荒涼「イワオヌプリ」とツバメの花園

2025年06月10日(火) [日帰り]

• GPS: 07:01
• 距離: 8.5km
• 登り: 503m
• 下り: 521m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:07
• 休憩: 0:49
• 合計: 6:56

距離 8.5km 登り 503m 下り 521m

5:27 ニセコ野営場
5:34 5:44 ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター
6:22 6:28 イワオヌプリ登山口
7:04 イワオヌプリ分岐
8:25 8:26 イワオヌプリ（山頂標識）
8:40 8:41 イワオヌプリ
8:52 9:03 イワオヌプリ（山頂標識）
9:42 イワオヌプリ分岐
11:17 イワオヌプリ分岐
11:42 イワオヌプリ登山口
11:53 11:55 五色温泉園地お花畑駐車場
12:08 12:24 ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター
12:25 12:27 ニセコ野営場
12:29 ゴール地点

天候

晴れ一時曇り
北か西の乾いた風　1〜3m
空気は霞んでいた
羊蹄山がうっすらと写った

日射しが強く　木陰の無い外輪山などは　涼しく乾いた風に救われた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道58号沿いの五色温泉のすぐ上　ニセコ五色温泉インフォメーションセンターの　駐車場を利用した
トイレ・靴洗い場有り

県道の向かい側　五色温泉キャンプ場の駐車場は利用料金(駐車代)1人200円
トイレと県道からの入口に靴洗い場が有る

ニセコ町側で24時間営業のコンビニは12kmほど離れている

※ 通行止め情報 ※
次の週末　ニセコパノラマラインがバイクレースのため通行止めになる
詳しくは写真を参照してください

コース状況／危険箇所等

駐車場から五色温泉花畑経由　イワオヌプリへ　外輪山を時計回りして　小イワオヌプリにも寄った

巾広く刈り払いされた登山道に　道標とマークは十分有る
火山の特徴でゴロ太の多い道だけど　幸いなことに浮き石は少ない
雪は僅かに踏む　よく乾いて　ぬかるみは無い
小イワオヌプリだけは　破線路で　古いマークが少し有るだけ　一部で藪が少しかぶる
イワオヌプリの外輪は　荒涼として草木も少ない　ザレや露岩の折り重なるところなど変化に富んでいる　ケルンやマークも有り　人の歩いた薄い跡をたどった

カンバの類いやナナカマドなど広葉樹の木陰がありがたい　日当たりの良い外輪山では風に救われた

山頂と外輪山は展望抜群
外輪山は進むほどに展望が変わって飽きる暇は無い

花はツバメオモトが驚くほど大量に咲いていた
上の方でも　樹林下にはつぼみを付けた株がたくさん有って　もうしばらく楽しめる
マイヅルソウも密生するところが有り　これからつぼみを出す
エゾイソツツジは花畑で地面を覆っている　チラホラ咲き始め

会った人は10人ほど　やっぱりアンヌプリより静かな山だった

その他周辺情報

雪秩父は休業

道路向かいで　天然温泉などの幟を見て　月美の宿　紅葉音を日帰りで利用した
酸性の泥濁りのお湯を掛け流す
底に滑らかな泥がたまり　かき回すと透明度0
露天風呂にはパック用の泥が容器に用意されている
大湯沼を持って来たような極上泉
800円　シャンプー・石鹸・ドライヤー・貴重品ロッカーが備わる

写真

6/10 4:32

パノラマラインの大湯沼
少し冷えた朝は
水蒸気が激しい
ここに雪秩父が有る

6/10 5:31

五色温泉キャンプ場
きれいなトイレ有り
ここは1人1日200円

6/10 5:36

県道向かいの
ニセコ五色インフォメーションセンター
ここもきれいなトイレと
靴洗い場が有る
無料

6/10 5:44

この水栓は
手で押さえてないと
水が止まるタイプ
片手がふさがるので
靴洗いには不便

6/10 5:45

五色花畑と
イワオヌプリは
橋からスタート

6/10 5:45

センターの建物に
靴洗い場が有った

6/10 5:46

橋から五色温泉
昨日行ったので
今日は他にしよう

6/10 5:46

橋から見下ろすと
エゾノリュウキンカ
ちょっと遠い

6/10 5:50

なんだかツバメオモトが
群れている

6/10 5:52

カンバの林床は
エゾイソツツジの
絨毯が広がる
つぼみ出始め

6/10 5:59

咲き始めの
エゾイソツツジも

遠くに見えるのは五色温泉

6/10 6:02

ヤブデマリ

6/10 6:06

群れ飛ぶツバメ

6/10 6:07

これだけたくさんの
ツバメオモトは
他で見たことない

6/10 6:22

遊歩道が合流して
ここが登山口

6/10 6:23

いきなりの登竜門階段
ザレの斜面よりは
歩き易くありがたい

6/10 6:41

マイヅルソウ畑
つぼみがチラホラ
これから舞うところ

6/10 6:43

濃い笹藪も
部分的に枯れている
花が咲いたか

刈り払いはしっかりしてある

6/10 6:48

雪を踏むのは
4ヶ所ほど
それも10mあるかないか

6/10 6:53

開けた場所に
ベンチ有り
ニトヌプリと
チセヌプリが見える

6/10 6:55

道標の他
リボンやペンキマーク有り
沼めぐりコース？
大沼とか神仙沼とか？
少し遠くないか

6/10 7:01

後光が輝くイワオヌプリ

6/10 7:04

イワオヌプリ分岐
目印は赤ペンキの木杭
正式な道標の準備中か？
右へ進む

6/10 7:18

ウコンウツギ
咲き始め

6/10 7:22

コケモモ
これから開く

6/10 7:29

コブリー
ハクサンチドリ

6/10 7:33

外輪山の一角に
乗り上げる
雪解けのせせらぎが
流れ出す場所だ

6/10 7:43

時計回りで左へ進む
対面に山頂の標識が立つ
右奥はニセコアンヌプリ

6/10 8:07

外輪山から左に近く
小高いピークに寄った
ロックガーデンだ
間を埋めるのは
エゾイソツツジや
マルバシモツケの絨毯

6/10 8:07

その先に見えるのは
ワイスホルンだ
リフトの支柱が
残っている
道は無い

6/10 8:17

左手はるか
ニセコの瞳　大沼を見下ろす
ツインピークはＰ984
ワイスホルンの尾根の一角
下の方に硫黄鉱山跡が有る？

6/10 8:19

天然のケルン
空気の抜けた穴が
虫食いのチーズか
トラバーチンのように見える

6/10 8:25

外輪に戻って
アンヌプリを目指す？

6/10 8:27

又　外輪の左にピーク
道が付いてる
マップを見ると
イワオヌプリ1116だ
行かぬ手は無い

6/10 8:37

岩渡りで
イワオヌプリ1116に立つ
山名標などは見当たらない

6/10 8:39

左手はさっき登ったピーク
その先にワイスホルン
いい眺め

6/10 8:40

外輪を振り返る
遠くに目国内岳など
主峰アンヌプリより
低いのに残雪が多い

6/10 8:53

イワオヌプリ山頂？1110
山名標とケルンが立つ
ニセコ主峰アンヌプリを見上げる

6/10 8:57

先に進んで少し下り
見上げるイワオヌプリ1116
右の奇岩はアンヌプリから見えた

6/10 9:05

外輪に戻って振り返る
最初に登ったピーク
不思議なことに
地形図を見ると1120を越える
イワオヌプリ1116や
山名標1110より高い
なぜあれが山頂にならなかった？

6/10 9:15

外輪を進んで
山名標ピークを振り返る
ここはアンヌプリから
見下ろしたガレ斜面だ

6/10 9:22

時計回りの起点まで戻った
円形劇場だ
真ん中にケルンが有るから
歩き回る人もあるらしい

6/10 9:27

次に向かう
ポンイワオヌプリ
左に遠くニトヌプリ
その先はチセヌプリ？

6/10 9:44

ミヤマスミレ

6/10 9:46

右は硫黄鉱山跡
ポンイワオヌプリ
左はニトヌプリ
立てたての道標

6/10 9:48

去年のツルリン

6/10 10:03

ポンイワオヌプリ分岐
破線路だから
古いマークが少し有るだけ

6/10 10:04

ザレに薄く残る
踏み跡を追う

6/10 10:09

ザレを登り切ると
踏み跡は左に続く
少し藪かぶりの
トラバースで登る

6/10 10:24

岩を渡ってピークを目指す

6/10 10:30

登りきって
西にならぶニトヌプリ
チセヌプリと目国内岳
重なって判別できない

6/10 10:32

イワオヌプリと
アンヌプリを振り返る

6/10 10:41

小イワオヌプリ山頂の
岩の隙間にゴゼンタチバナ

6/10 11:01

帰路に着く
樹林に入ると
ツバメオモトが点在する
花芽を出し始め

6/10 11:06

エンレイソウの花も大きい
今年はまだ白いのに
会ってない

6/10 11:17

点々とサンカヨウ

6/10 11:41

花畑の階段まで戻った

右奥のピークは
モイワスキー場のトップ

6/10 11:43

鞠のような
エゾイソツツジ

6/10 11:49

藁床のイチゴ畑

6/10 11:53

県道まで下りた
イワオヌプリ上の登山口
向かいにアンヌプリを見上げる

6/10 12:00

県道沿いも
何かあるかも
ミズバショウ

6/10 12:01

タチツボスミレ

6/10 12:08

ニョイスミレ

6/10 12:09

ノビネチドリ

6/10 12:06

インフォメーションセンター

6/10 12:13

そら恐ろしくも
はびこるのは
外来タンポポ

6/10 12:37

雪秩父はクローズド

6/10 12:39

大湯沼
ブクブク泡がたって
熱くて入れそうにない
向かいはチセヌプリ

6/10 12:46

幟がたくさん立つのを見て
月美の宿　紅葉音で日帰り温泉
大湯沼を運んできたような
泥湯が良かった

6/10 4:21

ニセコ町から行くと
ニセコクラシック自転車競技のため
ニセコパノラマラインは
6月15日6時10分〜8時10分
通行止め

6/10 14:02

県道66号パノラマラインと
58号の分岐まで来ると
6月14日〜15日
18時〜10時50分まで通行止め
共和町側は長いようです

6/10 14:03

同じ場所でニセコ町側を
振り返る
6月14日〜15日
18時〜10時50分通行止め
五色ゲーㇳってどこ？
58号倶知安側は通れる？

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

　前日、アンヌプリから見下ろしたイワオヌプリが楽しそうな地形に見えたので　さっそく向かった。

最初に意表を突いてくれたのは、予想外のツバメオモトの大群生だった。
五色温泉花畑とマップに載っていたが、遊歩道沿いの花畑なんか、たかがしれていると舐めていた。
グーグルマップの口コミにも「どこに花が有るのか？わかりませんでした。」などとある。
期待してなかっただけに、見たことのない大量のツバメオモトに、言葉を失った。
歩いて高度を上げると、あちこちに群生して　つぼみを出した株もたくさん見た。

イワオヌプリの外輪山は　予想したとおり、ザレや岩礫など変化に富んだ道で、歩くに連れて眺めが変わり、飽きさせない。
小イワオヌプリの破線路は　藪有り　岩渡り有り、ルートを自分で見定める楽しい道だった。
ニセコアンヌプリの　おまけみたいに思っていたが、楽しめる山でした。

? アメリカンポリス風なサイレンの人 ?
前日に引き続き　朝7時前から登山口近くでサイレンを鳴らしていた。
それもよく通る音で、イワオヌプリ山頂でも　登山口が見えるところなら聞こえてくる。
9時過ぎだったから　2時間以上鳴らしていた！
何のために？
熊を追い払うのなら、あんなに長い時間鳴らす必要は無いだろう。
あれだけ大きな音を　五色温泉のスタッフが知らないと言うから、よそ者が触れてはいけない事情が有るのだろうか？