記録ID: 8345379
全員に公開
沢登り
奥多摩・高尾
雨降川 長久保沢 (雨乞滝登攀)
2025年06月28日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:02
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,092m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 8:03
距離 6.7km
登り 1,090m
下り 1,092m
8:02
4分
スタート地点
16:05
ゴール地点
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東京は梅雨。といってもほとんど降らない空梅雨です。 クライミングジムの仲間が最近沢に目覚めたようで、ぜひ行きたいと言う事で、計画した沢は過去に間違えて遡行した雨降川長久保沢。 (雨乞滝を正面に見て左手にある涸沢を詰めて、そのままノボリ尾根から下山した記録があります。) 今回は間違えないように雨乞滝を登ろうと計画し、8時入渓予定で出発。 前半は相変わらず鉄パイプで組まれた足場が沢と並行しており、今回不動滝まではそちらをメインに歩きました。 下部は倒木でボサボサ、沢を歩くと正直疲れるだけです。 そしていよいよご対面の雨乞滝 数年ぶりに見ましたが、相変わらずの立派な滝でした。水量は平水か? 過去に登攀、巻き、どちらでも死亡事故が起きているとの事。 オブザベしたところ2ピッチで登る予定となりました。 【1ピッチ目】 途中の立ち木が3本生えているところでピッチを切るつもりで左手の涸沢側から取り付きます。 踏み跡通りに右上していくと大木の倒木の手前がグチャグチャでリスキーな一手を出さなくてはならないため、一度戻り、1段上のラインを選択。 大木をくぐる事に成功し、その付近の灌木で1つ目のランニングをとりました。 そのまま右へ右へ行くと、立ち木3本より下のラインに出てしまったので、また少し戻り、1段上のラインを登りました。 岩はかなりボロボロでグラグラするものが多かったので慎重にホールドを確認し目当ての立ち木で支点構築しました。 【2ピッチ目】※核心 ここから滝の落口付近を突破するのが核心となりそうです。約3メートル先を水が落ちていく。 立ち木にゼロピン目を取り、いざ右へ。 足元はそれなりの幅のスタンスが続きますが、泥が靴についているため不安が残ります。 立枯れした木(まだ強度があります)にランニングを取り右へ。 そこからハイステップで1段あがります。 そのまま落口のすぐ手前に到着すると、自分のリーチ(長め)なら届く奥にガバが3個あります。しかし良い足が無い。 どうしようかなと考えていると、水流の中に残置ハーケンを発見!ありがたく使わせていただきました。 多少心に余裕ができた所でいざ勝負。 一番右の細かい足をタワシで磨き、ガバを信じて、外傾してて悪い棚に左足で乗り込みました。 このワンムーブが核心。 (後続はこのムーブではなくやや左側から登ったとの事です) 後は落ち着いて、水流を歩けば滝上に出れました。 滝上には立派な立ち木が生えているので、そちらで支点を作りました。 後続も問題なく登ってきて、何事もなく無事に登りきることができました。 その後、5m10mと滝が続きましたが、5mは小さく巻き、10mはロープを出して右壁を登りました。 こちらは落ち葉と土のミックスが堆積しており、払い落としながらホールドを探して登りました。 中盤5mまではランナウト 中間の棚にカムを決めて(キャメロットの0.5か0.75かその辺のスモールカムだったはず)一安心。 そこからやや右の乾いた岩を直上しました。 この滝は、先ほどの雨乞滝ほどの緊張感はないものの意外と悪く、メンバーによってはコチラのほうが難易度が高く感じたとの事です。 斜滝10mの手前、大平沢との出会いで昼食。 その後は消化試合となり、100沢の遡行図で言うと⑧ワサビ田跡地あたりで、左の涸沢あたりから、左上しノボリ尾根を目指しました。 詰めは標高差で300m近くもあり、みんなをウンザリさせたが、途中から左へ左へ向かうとトラバースする踏み跡を見つけ、必要以上に登る事なく尾根に出れました。 最後は踏み跡が無くなり、変なところから車道に出てしまったので、そこは反省です。 【まとめ】 登攀要素の多い沢 雨乞滝は足元がグズグズで、岩もボロボロでかなり危険な登攀を強いられました。 過去に死亡事故が起きているというのも納得です。 今回は男女問わずある程度登れるクライマーのみのパーティーで遡行しましたが、皆危険を感じたようです。 この滝の危険度は登攀力以外の要素が多分にあり、それはコントロールできない部分もあると思いました。登られる方はくれぐれも慎重に。 この滝はもう登らなくても良いかなと思いました😮💨 |
写真
撮影機器:
装備
共同装備 |
30mロープ
ラバーシューズ
カム
ピトン
アルヌン
チェンスパ
沢バイル
|
---|
感想
雨乞滝登攀でルートを変更した際、あわてないで、落ち着いて戻る事ができた。そこは自分の精神的な成長を感じる事ができた。
しかし、中間支点で仲間のPASを一瞬とは言え外さなくてはならない状況を作ってしまった事は、反省。
次ピッチに向けた、安全かつ効率的な立ち位置など、より工夫が必要だと感じました。
登攀メインの沢の長久保沢へ。雨乞滝の様子を見て「行けそうなら登ろう。」と話合って向かいます。
到着して滝の大きさに圧巻して少し気持ちが萎えてしまいましたが、同行者2人が登る気満々(笑)だったので登る事に。1ピッチ目、土壁がグズグズで脆く緊張した。2ピッチ目、先行で行った2人がけっこう手こずっていて「自分はヤバいかもな、、」と思ってビレイしていた。前2人の動きを見れていたので案外落ち着いて行く事ができた。足も手も微妙なので慎重に登攀した。先行してくれた夫、ナイスリード!
その先の5mは巻き、10mは登攀。見た目より難しかった。その後の小滝はそれぞれ好きなラインをフリーで登り、脱渓するが詰めがなかなかキツかった。
全体的に緊張しっぱなしで、内容の濃い山行だった。良い経験になった。同行者2人、ありがとう。
序盤は水が少なく大丈夫か?と思いましたが、途中から水量も増えて楽しく遊べました。
雨乞滝はかなりの高度感がありひやひやしましたが、なんとかなって良かったです。
リードはちょっと怪しいなーって感じなので練習しまーす!
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:86人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する