【過去ログ】岩国市 瀬の谷(本谷川)

- GPS
- 06:51
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 603m
- 下り
- 601m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
クイックドロー
スリング
キャメロット
渓流シューズ
|
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感想
開作三渓・・・があるとすれば、最後に残った「瀬の谷」を歩いてきた。出発点は、「後川沢 https://yamap.com/activities/32936286 」の時と同じく県道59号線「森の下」バス停。
8:24スタート。勝手知ったる道を霧降暗滝落ち口まで行く。ただし今回は危なかしい左岸草付きを降りず、落ち口から少し戻った分岐を左に取る。滝への正規の遊歩道?だけのことはありトラロープを補助に容易に降り立つことができた。前回は気が付かなかった…というより気付いていたがまさか滝壺に向かう道とは思わなかった。
9:06霧降明滝滝壺からいきなり核心F1登路。水流右横はビレイ無しでは無理のため「ゴジラの背中のように見える岩稜」を登ることになるが、正面は岩が被っており取り付けず、右の遊歩道を10m登ったところから左にトラバースすることにした。このトラバースも危険ながら、その上のゴジラの背はもっと危ない。とにかく一挙手一投足に細心の注意を払いながら必死に登る。「開作峡 https://yamap.com/activities/34234427 」の際、飛び込んで遊んだ淵が眼下に小さく見える。明滝落ち口へは立ち木にぶら下がりガリー上部を跨ぎ身を滑り込ませた。無事着地した瞬間の安堵感と言ったら・・・(バイブルでは少し上から懸垂している)
でもホッとしたのも束の間。そのすぐ先にF2が立ちはだかる。バイブルには「左側を登る。階段状でホールド、スタンスとも悪くない」とあるが、高さが15mほどあり気が抜けない。現に上部で掴んだホールドが抜け、滝壺に吸い込まれるのを見た瞬間、肝を冷やした。
F2から上は堰堤との根競べ。小滝を気持ちよく登っていくと次から次へと堰堤が立ちはだかる。その都度急斜面をヤブ漕ぎしては谷に降りるの繰り返しで時間と体力を浪費する。
面白いのはF15の先にある巨大チョックストーン。下の石が抜けてトンネル状に残ったのだろう。11:25二段滝F16はバランス良い佇まい。一見難しそうだが、随所にホールドがあり気持ちよく越えられた。12:03V字谷が顕著になったところに掛かるCS滝F17は簡単そうながらスタンスが無い。少し下がって手前からステミングでせり上がると上部ホールドに手が届いた。すぐ上のCS二段滝F18は上段が難しそうでパス。左岸を巻き上げて見下ろすと行けたような気もする。
その後も堰堤に何度も遮られるが、12:53バイブルで見覚えのある林道交差地点に到達したため沢道具を解く。この後の廃林道ではイバラ藪に難儀するが13:31T字路に到着。ここを右折し源頭部を囲う形で延びる林道を辿るが、ことごとく瀬の谷側が崩壊している。狭いゴルジュが埋まるわけだ。これこそ堰堤が異常にに多かった理由。(なんと14個もあった)日本の林野行政の縮図を垣間見た気がした。
右股にかかる50mのスラブ滝は素晴らしいスケールで一見の価値あり。あの山さんに「いつか源頭まで遡ってみたい」と言わしめたのも頷ける。ほどなく本流の林道に合流し、見覚えのある滝を眺めながら15:16起点に戻る。
【参考資料 https://www.anoyama-konoyama.net/140728.html 】
◆今夏は11日間で13本の谷を辿る広島県民ならではの地理的特権を活かした充実のシーズンとなった。
詳しくはコチラ ⇒ https://yamap.com/activities/34729294
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