北蔵王 小屋の沢遡行 ガッカラ沢下降


- GPS
- 26:28
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 850m
- 下り
- 850m
コースタイム
天候 | 2日間晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小屋ノ沢林道は車高の高い車推奨だが、今回停めたスペースまではエブリイワゴンでも行けた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
名取川水系 北川 小屋の沢遡行 ガッカラ沢下降 体感3級下 水量多い フェルト△ 雪渓あり 魚影濃い ■アプローチ 駐車地点から林道を進むと次第に藪化するが、踏み跡はある。大鍋沢の出合いを過ぎると道はさらに藪が増し、崩落地点のトラバースなど中々悪いアプローチを進む。 藪の中に橋が現れ、橋の袂から小屋の沢へ入渓。 歩き出しから入渓まで30分。 ■小屋の沢本流遡行 入渓早々、釜の小滝や淵など現れ名渓の雰囲気満載でテンションが上がる。 全体的に滝の数は多く、中には見応えのある滝もあり遡行していてまったく飽きない。 直登にこだわると渋い滝もあるが、巻きは比較的巻きやすく行き詰まる事はないだろう。 今回は上部の沢筋には雪渓がびっしり。 稜線まで標高差200辺りからひたすら巻きの藪漕ぎとなったが、藪はそれ程濃くなく助かった。 ■ガッカラ沢下降 登山道を30分程下り、ガッカラ沢の支流が登山道に1番接近する辺りから下降開始。 ガッカラ沢は雪渓も少なく順調に下降していく。 途中に懸垂下降2回を挟み、最後はゴーロを下ると左岸に護岸のコンクリ跡が出てきたので、そこで幕とした。 2日目は10分も下れば小屋の沢本流に合流。往路の林道に上がり脱渓となる。 |
写真
装備
個人装備 |
登攀具一式
泊り装備一式
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感想
去年、計画してたけど天気とタイミングが合わず行きそびれていた小屋の沢。
泊まりで行くと聞いたので参加(´∀`*)
予想通り上部は雪渓がみっちり。
でも予定通りにテン場につけて、ビールを飲めて満足感たっぷり(∩´∀`)∩
強いて言うならビールは3本持ってきてもよかったな。。。
翌日は車まで45分くらいだったので早出をしたら日帰りでも行ける事がわかった。
これからは泊まり沢も増えてくるから体力をつけねば!
テン場で美味しいビールを飲むためにも!
またよろしくお願いします(*^^*)
宮城山形に跨る蔵王連峰。
熊野岳と雁戸山の間にある名号峰は、蔵王連峰の中でも地味な存在だろう。
その名号峰の東面を流れる小屋の沢は、以前は地元の沢ヤはもちろん、関東からも遠征で入るパーティーがいた程メジャーな沢だった。
ネットに上がってる記録も豊富ではあるが、近年の記録は少なく、どんどん忘れ去られている感じすらある。
地元宮城に住む私としては、蔵王の茗渓である八方沢と同じように、いつかは遡行しなければとずっと思っていた沢だ。
何年か前に遡行するつもりで林道の駐車地点まで入った事があるが、何故かまったく気分が乗らず、そのまま踵を返して帰った事がある。
今思えば何故あの時遡行しなかったのか不思議ではあるが、今回は前日からヤル気満々、早く小屋の沢に入りたくてウズウズしていた。
その理由は、今シーズンようやく訪れた好天の週末。
気温は30度予想。
ようやく、やっとのやっと、沢泊が出来る喜びである。
当初は、2日目の日曜日、昼には帰らなければならない用事がある事からソロで行くつもりだったが、そこはやはりゴルオヂ、ハイエナのように何かを嗅ぎつけたのだろう、1人では行かせないよとばかりに立て続けに連絡が入り、小屋の沢に行くと聞けば当然のように食い付いてきた。
1日目がタイトスケジュールになる事を了承してもらい、これで万事オッケー。
今シーズン最初の沢泊は楽しくなりそうだと、ようやくの小屋の沢遡行、ガッカラ沢下降にこぎつけた。
結果として、小屋の沢は想像を越えた茗渓であった。
と云うと大袈裟かもしれないが、私の小屋の沢に対するイメージが良くなかっただけなのだろう。
もっと地味な沢のイメージがあったのは正直な所だ。
飯豊や朝日のような豪快さはもちろんないが、東北らしい綺麗な森が近く、見応えのある大滝や綺麗な釜や淵が多い。
そして最初に小屋の沢に入渓した時点で、いい雰囲気が漂っていた。
これはもっと遡行者が多くてもいい沢だろと思ったのは、私だけではない筈だ。
今回は予想通り、上部は雪渓でビッシリ詰まっており、最後は藪漕ぎで稜線に抜ける形となったが、それでも足並み揃った面子のおかげで想定内通りの時間でガッカラ沢下降に入れた。
今シーズン待望の焚火と酒、そして仲間達と過ごす時間は至福の時であり、自分の都合で偏ったスケジュールとなり申し訳ないと思いながらも、ソロじゃなくて良かったと思えた。
そんな仲間がいる事に感謝、そして幸せな時間を与えてくれた小屋の沢に感謝したい。
ありがとうございました。
小屋ノ沢は癒しの中にも見せ場がある良い沢だった。 上部は雪渓が詰まっていてどうなるかと思ったけど険しい地形じゃなく、藪もそれほど濃くなかったのが救いだった。
夜の宴会ではたくさんのつまみとお酒で楽しかったです!モーリーさん誘ってくれてありがとうございました。
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