記録ID: 823917
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山冬季3/1(御殿場口から宝永山6合目)
2016年02月29日(月) 〜
2016年03月01日(火)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
冬季のため、大砂走(登高した下山道は全域10−20cm着雪)は氷化による滑落の危険性あり |
予約できる山小屋 |
御殿場口新六合目・半蔵坊
|
写真
感想
東北からの遠征になる。大石茶屋にテント泊しての冬季富士。大石茶屋気温は-2度。御殿場の夜景が綺麗でオリオン座を見た後に就寝。1時30分頃テントを叩くような強風に遭遇する。翌朝7時から宝永山を目指し登高する。この日は、朝から快晴。次郎坊あたりから斜度を増すためアイゼン着用。大砂走り下山道を上る。全域アイスバン。当初はアイゼンが効くも宝永山付近になるとアイゼンの効きも悪くなり氷化した登面となる。1cmの食い込みにすべてを託すことになる。下り6合で昼を過ぎ下降する。-8度の気温ながら快晴で風も時折吹く程度であった。途中から登りのブル道へトラバース。旧6合の小屋を確認する。ブル道を下山し大石茶屋のテントまで下山。テント撤収し太郎坊洞門の車まで下がる。冬季富士は、積雪ではなく、着雪となるため10-20cmの雪が氷化しているので、ピッケルの刺さりも悪く耐風姿勢をするにもピッケルの石尽きが数センチ刺さる程度なので、強風が吹くと吹き飛ばされかねない。
しかし、夏の混雑した人の多い富士と違い、冬季の富士は人を寄せ付けない美しさが存在する。富士を見上げると、舞い上がる雪煙が動き風の動きが見える。神々しい冬の女王のような気高さを冬の富士から感じられる。
※冬季富士は強風が有名で、過去の例では片山右京PTの遭難事故も有名ですが、私の所属する山岳会大先輩の父も冬季富士で滑落事故で亡くなっているそうです。40mの強風により吹き飛ばされ氷の斜面を滑落する事故はバリバリの山屋でもあり得る話です。毎年滑落遭難事故も起きるので注意が必要です。
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