山行記録: 御嶽山スキーⅠ（御岳ロープウェールート）

記録ID: 8160027

全員に公開

山滑走

槍・穂高・乗鞍

御嶽山スキーⅠ（御岳ロープウェールート）

2006年04月01日(土) [日帰り]

長野県

kpochi その他1人

コースタイム

日帰り

山行: 5:22
休憩: 0:00
合計: 5:22

9:50

322分

スタート地点

15:12

ゴール地点

－備忘録－
日時：　2006年4月1日（日）
場所：　御嶽山（御岳ロープウェールート）
メンバー：ぽち、ゴルジュ
ルート：御岳ロープウェースキー場－覚明堂－御嶽山・剣が峰－覚明堂－スキー場
行動時間：6h-00m（リフト・休憩含む）
行動距離：9.4km

5年ぶりのアルペンである。たまにはと思って道具を変えたのが失敗だった。
以前から御嶽山縦走のプランをを練っていたのだが、どうしても下山場所の足の確保が出来なくて御岳ロープウェールートを選んだ。
計画では山頂を踏んで西側の尺ナンゾ谷の方へ足を延ばしてみようと思っていたのだが、出発の遅れと足の不調、体力不足が重なって山頂の往復だけになってしまった。不本意ではあるが思ったより体力がなくこれで良かったのでは？という反省すべき点も多かった。
冬型が収まり穏やかな晴天を期待していたのだが現地ではかなりの強風である。深夜0時過ぎにスキー場の駐車場に到着し、ゴルジュと二人明日の晴天を祈って乾杯し、早々にシェラフに潜り込んだ。しかし風は一向に止まず車が揺れるほど吹き荒れていた。6時過ぎピステンの音で目が覚めたが風は止んでいなかった。7時半頃スキー場のアナウンスで強風のため、ゴンドラ、リフトの運転は見合わせるとのこと。それでも8時半から第1リフトが動き出し、続いて第2リフトも動き出した。

09:15　9時から第3リフトが動き出したのでゴンドラを待たず出発することにした。ゴンドラが1300円に対しリフト3基乗り継いで900円也。こんなことなら次回からもリフトを乗り継いで行くことになるだろう。
09:50　第3リフト終点(2130m)からシールを着けて出発！と思いきやナナ何とゴルジュがシールを忘れてしまったと・・・つぼ足で何とか行くと言っているが軽く股まで潜ってしまいどうしようもない。自分が予備で持っていたハーフのシールがあったのでそれで無事出発できた。ハーフではあるがかなりよく効くらしく普段使っているものよりいいらしい。
10:20　2300m地点。樹林が疎になり御嶽のやまなみが見え隠れしてくる。先行の10名くらいのパーティーを追い越す。
10:40-48　2480m地点。少しの休憩後、ゴルジュが先導するがいつも通りのお構いなしにペースを上げていく。気が付けば視界にない。全く追いつくことさえままならないが、前方にいるパーティーを確実に追い越している。そんなに遅いわけではないと自分で納得してゆっくり歩くことにした。
11:10-20　2575m地点で休憩。どうも足の具合が良くない。ブーツの中で左右の小指の付け根あたりが当たっているようだ。出発前日に久しぶりに履くブーツの確認をしたところ、いとも簡単にバックルがもげベロが割れてしまった。これが山行中でなくて良かったと思いながら新品を買いに行ってしまった。
そしてぶっつけ本番で使ったところどうも調子よくない・・・かなり痛くなってきた。ブーツはスカルパのマトリックスというタイプでインナー成形しさらにシェルも少し成形してもらったが・・・
12:00　2717m地点。覚明堂下の急坂で痛さに耐えきれずにシール登高を断念。それにしても痛い！つぼ足にしてからは少しましになったがそれでも痛い！登山を始めてこんな痛い目にあったことはなかった。どうしよう？山頂は諦めるか？
12:15-12:50　覚明堂上部2922mで大休止！ここまで来れば行くしかない！今度はスキーをデポし、アイゼンを履く。この先からは風が強く雪と小石が飛んでくる。
13:20-13:35　剣が峰3067m。4回目の登頂であるが今回は一番きつかった。しばらく横になって息を整える。遠くは霞んでいて他の山の展望はよく無かった。記念撮影を済ませ下山に取りかかる。スキーを担いできたゴルジュは山頂から滑降！滑り出しを撮ろうとした瞬間、いきなりストックが根元からポキン！多分使いすぎで金属疲労をおこしたのだろう。自分はつぼ足なのでとりあえずストックを貸す。
13:50-14:05　2922m地点。遅めの昼食。自分もここからスキーを履き滑降開始する。何と5年ぶりのアルペンスキーだ。滑り出しは小屋横のルンゼ状のところでいきなりアイスバーン。横滑りでも結構恐い。危険を感じ首からぶら下げていたカメラをしっかりとザックに収め気合いを入れる。
雪が少し緩んできたところから気を取り直して滑降開始。あれ？踵が上がらん！一瞬パニックになる。ターンの仕方がわからん！
登りに冗談で「アルペンのターンどうやったかな？」なんて言ってたのが現実になってしまった。とりあえず先を行くゴルジュのターンをお手本に滑ることにする。雪質はアイスバーンからシュカブラ、モナカまで変化に富んでおり、大斜面ではあるが雪を選びながらの滑降となる。
14:30　金剛堂前の2465m地点。撮影しながらゆっくり下ってきたつもりだがすでに600mも降りてしまった。足の方も何とかもってくれている。ようやくアルペンにも慣れてきたところで樹林帯に戻ってきた。この狭い樹林の滑降はアルペンの得意とするところ。しかも午後のこの重ーい雪でも何とかターンをこなせる。
15:00　2130mスキー場上部に到着。休む間もなく一気に下ることに・・・やっぱり重い！山の方が雪はいい。こんなところ金払って滑るなんて可哀想と思いながらかっ飛ばす！
15:12　1580mスキー場下に到着。一時はどうなるかと思ったが無事下山できた。お疲れさん！というわけで今回はコーラで祝杯をあげた。
16:00　スキー場出発。帰りは道中の「鹿の瀬温泉」でひとっ風呂浴び、19:20韮崎でゴルジュと別れ中央道を順調に飛ばしたのだが、お決まりのR16号線で大渋滞にはまり家に着いたのは22時半を回っていた。やはり車で行く山スキーの核心はR16号線であることが今回も証明された。