白谷雲水峡 九州百名山完登（永田岳）翌日は太鼓岩スロートレッキング

2016年03月21日(月) [日帰り]

• GPS: 04:08
• 距離: 6.7km
• 登り: 603m
• 下り: 677m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:54
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:18

9:27 白谷広場
9:47 9:47 さつき吊り橋
9:54 9:54 もののけの森
10:14 10:17 白谷山荘
10:42 10:45 辻峠
11:16 11:16 太鼓岩
11:27 11:28 辻峠
11:53 11:54 白谷山荘
12:27 12:43 奉行杉
13:11 13:11 さつき吊り橋
13:45 白谷広場

GPSを起動させるのを忘れて、さつき吊り橋手前からログ取り始めました。奉行杉にて昼食タイム

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

現地ガイドさんの送迎バスに厚かましくも相乗りさせて頂きました
宿泊してないのに手配して頂いたRAKUSAホテルには感謝し尽くせません！

◎白谷雲水峡（白谷広場）
駐車場トイレは白谷雲水峡の入口奥。狭く休日などは路肩に駐車せねばならぬ場合も

コース状況／危険箇所等

晴天時は危険箇所なし
ただし増水時は沢を渡れなくなる場合があるので注意！

写真

3/21 7:02

春の屋久島最終日、ルームキーをポストに入れ民宿トロッコの宿に別れを告げる。お世話になりました

3/21 9:02

今年の年男？やっぱり白谷雲水峡へ行く道路沿いに登場。3年半前もここで見た

3/21 9:26

白谷雲水峡バス停の地獄表・・・いや、時刻表。1日4便。宮之浦港10時台のバスに乗ると帰りが微妙になるので躊躇してましたが

Iガイドさん運転のマイクロバスに乗せてもらったので9時半に到着！本当にありがたい

しかし振替休日、9時半の時点で白谷雲水峡の駐車場はほぼ満車！手前の路肩に駐車

私めがこの車の鍵を預かり、帰りは旅行の荷物を出して鍵を車内に入れて・・・バス代わりのみならずコインロッカー代わりにも使わせてもらい至れり尽くせり

ここまでお膳立てしてもらえれば、行かないわけにはいかない白谷雲水峡。協力金300円を払い入園

ん？宮之浦岳縦走して楠川歩道から入れば無料なのか？（爆）

3/21 9:28

ここにもJT看板があったか。ヤクスギランドにもあったな

3/21 9:29

前回来た時はここから弥生杉を見に行って、すぐ帰ったんじゃなかったかな？

今回はガッツリ白谷雲水峡をトレックするので左へ

3/21 9:32

岩を上がる

3/21 9:32

きれいな水

後に屋久島の名物ガイドさんの話が聞こえたのですが「俺は屋久島の水しか合わない！都会の水道水を飲むとじんましんが出る」体質だそうです

3/21 9:43

さつき吊り橋

白谷雲水峡と言えばもののけ。もののけと言えばジブリ。”さつき”もあのサツキ？

3/21 9:46

橋を渡ると楠川歩道、一気に登山道化します

3/21 9:51

モスってきましたね

3/21 9:49

スマホで撮るとより緑が

大名行列・・・この宮崎の子たちは前日、宮之浦岳山頂で昼食を食べてた高校生の軍団かな？

3/21 10:02

やはりこの時間は登山者のピーク。渡渉前で大渋滞

渡渉でも緊張感は無くユルい雰囲気。至る所で記念撮影

ガイドさんにくっついて歩く初心者の山ボーイズ＆ガールズが初々しい

3/21 10:09

ガイドツアー　ときどき　外国人　ときどき　縦走者

世界自然遺産の力ですね

3/21 10:10

白谷山荘までは50分ほど。前日、永田岳の帰りは正直「もうこのまま荷物持って帰ろう」と思ってましたが、疲れはビールで吹っ飛びましたw

くぐり杉にて、後続してたガイドさんに写真を撮ってもらいました

「撮ってもいいけど500円ね」と屋久島ジョーク付きで

3/21 10:19

七本杉

3/21 10:22

苔むす森へ

もののけ姫の場所だ

3/21 10:20

やっぱスマホの方が屋久島感出てるな

3/21 11:46

スマホにて撮影

もののけというより、スーモの世界

3/21 10:23

飲みかけのペットボトルはいかんですね

かくいう私も、前日に花之江河でペットボトル放置しかけたので他人の事は言えませんがw

3/21 10:25

ツバキ？の花が映える春

3/21 10:34

日が射す もののけの森

3/21 10:36

武家杉・公家杉

この名前は公募されたものだそうです

3/21 10:42

かみなりおんじ

小学2年生が命名

3/21 10:44

辻峠。ここまで90分弱

今日は縦走モード解除でスロートレッキング

3/21 10:45

太鼓岩は交通規制有りの一方通行、周回ルートです

3/21 10:45

太鼓岩の上は狭いので、昼食を食べるなら辻峠のこのベンチエリアで

3/21 10:47

ここから先は縦走コースで一気に人が減ります。でも縄文杉に行く人が居るからそこまで減らないかな

3/21 10:48

太鼓岩へは登り10分

3/21 10:56

若干の急登

3/21 10:58

食事禁止の看板を抜けると

3/21 11:00

景色どーん！

3/21 11:01

ヤマザクラのピンクのじゅうたんはまだですね。4月上旬頃が見ごろなのかな？

3/21 11:09

翁岳と宮之浦岳（写真中央）と永田岳

昨日はあそこの稜線に居ました

狭い太鼓岩には次々とカメラマンが

太鼓岩で片足立ちしときました

この日は久しぶりにピークを踏まない登山です

人わらわらで足の踏み場も無い・・・10分が限界！

ここはそそくさと退散

3/21 11:16

辻峠へは下山路（一方通行）を下る

3/21 11:27

女神杉。この辺で前を行くTシャツ姿の屋久島名物ガイドさんの話が聞こえてきて面白かったw

「俺はプリン通だけど、何だかんだでグリコのプッチンプリンは偉大だね」とか

辻峠にも人・人・人

ガイドさん同士も知り合いっぽくて駄弁り話。まだ昼食には早いので先を行きます

3/21 11:48

苔生す森。デジカメではいまいち

3/21 11:44

スマホで撮ると緑が映える

3/21 11:54

いつか使うかもしれない？白谷小屋へ寄ってみる

ガイドブックでは「白谷山荘」ですが、現地の標識は白谷小屋です

3/21 11:56

お食事中の方すみません

白谷小屋のトイレはそんな”殺人的”では無かったですけどね

3/21 11:56

日誌が開いてました

3/21 11:56

リビング兼ダイニングルーム（キッチンも？）

3/21 11:57

ベッドルーム

3/21 11:58

オープンテラスもあります。うん、普通に泊まれるじゃないの白谷小屋

3/21 12:04

ガイドさんの車に乗せてもらって時間的に余裕が出来たので、奉行杉コースを回って帰ります

3/21 12:05

昼食会場に良さそうだな・・・と思ったら後ろから来たガイドツアーに占拠されてしまいましたw

3/21 12:09

こちらは度々、沢を横切ります。そしてアップダウンも多い

3/21 12:09

外国人カップルがキャッキャと渡ってました。もう白谷雲水峡はすべてが微笑ましい（笑）

3/21 12:27

奉行杉に到着。誰もいないベンチがあったのでようやく昼食

3/21 12:28

上手い事花びらが乗ってますね

3/21 12:32

京丈山以来のイチゴスペシャル。イケダパンもこれ作ってるんだね

3/21 12:46

渡渉や滝といった、水辺ある所にアップダウンあり

楠川歩道沿いのメインルートに比べ人がグッと減ります

3/21 12:47

三本槍杉

3/21 12:56

三本足杉

3/21 13:03

こういう苔岩も

3/21 13:00

撮り比べ。スマホに軍配

しかしカメラに手を出すと金食うからなぁ・・・そもそも腕が無いw

3/21 13:11

二代大杉。木製の観賞デッキもあります

3/21 13:15

ここでさつき吊り橋にリターンしてくるのね

しかし奉行杉コース、確か3年半前に行ったような・・・ところどころ記憶が甦りました

3/21 13:16

バスの時間（14:40）まではまだ道草出来るので、左に折れて弥生杉まで回ってみます

3/21 13:14

こうやって白谷雲水峡をフルコースで回れるのもRAKUSAホテルのおかげ

路線バスだけじゃピストンで帰れたかどうか・・・しかもこの日は鹿児島空港小型機トラブルでパニくってた日だし((((；゜Д゜))))

3/21 13:21

弥生杉へのコースはめちゃくちゃ整備されています。白谷雲水峡の「顔」だもんね

3/21 13:25

木のロード

3/21 13:25

つっかえ棒の意味は・・・

3/21 13:27

なんちゅう階段や

3/21 13:30

弥生杉

3年半前、登山1年目でここに来て写真撮ってもらい、明くる日に縄文杉へ行ったっけな・・・ここは鮮明に覚えてますw

3/21 13:31

そういえば縄文杉の観賞デッキは新調されたらしいですね？

縦走ツアーの人が高塚小屋に入りきらなくてデッキにテント張るほどこの連休は混み合ってたとか？

3/21 13:41

石畳を下りて

3/21 13:47

弥生杉分岐へ

3/21 13:51

入口に帰ってきました。バス出発までまだ50分の余裕が

3/21 13:49

つくづく水が綺麗だよねー

3/21 13:50

屋久島概念図。緑の地域はこの1年でだいぶ行きましたね

3/21 13:53

白谷雲水峡バス停

3/21 13:52

車を使わせてもらい重ね重ねありがとうございました。荷物を取り出します

3/21 14:02

白谷雲水峡にスーツケース持って登りに来たのは自分くらいだろう・・・と思ったら、他に2人ほど居ましたw

14時40分発のバスを待つ行列が凄いw

早めに下りて並んでおいて良かった！ギリギリの計画だったらそもそも帰りのバスに乗れないですね、こりゃ

3/21 14:42

待ち時間の間に体が冷えてきて・・・「バス早く来いよー」とじわじわ怒号が飛び交う中、定刻ちょい過ぎに路線バス到着。ちなみに、このバスは臨時バスでした

3/21 14:46

もちろん満車！普通の路線バス形式なのでザックは膝の上のすし詰めタイプ。プラス、スーツケースもある自分は・・・一番後ろの席にスーツケースを置くスペースがあって助かった！

他のスーツケース組は膝に乗せてて大変そうでした

3/21 14:55

雲の展望台バス停近くから、宮之浦港方面

3/21 15:15

定刻通りに高速船ターミナルに到着！

3/21 15:28

トッピーは最終便では無く、一つ前の16時の便だったのでそんなに混雑はしてなかったので・・・売店でお土産を散策

3/21 15:20

この頃は穏やかな宮之浦港

ご存じの通り、この1時間後ぐらいには鹿児島空港がトラブって飛行機が飛ばず・・・トッピーのチケットを求め宮之浦港になだれ込みパニックだったようで（汗）

3/21 15:50

そんなこととはつゆ知らず、トッピーは普通にスタンバってて普通に乗船しました

3/21 15:52

トッピーは広い荷物置き場があるので縦走のデカザックで乗り込んでも大丈夫

やっぱ屋久島は船だよなー

3/21 18:52

佐多岬側の窓際に指定席取ったので、帰りの開聞岳は見られなかったが、無事鹿児島港に到着

しかしこの後・・・

3/21 18:53

鹿児島港の駐車場にある事前精算機。ここで駐車券を詰まらせてしまい、係員を呼び出すなど他の方を足止めさせてしまうトラブル！

迷惑かけて本当にすみませんでした。駐車券を財布に入れてて折れ目シワシワにしてしまったのが不注意でした！

3/21 18:53

駐車場の出口で渋滞が

3/21 19:18

大都会鹿児島へ、九州本土に帰ってきた。でもここから熊本までまだ遠い・・・

3/21 20:11

自分の中の鹿児島での定番は「とんかつ丸一」ですが、19時過ぎに行って品切れ閉店だったトラウマがあるので今回は回避

3号線沿い、ロードサイドのラーメン屋さんで焼豚めんを頼む。薩摩ラーメン久しぶりに食べました

撮影機器：

AQUOS ZETA SH-04F docomo シャープ

IXY 640 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

sheva

≪前日までのあらすじ≫
3/20（日）日帰り永田岳登頂で九州百名山を完登。達成感に満たされ屋久島空港隣の
（今年正月に泊まった）RAKUSAホテルへ真っ先に表敬訪問。実はレンタカーを翌日
10時には屋久島レンタカーNAVIに返却せねばならない。そうなると宮之浦港を出る
白谷雲水峡行きのバスは10時20分の第2便であり、白谷雲水峡着はほぼ11時。これは
太鼓岩トレッキング（コースタイム5時間）をして帰りの14時40分発バスに乗るのに
微妙なところとなる・・・その旨を支配人に話したところ「なら俺に任しとけ！」と
ホテル付の登山ガイドIさんを紹介して頂き、なんと同じ太鼓岩トレッキングツアーで
出す予定のマイクロバス（RAKUSAを朝8時過ぎ発）に相乗りさせてくれるとの事！
このご厚意にたっぷりと甘え、レンタカーはホテルの向かいにあるNAVIの事務所に
返却時間を8時に変更して返す事に。手はずが整ったので民宿に戻り部屋飲み・・・

（永田岳ヤマレコ）http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-831956.html

≪そして白谷雲水峡へ≫
今年の正月、RAKUSAに泊まった時「春先には太鼓岩の下から上へ波打つようにと
グラデーションで山桜が咲くから凄いよ」という話も社長から聞いてたので太鼓岩
九州百名山完登の翌朝、お世話になった民宿トロッコの宿を朝7時過ぎに出て・・・
屋久島レンタカーNAVIには予定よりちょっと早く7時40分に到着。「車は車庫とか
そのまま置いておいていいからね」と昨日の電話で言われていたので、車を置いて
RAKUSAホテルまで歩いていこうとした所、スタッフさんが親切に栄養ドリンクと
チョコパイを持って事務所から出てきて「今朝車を返しに来るって聞いたから」と
わざわざ営業時間より早出してもらって対応して頂きました。朝8時まではそこで
スタッフさんと屋久島話。どうやらレンタカーのスタッフさん内で最近インフルが
流行っているらしく・・・連休の書入れ時にもてんてこ舞い状態だとか。そのうえ
（自分もそうでしたが）鹿児島港から安房港へ来る最終便に合わせて、安房港へと
事務所がある空港付近から車を配車するので忙しいんだとか。しかも、港に立って
お客さんを待ってる間に韓国人のツアーに付きまとわれ「レンタカー貸してくれ」と
当然予約もしてないのに交渉してきたんだとか・・・レンタカー屋さんも大変ですね
あとグレートトラバースの田中陽希さんの話など、快く応接してもらい感謝です！

そしてRAKUSAホテルで前日の打ち合わせ通り、ガイドさんのバスに乗せてもらって
恵まれた状況で白谷雲水峡へ出発。今回のツアー客さんは関西から来た方が多そうで
そういや前日の宮之浦岳〜永田岳も関西弁が飛び交ってて、屋久島は関西の保養地？
ってぐらい、鹿児島の方言より関西弁をよく聞く3日間でしたね。で、バスは手前で
宮之浦港にあるスーパー「ヤクデン」で朝の買い出し。ここは朝9時に開店？ですが
運が良ければ開店前に店に入れる事もあるようです（ガイドさんの力ありきかな？）

このガイドさんの名前は以前から、RAKUSAホテル社長の話やFACEBOOKなどでも
よく出ていたので知ってましたけど、実際に会うのは初めて。しかしこんなどこの
馬の骨とも分からぬ初対面の登山者に対しても、大事なバスのキーを預けてくれて
「荷物は下山してきてカギ開けて取って行って」と信用して頂きました。もう感謝！
この”人と人との繋がり”によって、おかげさまで朝の9時半には白谷雲水峡を出発し
今回の写真の通り、ピークを踏まない太鼓岩スロートレッキングを楽しんだ次第で
帰りはスーツケースを抱えながら路線バスに乗り宮之浦港へ、そしてトッピーで帰還
鹿児島港の駐車場で最後にトラブったものの・・・充実した春の連休を過ごせました


白谷雲水峡自体は、登山を初めて1年目に来て以来。あの時は1年目の目標にしていた
縄文杉登山の前日練習で来て、弥生杉に行ったのは覚えてるけど・・・たぶん奥の
奉行杉コースも行ったような記憶が。その辺はあやふやですが、今回は宮之浦岳で
すれ違うようなガチ縦走の層とは全然違い・・・地元のガイドさんにくっついて歩く
初々しい山ボーイズ＆ガールズが多くて微笑ましかったですね。そんな中でも時折
真新しい登山ルックに交じり、汗まみれデカザックの・・・高塚方面から下りてくる
ヘトヘトの縦走登山者とすれ違うコントラストがまた絶妙で。本来なら自分も縦走で
高塚から下りる立場にいてもおかしくないんだけど・・・縦走すると淀川登山口に
停めたレンタカーの回収やら、3日間で収まらない日数になってしまうので今回の
分割した（焼野〜高塚小屋〜縄文杉区間を除く）屋久島縦走？という形にしました

久しぶりにのんびりと起きて、花を見て、木を見て、景色を見て・・・初心に帰って
山をスローに楽しみました。九州百の後は、こんなスタイルにも慣れんといかんかな
こんな感じで、暫くは自分探しというか・・・モラトリアムに漂う事にしよう（笑）