吾妻連峰。松川支流下矢沢

2025年06月22日(日) [日帰り]

• GPS: 07:52
• 距離: 6.0km
• 登り: 574m
• 下り: 570m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:01
• 休憩: 0:52
• 合計: 7:53

距離 6.0km 登り 574m 下り 570m

6:47 温海沢橋下
6:53 松川、温海沢出合い
7:16 7:19 松川、下矢沢出合い
7:35 555ｍ二俣
9:15 740ｍ変則三俣
10:14 11:03 860ｍ休憩地点
11:18 1035ｍ尾根
12:00 965ｍ尾根下降地点
13:57 555ｍ二俣
14:28 松川、矢沢出合い
14:40 温海沢橋下

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車地点　温海沢林道温海沢橋付近　松川、温海沢出合いで工事中の為林道は整備されている

コース状況／危険箇所等

　温海沢〜松川〜下矢沢出合い　駐車地点より直ぐ温海沢に降りる、ゴーロを下り松川出合い、堰堤工事中である。松川をゴーロ、河原、滑などを歩き下矢沢出合いへ
　下矢沢　出合い7mの滝を右岸から登りその上はゴーロの中に小滝が5本続き555m二俣、左俣は流水が無いように見え貧弱、本流の右俣に進む、滑や滑滝があるが倒木と土砂で埋まっている所が多い。連続する滑滝を2本越えると15m三段の滝、一段目二段目を左岸から登り三段目を登ろうとするがヌメリと傾斜が強く左岸高巻き。次に二段10mの滝、一段目は容易、二段目はヌメリを取りながら倒木と流芯の間を左岸から登る。直ぐに両岸岩壁の25mの滝、右岸のルンゼに入り登ってゆくが岩壁がかなり上まで続いている、落ち口と同じ高さでルンゼを抜け落ち口に向かって草付きの急斜面をトラバース、岩壁下の岩の割れ目を抜けて落ち口に降りる。
　ゴーロや滑を進み745m変則三俣、まず右俣が流入直ぐ上に中俣左俣が有る、中俣が本流のようだが下矢沢左俣への下降の為左俣に進む。左俣に入ると直ぐに3段20mの滝、水量は少ない。一段目二段目は容易三段目10mは立っていて途中に二本のバンドが走る、まず最初のバンドまで流水沿いに登る、次に岩溝沿いに登ろうと試みるが立っている上にヌメッテおり諦めて右岸から垂直の木登りの後落ち口に立つ、この先は難しい所は無く、松林の1035m尾根に抜ける。
　 左俣下降　左俣の源流から下降する為尾根を登り一旦下って865mのコルから下降開始。急斜面から沢形になり流水の無い沢を下る、この沢は特に難しい所はなく小滝が数本有るだけであるが中流部より上で石積の古い堰堤が6ヶ所確認出来た。555m二俣で本流と合流、ここから杉林の尾根を越えて矢沢に向かう、矢沢に降りてそのすぐ下が松川との出合いの滝10mである、滝の下降は容易で松川を渡渉して踏み跡を辿り林道に出て駐車地点に戻る。
　沢の名称だが地形図に名前が無い為単純に矢沢の下流なので下矢沢とした。
　

写真

6/22 6:53

駐車地点より温海沢を下り松川出合い

6/22 7:16

松川に左岸より下矢沢が滝で出合う

6/22 7:19

下矢沢出合いの滝7mは右岸よりシャワーで登る

6/22 7:26

直ぐ上に小滝

6/22 7:31

3mの滝

6/22 7:32

釜を持った滑滝

6/22 7:39

555m二俣から右俣本流に進む、滑が有った

6/22 7:50

土砂や倒木に埋まった所が結構目立った

6/22 7:58

滑滝

6/22 7:59

滑滝

6/22 8:00

15m3段の滝、一段目二段目は左岸から

6/22 8:07

三段目はヌメリと傾斜で歯が立たず左岸高巻き

6/22 8:23

直ぐに二段10mの滝、一段目は容易、二段目は流水と倒木の間を登る

6/22 8:29

直ぐ上に25mの滝

6/22 8:29

25mの滝の両岸は岩壁、右岸のルンゼで高巻く

6/22 8:47

ルンゼを抜けた所から恐怖のトラバース、奥の岩の割れ目を越えると落ち口に降りれる

6/22 8:57

滑やゴーロを歩く

6/22 9:15

変則三俣。右に中俣本流の小滝が見える、右俣はすぐ下、左俣に進む

6/22 9:19

左俣に入ると直ぐに三段20mの滝。一段目容易

6/22 9:23

二段目は左岸から、三段めの岩溝を登れず右岸から垂直の木登りで越える

6/22 11:18

汗だくで沢を上り詰め1035mで松林の尾根に出る、風が心地よい

6/22 11:24

吾妻連峰の主稜線と天元台スキー場が見える

6/22 11:27

尾根はツツジが花盛り

6/22 12:00

965mのコルより左の下矢沢源頭に下る

6/22 12:41

沢の上流に石積の古いダムを見た、この後5つ確認

6/22 13:07

沢を見上げる

6/22 14:15

555m二俣に戻る、左の沢を下って来たが貧弱

6/22 14:17

杉林の尾根を越え矢沢に向かう

6/22 14:26

奥が松川、手前が矢沢

6/22 14:41

駐車地点に戻って終了

撮影機器：

Pixel 7a Google

感想

mikiosam

　吾妻連峰、松川支流下矢沢を遡行する。
　ネット上に情報が無い沢であるが上流の矢沢のような赤い滑の連続を期待した、しかし全く別物の沢だった。松川との出合いは7mの滝、水量少なく規模の小ささが分かる、出合いの滝を越えると小滝が連続するが赤い滑は全くない。また、555m二俣は左俣に入る予定だったが出合いを貧弱さの為に見落としてしまい右俣本流に入ってしまう、途中で気が付いたが水量も多いのでそのまま進む、滑や河原が有るが結構土砂や倒木で埋まっておりこういう沢なのかと諦めかけた時15mの三段の滝、10m二段の滝、岩壁に囲まれた25mの滝と見応えのある滝が連続する。変則三俣は左俣に進む、入ると直ぐに三段20mの滝が立ちはだかる、水量は少ない。一段目、二段目を登り三段目を見るが無理と分かり右岸を垂直の木登り結構苦労して落ち口に立つ、沢を上り詰め尾根に上がると風が吹き汗をかいた体に心地よい。
　下降は左俣、流水が出るまでしばらくかかり人跡はここまで無かったが石積みの古い苔むした堰堤が有ったその下に間を開けて更に5つ有りいつ頃どんな目的でこれを作ったのかと思いを巡らす。特に見どころもなくゴーロの沢を555m二俣まで下る、こちらの沢を登らなくて良かったと思った。杉の林の尾根を越え上流の矢沢から松川を渡渉し林道を歩いて駐車地点に戻る。