立山周辺(その2 大走り途中まで)


- GPS
- 03:18
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 511m
- 下り
- 375m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
雷鳥荘8:05〜大走り尾根2600m地点9:33/10:10〜室堂駅11:45
高曇りだが周囲の山に雲はかかっていない。気温は高く朝から雪はグズグズだった。野営場に滑り降り、正面の広い沢を詰めていく。右の尾根末端の壁のような斜面を回り込み、傾斜が緩んだところから取り付いた。初めは左への斜上が続き、やがて尾根の中心に出る。雷鳥荘から観察すると稜線はハイマツ帯で雪面は北側の片斜面かと見えるが、実際は稜線上は幅広い雪の斜面になっており、ジグザグを切って登れる。(ただし左には雪庇が出ているので注意。) 無風で蒸し暑く、汗が垂れて不快なほどだ。左手の沢筋はガイド本では滑降ルートになっているが、大きな窪みが階段状に連続する不思議な地形(雪形?)で滑りにくそうだ。間近に別山の岩肌が険しい。二つほど段を越えると、行く手に真砂岳へと尾根が屈曲するポイントが望める。頃合いなので2600m辺りで打ち止めにし、ハイマツ帯の際で大休止を取る。出発地の雷鳥荘がもうはるかに小さい。安定した場所なので、静けさとともに残雪期の気だるさをも味わう。
下りは登ってきた斜面をそのまま降りた。良さそうな方に滑っていくと壁の上に出てしまったので右に修正する。やや水っぽいザラメで危険は感じなかったが、下部は結構傾斜があり、ビビッて一度尻もちをついたのが痛恨だ。広い沢に降り立ち、歩き下っていると、前方の雪原の上を黒いものが動いている。雷鳥だ。声だけはさんざん聞こえていたが、ようやく姿を見ることができた。
野営場近くで最後のコーヒータイム。室堂駅へは人の往来の少ないルートにしたくて浄土沢の谷沿いを登ってみた。詰めはブル道を離れ正面の丸い尾根を最後のアルバイト。立山室堂山荘の近くに出て、下りでも使えることが確認できた。外国人でごった返す駅に着けば、後は余韻を味わうよりは作業をこなすだけだった。
少雪だった昨年と比べると、流水溝がなく、たまたま新雪も降ったので気持ち良く滑ることができた。室堂に着けば後は極楽なのだが、スキーやら靴やらを持って満員の乗り物を乗り継いでいくのに大変疲れた。いつまで来られるかなあ。
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