天空の池[二児山~笹山](黒川牧場前 IN/OUT)


- GPS
- 05:21
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 737m
- 下り
- 733m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
下界の気温上昇、虫の活性化、低山では過ごしにくくなりつつある山ライフ。
しかしながら2500m以上は未だ残雪が残るため、おいそれと気軽に踏み入るのはリスクが伴う。
はてさて、どこに行こうか、、、
2000mあたりの素敵な山はどこだ?^^
日本の屋根、日本アルプス。、、、の周辺のすこーし低い山。アルプスの山々を眺めながらのんびりする時間。
登山口へ
長野県大鹿村県道152号線から塩川右岸を入っていき、黒川牧場を目指す。
黒川牧場までの道は、集落終点までは行く通りかのルートがあるが狭い道を選ばなければ比較的良い道だ。(「HAKKO OOSHIKA」さんの白い看板を辿れば間違いはないはず)
「比較的良い道」、、、でも、長く山に通っていると様々な酷道を見てきているので、一般的な「良い道」とはちょっと違うかも^^
道は狭く離合は場所を選ぶし、小さな落石はあちこちにあるし。でも、山屋的には良い道www
駐車場は小さく、道路わきに約7台くらい。ゲート手前のちょっとしたポケットに2台。といった具合。お昼に下山してきたときはあと1台で満車という感じであった。
天空の池へ
朝の空気はひんやりしていて半袖では肌寒い。駐車場からはすでに中央アルプスが見えており、山側には緑の牧場跡が広がっている。空は青空、今日は絶好の山日和だ。
ゲートから牧場作業道を登っていく。途中で「二児山遊歩道」のガイド看板が出てきた。ヤマレコに設定されている登山ルートは直進の林道を指し示しているが、遊歩道を設定している方(大鹿村?)の意図は、林道ではなく山道ということなのだろう。直に看板に従って山道の九十九折を登っていく。開けた放牧地跡は緑が美しい。ただ、よーく足元をみるとニホンジカの糞だらけwww。
どうやらここはニホンジカの楽園らしい^^
遠くに可愛らしいシカのお尻が見える。もう少し近寄りたいのだが、あっという間に森の中に逃げ込んでしまう。
牧場跡を登っていくと、突然、目的地の「天空の池」が目に飛び込んできた。あっけないくらいに近い^^
池の反対側に回り込み、池越しに中央アルプスを眺める。
中央アルプスの峰々は、稜線から伸びる谷筋に沿って雪が残っている。雪があるのは、南駒ヶ岳、空木岳の辺り、宝剣岳、木曽駒ヶ岳の辺りだろうか。
無風の中、青空を映し込んだ水盤は、まるで鏡のようだ。
辺りは放牧地が広がっており、まさに牧歌的な景観^^ 期待以上の絶景である。
二児山へ
名残惜しいがまだまだ歩き出したばかり。二児山へむけて先を急ぐ。
天空の池を少し離れると、放牧地は笹に飲み込まれている。今はまだ脛丈くらいなので、シカが作ったであろう獣道を気持ちよく歩く。
ただ、いずれ時と共に笹が伸びていきこの景観は様変わりするのだろうか。
「二児山遊歩道」を整備されている方々が笹も刈っていただけると良いのだが。
二児山へ向けて放牧地を抜けて森の中へ。森の中は苔むしており、差し込む日差しが美しい景色を作っている。
二児山は西峰と東峰がまさに双子のようだ。まずは西峰から。そしてさらに奥の岩峰へ向かう。
岩峰からは、中央アルプスが近くに見える。遠くには乗鞍岳、穂高山脈、槍ヶ岳から表銀座も。美しい峰々。
西側に目を向けると塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、、、想像していた以上に塩見岳が近くてびっくり。
岩峰まで来ないともったいない^
分岐点まで戻ったら東峰へ。東峰は眺望がないのが残念。
「山と青空と甘味♪」
二児山東峰から一旦下り、笹山へ向かう。
このルートは南アルプスを眺めながら歩けるのかなと思っていたが、残念ながらシラビソの樹林帯歩き。しかも若干西側をトラバース気味に歩くため残念ながら南アルプスを眺められるポイントはほぼない、、、
このルート倒木も多いのだが、その倒木が苔に包まれて再び山肌に飲み込まれていく様を目にすると、自然の循環の一部を感じることができた。
黒河山をすぎたあたりで白骨林があった。まるで大台ケ原のような景観。
このあたりでようやく南アルプスを眺めることができたので、間近にみる塩見岳をおかずにランチタイム。
そして、恒例の「山と青空と甘味♪」。今日はコンビニで買った「草大福」。
山の上で、塩見岳の見事な山頂を眺めながら食べるアンコは美味いなぁ^^
笹山へ
森を抜け、笹山へ。笹山からは北岳、間ノ岳、塩見岳が見えた。塩見岳は歩いて行けそうなくらい近くに見える。
南アルプスを満喫し、天空の池へ折り返す。
下山
下山途中で白骨化したシカを見かけた。
二児山への登山道にも子ジカの遺骸があったな。自然の循環だ。
良い山だった。また、秋に来ようか。
冬の積雪期はどんな景色を見せてくれるのだろうか。
麓から積雪舗装路を歩き、天空の池まで行くというプランなら自動車スタックリスクも回避できるが^^
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