北ア前衛・上小川橋から夢創塾─鍋倉山─大地山往復


- GPS
- 06:05
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,112m
- 下り
- 1,112m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.town.asahi.toyama.jp/material/files/group/12/nanbo_sas.pdf <ゆき> 小杉600━610富山649━735泊745=806蛭谷 <かえり> 羽入1423=1453泊1502━1551富山1602━1612小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夢創塾からは噂に違わぬ急登。鍋倉山より先は緩やかなアップダウンが続き、なかなか大地山に着かない印象。道のコンディションは想像していたほど酷くは無かった(苦笑)。 |
写真
感想
富山県朝日町にある大地山に、全便土日祝運休のコミュニティバス「あさひまちバス」を利用して登りに行く計画は以前からの懸案事項だったけど、実行に移す機会はこれまで無かった。毎年6月5日は弟子(妻)の誕生日にスケジュール休暇を取得していて、これまでも宝達山に登りに行ったり(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5580973.html)してるけど、今回はリンちゃん(娘)の学校の運動会と重なり、弟子はその応援に行くというので、私ひとり大地山に行くことになった(苦笑)。
泊駅前7:45発の南保線第1便で蛭谷を8:06にスタートし、羽入14:23発の南保線第3便で帰ってくる予定。間に合わなかったとしても、第4便がある。第2便で蛭谷11:18スタートで、南保線第4便で羽入16:48発というパターンは行動時間が短くなり、乗り逃した時が悲劇。今の自分の体力では無理と判断(この判断は正しかった…苦笑)。
南保線第1便に間に合うように、小杉駅の朝1番列車に乗車。富山駅北口の『ローソン』で昼ご飯を調達し、泊ゆきの列車に乗車。平日のこの時間に泊ゆきの列車に乗ることは普段無いけど、意外に混んでる。しかし、生地駅で多くの乗客が下車し、一気にガラガラになった…。YKK、恐るべし(苦笑)。
泊駅からのあさひまちバスの乗客は私ひとり。ほとんどタクシー乗車状態で、運転手のおじいさん(御年76とのこと)と雑談しながら蛭谷へ向かう。あさひまちバスが土曜運転をしない理由についても教えてもらった。あさひ総合病院が休診の土曜日は通院需要が無いので、全然乗客が居ないそうな…。泊駅から乗客は私ひとりだったけど、蛭谷で3人乗って来た。入れ違いになる形でそのすぐ先の上小川橋で降ろしてもらった私、小川に沿って登山口のある夢創塾に向かって車道を歩いてると、視界を横切る黒い物体…。クマです…(汗)。山ヤ歴40年で散々全国各地の山を歩いてる私だけど、クマをみたのは今回が初めて。ニュースになってるからには居るんだろうけど、いや〜〜〜ぁ、クマってホントに居たんだ(苦笑)。
8:44に夢創塾に到着。煙がモクモク上がってたので「塾長さん」がどこかに居たと思うけど、姿をみることは無かった。ここまでジョギングシューズ履きだったけど、ここでトレッキングシューズに履き替える。長袖Tシャツ着てたけど、暑くなってきたので半袖Tシャツに着替えて、9時ちょうどに入山。いろんなかたの山行記録みて知ってたけど、初っ端はホントに急登でロープを頼りにひたすらよじ登る。ここを登り切ると傾斜は少し緩みロープは不要とはなるものの、急登は続く。どんどん小川の対岸の山が低くなっていく。道は明瞭で、山慣れているかたであれば、迷うことは無いだろう。最初のうちは天気は晴れで陽射しが眩しかったけど、林のなかの歩きであまり陽は当たらなかった。尾根の主のような大きな松の木があるあたりなど、たまに展望地はあったけど、基本的には展望もほぼ無い急登。標高600 mを過ぎたあたりで一旦傾斜はゆるむものの、さらに急登が続く。鍋倉山頂上付近になると傾斜は緩むけど、それだとなかなか頂上に着かない(苦笑)。9:23に三等三角点のある鍋倉山頂上に到着。頂上からは白馬岳方面の展望が開けているけど、徐々に雲が上がり、まさに覆い隠されようとしているところ。頂上でバナナと魚肉ソーセージ喰ってから、大地山頂上に向けて出発。
雲が出てきたのか、雲に覆われている地域に足を踏み入れたのか、このあたりから雲が多くなり、ほぼ陽は差さなくなった。鍋倉山と大地山の標高差は単純な引き算では400 mほどになり通常1時間くらいで歩けるので、正午前には余裕で大地山頂上に着くつもりで居た。しかし、標高800 m台の尾根の緩いアップダウンが30分ほど続き、さらには鍋倉山までは全くみなかった雪が登山道上にも現れ、慎重なルートファインディングが求められた。鍋倉山まで殆どみなかったコースサイン(木の幹へのペイント、赤テープ)を頻繁にみるようになったから、管理する側にも迷いやすい道という自覚があるんだろう(苦笑)。展望の無い大地山頂上には、ギリギリ正午前の11:54に到着。ここで富山駅北口の『ローソン』で調達したおにぎり弁当を喰って、当初の計画と比較。負けてる…(汗)。バスが蛭谷に着く時点で予定より10分ほど押してたのがそのまま響き、10分ほど予定より遅い(そういや、バスの運ちゃんが事務方が運転手の意見も聞かずにダイヤ設定したせいで、ダイヤどおりに運行出来ん!と嘆いてたな…汗)。羽入14:23発のバスに間に合わせるためにはゆっくりしていられない。「テンボウ」と標識があるので、展望地に行って栂海新道方面の白鳥山や下駒ヶ岳などの展望を楽しんでから、12:04に下山開始。
大地山頂上から鍋倉山までの区間は細かいアップダウンもあり、それほど短縮は望めないと思ってたけど、事実、鍋倉山頂上到着は12:57で、この時点でも計画に対し10分以上負けていた。ずっと曇り空の下の歩きだったけど、鍋倉山頂上に着くと陽が差すようになる。これは単に雲がかかる範囲から出ただけなのか、それともホントに天気が回復してきているのか。鍋倉山頂上からみる白馬連峰はだいぶガスがかかっていたが。
夢創塾に14時までに降りれば、あとは車道なので走れば何とかなると思い、上りで汗を絞られた急坂を下る。陽射しが回復したので、暑さも敵。13:56に夢創塾に下山。ここまで来れば、羽入14:23発のバスに間に合うだろう。あとは車道歩きで、帰りは朝日小川第二発電所の前から、朝日小川発電所橋というそのまんまなネーミングの橋を渡って県道に出て、羽入バス停を目指す。ほぼ間に合うのは確定してたので、走ったりはしなかった。バス停には14:21に到着。バスの通過予定時間の2分前。スパッツを外して収納してたら、さっそくバスが来たので乗車。3時前には泊駅に戻ってた。
第3便のバスに間に合わせようとしたせいで、かなり余裕の無い山旅になってしまった。大人しく第4便で帰ったほうがよかったかもしれない。夢創塾からの急坂の往復が効いたのか、しっかり翌日脚に筋肉痛が来た!
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