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Yamareco

記録ID: 8298738
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

荒ぶる蝶ヶ岳テント泊、極限に近い一夜

2025年06月16日(月) 〜 2025年06月17日(火)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:46
距離
14.1km
登り
1,477m
下り
1,484m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:39
休憩
1:53
合計
7:32
距離 7.4km 登り 1,428m 下り 47m
8:22
15
8:37
8:45
32
9:17
9:21
5
9:26
9:46
91
11:17
63
12:20
12:24
60
13:24
13:37
22
13:59
14:11
28
14:39
14:44
3
14:47
14:50
19
15:09
15:53
1
15:54
2日目
山行
3:23
休憩
0:41
合計
4:04
距離 6.7km 登り 50m 下り 1,436m
7:28
0
7:28
1
7:29
7
7:36
14
7:50
7:56
8
8:04
8:10
48
8:58
8:59
37
9:36
9:52
51
10:43
10:51
3
10:54
10:57
22
11:19
11:20
12
天候 1日目…雨・爆風20m/sに迫る勢い(17m/s〜くらい)
2日目…快晴・風速は稜線上では普通(7m/s〜10m/sくらい)
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三股登山口駐車場(安曇野市北アルプス登山者駐車場情報サイト)
https://mt-parking-info.azumino-e-tabi.net/detail/mitsumata.php
※駐車場が空いていなく、狭い道に路上駐車すると車が立ち行かなくなるので、直ちに警察に通報が行き、切符を切られるそうなので、要注意。指定の駐車場以外には駐車しないようにしましょう。
コース状況/
危険箇所等
登山道は、特に危険個所無し。
残雪が多少残っているので、キックステップやツボ足で、慎重に進めば問題ないかと。
その他周辺情報 ★日帰り入浴
ほりでーゆ〜四季の郷
http://www.holiday-you.co.jp/spa.html
モンベル会員証提示で100円引き
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
おはようございます。天気が良くないこと、そして月曜日ということもあり、三分の一程度しか駐車していません。
2025年06月16日 04:22撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
6/16 4:22
おはようございます。天気が良くないこと、そして月曜日ということもあり、三分の一程度しか駐車していません。
トイレの外観。写真右側には沢水の蛇口があります。ただし、生水ですので煮沸した方が安全です。
2025年06月16日 05:41撮影
6/16 5:41
トイレの外観。写真右側には沢水の蛇口があります。ただし、生水ですので煮沸した方が安全です。
男子トイレ。水洗です。洋式トイレは、水洗ガンで流すタイプ。ちょっとコツが要りますが、ちゃんと説明書きがあります。
2025年06月16日 05:42撮影
6/16 5:42
男子トイレ。水洗です。洋式トイレは、水洗ガンで流すタイプ。ちょっとコツが要りますが、ちゃんと説明書きがあります。
なんと今年からフリーWi-Fiが設置されていました!!!スゲー便利です。
2025年06月16日 05:41撮影
1
6/16 5:41
なんと今年からフリーWi-Fiが設置されていました!!!スゲー便利です。
わざわざ、人様の車から盗もうとする不届き者がいるんですね。
2025年06月16日 05:44撮影
6/16 5:44
わざわざ、人様の車から盗もうとする不届き者がいるんですね。
ここからスタート。
2025年06月16日 08:22撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
6/16 8:22
ここからスタート。
相談所のトイレ。なかなかクラシカルだそうです。ここから山頂まではトイレがありません。
2025年06月16日 08:37撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
6/16 8:37
相談所のトイレ。なかなかクラシカルだそうです。ここから山頂まではトイレがありません。
シーズンになると人がいるのかな?
2025年06月16日 08:37撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
6/16 8:37
シーズンになると人がいるのかな?
林道一ノ沢線・通行止めの影響で、ここを起点に蝶ヶ岳・常念岳の周回コースを取る方も多いようです。
2025年06月16日 08:46撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
1
6/16 8:46
林道一ノ沢線・通行止めの影響で、ここを起点に蝶ヶ岳・常念岳の周回コースを取る方も多いようです。
迂回ルートの説明。
2025年06月16日 09:05撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
6/16 9:05
迂回ルートの説明。
力水。給水ポイント。
2025年06月16日 09:18撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
3
6/16 9:18
力水。給水ポイント。
2025年06月16日 09:27撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/16 9:27
ゴジラ岩
2025年06月16日 09:29撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
3
6/16 9:29
ゴジラ岩
中間地点の看板。二か所ありますね。
2025年06月16日 11:40撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
6/16 11:40
中間地点の看板。二か所ありますね。
雷鳥のつがい。
登り時の一番のイベントでした。。
2025年06月16日 14:36撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
4
6/16 14:36
雷鳥のつがい。
登り時の一番のイベントでした。。
保護色になっていて、ワカラナイ。
2025年06月16日 14:38撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/16 14:38
保護色になっていて、ワカラナイ。
テントを立てた後、少しガスが抜けた。
2025年06月16日 16:57撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
4
6/16 16:57
テントを立てた後、少しガスが抜けた。
ちょっとエモい。
2025年06月17日 04:38撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/17 4:38
ちょっとエモい。
自分のテント。爆風でたわんでいますが、特に問題なし。よく見ると1本ガイラインが外れています。これは爆風の影響でペグごと抜けていました。
2025年06月17日 04:50撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/17 4:50
自分のテント。爆風でたわんでいますが、特に問題なし。よく見ると1本ガイラインが外れています。これは爆風の影響でペグごと抜けていました。
2025年06月17日 05:28撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/17 5:28
太陽が犀川にリフレクション。
2025年06月17日 05:28撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/17 5:28
太陽が犀川にリフレクション。
槍ヶ岳の姿は全く見られず。
2025年06月17日 05:29撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/17 5:29
槍ヶ岳の姿は全く見られず。
涸沢カールでテント泊したいな。
2025年06月17日 05:32撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
3
6/17 5:32
涸沢カールでテント泊したいな。
折角なので、爆風の中で撮影。
2025年06月17日 05:35撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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6/17 5:35
折角なので、爆風の中で撮影。
雪も数か所残っていますが、キックステップで十分です。
2025年06月17日 07:34撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
4
6/17 7:34
雪も数か所残っていますが、キックステップで十分です。
撮影機器:

感想

●北アルプスの稜線でソロテント泊縦走をチャレンジしたく、経験を積むためモンベルのツアー(登山ガイドと歩く 北アルプス稜線上のテント泊 蝶ヶ岳2days)に参加しました。

●天候が非常に不安定で、途中からは雨も酷くなり、高度が上がるごとに風も強くなっていき、稜線では風速15m/s前後という、ふと気を抜くと飛ばされそうな中々の環境でした。
 この状況を鑑みて、さすがにガイドさんから「追加料金になるが蝶ヶ岳ヒュッテの小屋泊に変更したい方はいるか」という意思確認・提案もありましたが、参加者は全員テント泊を選択しました。

●通常の風速であれば、一人でテントを立てて、ガイドさんがチェックする流れとのこと。
 しかし、今回は暴風が巻いている極限に近い状況のため、ガイドさんを含めて複数人で協力して立てることになりました。  
 私はかなり動揺していましたが、ガイドさんの落ち着いた口調もあり、どうにかできました。
 協力してもらった方には、本当に感謝です。

●爆風のため予定したことも無くなり、さっさと夕飯を食べて午後6時30分頃には寝袋に入ってモゾモゾしていました。
 尿意がありましたが、さすがにトイレに行くと飛ばされそうな気がして、翌朝まで我慢していました。一時的にナルゲンボトルにおしっこする方の気持ちが分かりました。。。
 しかし、このような状況でも人って意外に寝られるもので、翌朝午前4時にガイドさんから声をかけられて起きた時には、結構スッキリ目を覚ましました(※事前に、翌午前4時に各テントを回り状況をお伝えするという流れでした)。

●ガイドさんの情報のとおり、午後9時ころから降雨があり、翌午前0時ころには、右から爆風きて、左からも爆風が来て、最後は巻いて下から上に突き上げられるような風が来るという、なかなかの状況で一夜を過ごしました(ガイドさんが言うには、最大風速で20m/sくらいではないかと)。

●午前0時か1時過ぎの爆風時に目が覚めた時、なぜか足音や、人の声が聞こえたりして空耳かなぁ、変だなぁ、なんか気持ち悪いなぁと思っていたら、なんと悪天候のため別チームのテント三張りが、撤収していました。
 何かモノを飛ばして探していたんでしょう。しかし、よくあの真っ暗闇&爆風の中で撤収し、探したものです。
 あのチームは、あれから下山したのか??、それとも午前様に蝶ヶ岳ヒュッテに逃げ込んだのでしょうか??、まさか夜半のうちに撤収して、次の山に向かったのでしょうか。
 いずれにしても、ツヨツヨ。。。

●私のテント以外は全部ドーム型でしたが、この爆風の中をものともせず、テントが全く揺れずに、ビシッと立っていました。
 私のテントは、風を受けてフライやポールがグワングワンしなりましたが、ガイドさんの指導の下ちゃんとしたペグ打ちが功を奏し、耐え抜きました(ただし砂地でペグの刺さりが甘かったようでガイライン一本が外れ、そして一本ペグが抜けていました)。
 また、テントのポールは曲がっていませんでした。
 しかし、稜線でのテント泊には、ドーム型しかないと考えを改め直しました。

●結果的にツアーのスケジュールとは、全く異なりました。
 ガイドさんから「これが極限だと思って、これ以上酷い天候や、ソロ山行だったら、予定を再考すべきレベル。今後の”撤退する基準”を身をもって体験することができたと思う」とお話がありました。
 私としては、とても貴重な体験を得ることが出来た、大満足のツアーでした。

●ガイドさんは、休憩ポイントごとにツアー客を入れ替えて、スピードを調整されていました。
 行きは悪天候・初見もあり皆さん結構無口でしたが、帰りはそれぞれが会話・質問しながら結構楽しく下りてこられました。
 ガイドさんは経験・技術に加えてホスピタリティが高く、大満足でした。

●快晴での下山時、木の階段を整備しているご年配の男性と出会いました。
 どうやら、滑らないように小石とかを除いている感じです(※ガイドさんは、ヒュッテの先代ではないか、、、と)。
 こういう地道な保全もあって、登山道はとても整備されてとても歩きやすかったです。感謝です。

★ヤマップにもアップしています。
https://yamap.com/activities/40801084




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