元越山-2025-05-31


- GPS
- 02:10
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 595m
- 下り
- 597m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス | 米水津・色利浦の駐車場 |
写真
感想
「ミヤマキリシマを巡る大分山旅」番外編は佐伯・米水津(よのうづ)の元越山(もとごえやま)へ。
どうしてこの山を知ったかと言うと、大分市民図書館で「日本百低山」と言う本を読んでいたら、大分の山として紹介されていた。
それによると、明治の文豪、国木田独歩は明治26年に鶴谷学園の教師として佐伯に滞在し、同年11月、元越山に登って「欺かざるの記」に書き残した。曰く、
「山巓(さんてん)に達したる時は、四囲の光景余りに美に、余りに大に、余りに全きがため、感激して涙下らんとしぬ、ただ、名状し難き鼓動の心底に激せるを見るなり。
太平洋は東にひらき、北に四国地手にとるがごとく近くに現れ、西および南はただ見る山の背に山起り、山の頂に山立ち、波のごとく潮のごとく、その壮観無類なり。
最後の煙山ついに天外の雲に入るがごときに至りては・・・」
と言った具合で、ここまで文豪に激賞された山が他にあるだろうか。これは登らざるを得ない。
米水津・色利浦の駐車場から出発。荒れ果てていた古道を平成19年に再興したという登山道から登って行く。途中いくつもの展望台、狼煙台を過ぎて山頂へ。標高は582mに過ぎないが、ほぼ海岸から登るので標高差はそれなりにある。
山頂からは文豪大絶賛の360度眺望が広がる。ただ、独歩が登ったのが11月なので、今の時期よりは空気が澄んで見通しが良かったのかもしれない。
下山後は、九州(本土)最東端の鶴御崎へ。山にしろ岬にしろ、「先っちょ」に行きたがるのは旅人の習性か。
佐伯の観光案内所で最東端到達証明をもらい、佐伯漁港の物産館で寿司を食べてから夕方の用事に向けて大分市に戻り。
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