています。適度な勾配の山道を登っていきます。 参道だからか、少し息が上がったところに一休みできる場所が用意されています。 やがて九十九折りの参道になり高度を上げて行きます。尾根に出たところに南側へ展望の開けた休憩場所があります。 久保尾根や三頭山などが望めます。引き続き整備された山道を登っていきます。 「十九丁」の石標を過ぎると山道の勾配がやや急になります。 上方が明るくなり尾根が近くなったなと思うとすぐに大岳山・馬頭刈山の分岐です。 白倉から馬頭刈山を通って軍道に抜けるルートの最高地点(1,056m)です。 大岳山・馬頭刈山の分岐〜富士見台 -平坦な尾根道を10分程進むと山道が岩っぽくなります。ところどころ岩場(といっても進むのに危険はありません)を登ります。 やがてベンチのある展望所に出ます。 ここからも三頭山や権現山、扇山方面が望めます。 小さなアップダウンを繰り返し、笹の茂った坂を登りきると富士見台に到着です。 富士見台とういう地名からして富士山の展望が楽しめるのでしょうが、本日は全くダメ。 山容に特徴のある大岳山はすぐそこに見えます。 富士見台は東屋やテーブル・ベンチがある広い休憩場です。お昼の休憩に向いています。 富士見台〜つづら岩 -富士見台からやや急な下りを降りてゆきます。 少し平坦になったところで北側が少しだけ開けていて、御嶽山、奥の院、鍋割山などが見えます。 さらに下っていくと山道に岩が多くなり、鉄製の急な階段が設置してあるところを下ります。 「この先道悪し」の看板が出ています。足元に注意したほうが良いですが、それほど悪いとは思いません。 天狗の滝を経て柳沢林道へ下る分岐が現れ、その先がつづら岩を巻いていく岩場の山道です。 つづら岩〜鶴脚山 -つづら岩から林間の平坦なところを進むと片側が切り落ちている岩の露出した尾根道を進みます。 再び南方の展望が開けた場所に出ます。ここで、馬頭刈山の姿を見ることができます。 また、刈寄山の奥に大山がうっすら見えました。 少し野草が繁茂したところを過ぎ、熊笹の広がる森の中の山道を進むと登りの尾根道に出ます。 芽倉、千足へ降りる分岐を過ぎ、少し登ると鶴脚山です。 鶴脚山〜馬頭刈山 -林の中のやや急な丸太で整備した階段状の山道を下ります。 12,3分で泉沢へ下る分岐に出ます。そこから一直線の登りを進みます。 登った先に、和田向バス停へ下る分岐があります。分岐を少し登ると馬頭刈山頂です。 山頂は広く、大きな山頂明示と周辺地図そしてベンチが2基設置してあります。 西を望むと、大岳山の手前にここまで歩いてきた馬頭刈尾根を眺めることができます。 馬頭刈山〜高明山〜軍道山道入り口 -整備された林間山道を15分程下ると、小さな社が現れます。ここが高明山(道標には光明山とも書いてあります。)です。 高明神社跡という石碑がありますので、かつては立派な神社があったのでしょう。 石燈篭、鳥居の手前には石段がありさらに少し下ったところには石造りの立派な鳥居がありますので参拝者も多かったのではないでしょうか。 軍道山道入り口までは杉林の中の九十九折りの山道をひたすら下ります。 軍道山道入り口〜十里木バス停 -軍道山道入り口から林道を少し下ると沢に架かった橋の手前で沢沿いに下る山道がありますのでこちらを歩きましょう。 高明山からの下りでチェーンソーの音が麓の方から盛んに聞こえてきたので、間伐でもやっているのかなぁ思っていましたが、降りてみると地元の方が少し荒れた山道を皆さんで整備されていました。 4,50名の方々がチェーンソーや鎌、のこぎりで涸れて倒れそうな樹木や伸びた枝や草を払われ、小さく切り刻んで焚火で処理されていました。 歩きながら「こんにちは、お疲れ様です。ありがとうございます。」と皆様に挨拶しながら歩いて行くと、「来てくださってありがとう。山道をきれいにしたからまた来てくださいね。」と逆にお礼を言われ、皆様の生き生きとした顔つきでの仕事ぶりも合わせとても感激しました。 この軍道登山口から舗装道路や生活道路を抜けると喫茶店の隣に軍畑バス停がありますが、この路線は便数が少ないので、15分程歩いて便数の多い檜原街道の十里木バス停まで行った方が便利です。 檜原街道との交差点の手前で秋川を渡る橋があり、橋の上流の河原はバーベキュースポットのようです。 この河原の入口駐車場に立派なトイレがありますので、軍道から馬頭刈山、大岳山を目指す場合にはここを利用できます。 大岳山・馬頭刈尾根分岐から軍道までの、馬頭刈尾根縦走路は全体を通して一部足元に気をつけて進むところがありますが、危険な個所はありません。 また、この縦走路は約900m前後の標高を歩きますのでこの時期は晴天でも気温が10度Cほどで快適です。 |
写真
感想
今回は近場でミドルレンジの山行ということで馬頭刈山の山行を計画しました。近場ですので出発は7時前。大月方面への山行に比べ2時間ほど遅くスタートしてもこの時期、暗くなる前には自宅に帰れます。
奥多摩から愛宕山、鋸山を経て大岳山に登るルートは有名ですが、秋川渓谷側から大岳山を目指すルートはそれほどポピュラーではないので、あまり期待せずに行きましたが、とてもよいルートで、他の方にお勧めしたいくらいです。
白倉から大岳山・馬頭刈山分岐までは大岳神社の参道としての位置づけのようで、よく整備してあり、少し疲れた頃合いの位置に一服するスペースが設置されています。
急な勾配をできるだけ作らないようによく考えられた山道です。
大岳山・馬頭刈山分岐から軍道へのルートは馬頭刈尾根縦走路と道標に記してあります。
この縦走路は変化に富んでいて、ところどころに展望が開けた場所がありとても楽しく気持ちの良いルートです。
鶴脚山の山頂は狭いですが、富士見台と馬頭刈山の山頂は広く、グループで行っても昼食をのんびり取れる場所になっています。
今回の山行でとても感激したのは軍道登山口で山道を地元の方たちで楽しそうに整備されていて、それは、多くのハイカーに是非馬頭刈尾根を歩いてもらいたいためとのこと。
皆様にお礼を言いながら歩きましたが、逆に歩きに来てくれたことにお礼を言われ恐縮しました。
後で山道整備の活動をも少し詳しく聞いて参加させてもらえないか聞いておけばよかったと悔やみました。
何かの機会に問い合わせてみます。
それにしても今回はルートの楽しさといい、とても気分のよい山行でした。
でも、左膝は相変わらず痛くなりましたが.....。
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