鬼怒沼・尾瀬沼周回【68.6】思いの外、ハードなルートでした…。

2025年06月28日(土) [日帰り]

• GPS: 13:43
• 距離: 38.9km
• 登り: 1,977m
• 下り: 1,978m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:00
• 休憩: 0:43
• 合計: 13:43

距離 38.9km 登り 1,977m 下り 1,978m

2:50 スタート地点
2:51 大清水
3:25 物見橋
3:47 3:58 湯沢出合
5:53 物見山
6:09 鬼怒沼三叉路
6:11 鬼怒沼巡視小屋
6:19 鬼怒沼
6:28 鬼怒沼巡視小屋
6:57 7:00 鬼怒沼山
8:16 8:18 小松湿原の水場
8:51 8:52 黒岩山分岐
9:13 9:18 黒岩山
9:39 9:40 黒岩山分岐
10:39 赤安山
11:00 11:01 赤安清水
11:49 奥鬼怒・小淵沢田代・大清水 分岐
11:59 小淵沢田代
12:54 12:55 小淵沢田代 分岐
13:07 尾瀬沼東岸
13:12 13:20 尾瀬沼ビジターセンター
13:22 尾瀬沼東岸
13:29 13:30 長英新道分岐
13:55 沼尻平
14:22 14:23 南岸分岐
14:40 14:44 尾瀬沼山荘
14:45 三平下
14:58 三平峠
15:21 15:23 岩清水
15:29 冬路沢橋
15:40 一ノ瀬休憩所
16:31 16:33 大清水
16:33 ゴール地点

天候

晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大清水駐車場を利用。1000円。営業時間外は、必要事項を記入した紙と共にお金をポストに入れておけばOK。

コース状況／危険箇所等

【大清水〜物見山〜鬼怒沼】
しばらく林道歩きですが、ぬかるみ箇所多いです。湯沢出合で渡渉となるのを忘れずに（テープなど無かったような）。川を離れると急斜面が続きます。かなりしんどい坂なので心して挑んでください。木の根や岩っぽいところも多く、濡れていると下りはかなり怖いかもです。

【鬼怒沼〜黒岩山〜小淵沢田代】
標高差はあまりなく、2000mあたりを上下する感じが続きます。所によって笹藪が煩いですが、足元の道は見えます。それよりも、広尾根になった際に踏み跡が見えにくくなり、さらに大量の倒木によって道が遮られて、歩くべき場所を見失いがちです。時々テープがあるので、それも参考になりますが、やはりGPSが心強いです。鬼怒沼山、黒岩山ともにピークを踏むには本ルートから外れる必要がありますが、黒岩山はかなりハードな道でした。急斜面と藪漕ぎ、そしてこの日は大量の羽虫もあって、グッタリです。「難路」や「バリエーションルート」と思ってよいと思います。

【小淵沢田代〜尾瀬沼〜三平峠〜大清水】
木道の整備されているところが多く、それ以外の部分も歩きやすくなっているので安心です。尾瀬沼南側には熊が出るようです。一ノ瀬休憩所からは車道（一般車通行不可）ですが、後半には車道を外れて並行する山道に入ることができます。ただしぬかるみ箇所多いです。

その他周辺情報

尾瀬戸倉温泉（600円）が近いですが、18時までに退館しなければいけないようです。広くはないですが、僅かな硫黄臭がいい感じ。

写真

23時頃に到着、3時間ほど仮眠を取ることができました。その後も入庫される車が多数、駐車場内にテントを設営されている方もいました。
今日も頑張って歩きます。

相変わらず撮影時間が反映されていない…。写真の元データには撮影時刻きちんと付いているんだけどなぁ。さて、駐車場の手前あたりからスタートしますよ。こちらから入る人はかなり少なそうです。

夜なのでピントが…「ぬかるみが酷いよ」ということをお伝えしたかったのだと思います。

林道を歩いていると通行止めに。

ちょっと手前に道標が立っていました。暗いとこういうの、見落としがちです。

第一渡渉ポイント。ここは問題なし。

林道が終わるとルート不明瞭な場所もあるので、GPSもこまめにチェック。

「湯沢出合」。完全に道を見失い、急斜面にも入り込んでしまってウロウロしてしまいましたが、ここは徒渉しなければいけない場所でした。水量もあってちょっと緊張。

川を渡ってしまえば、あとは尾根に沿って登っていくばかりです。踏み跡も分かりやすくなりました。

それにしても…なかなかに…厳しい坂だなぁ…。今日はトレーニング装備（20kg）にしなくて正解だったかも。

しかしですね、こちらも日々、笹山ダイレクト尾根で訓練してますからね、このくらいでへこたれる訳にはいかないのですよ！

たまにこんな岩を見かけますね。もとは水平だった層が持ち上げれたのでしょうか？

ふぅふぅ。

お、今シーズンお初のギンちゃん。朝に見かけたお花は、ギンリョウソウくらいでした。

6/28 4:44

ちょっと開けた場所がありました。どこが見えているのか分かりませんが（苦笑）。

6/28 4:56

明るくなってくると気持ちもちょっと前向きに。今日も良いお天気で歩けるといいな〜。

6/28 4:58

ジャンプ台のような、印象的な形の雄山ですね。

6/28 5:22

急斜面で一か所だけズレが見られましたが、それ以外ではかなり良い精度で位置を確認してくれています。対策がうまくいったかな。

6/28 5:26

大量に毛（？）が混じったフン。クマでないといいのですが（キツネなどは肉食のためフンに大量の毛が混じるのだとか）。

6/28 5:28

6/28 5:32

斜面に取り付いてからまだ1時間半ほどですが、だいぶ疲れてきましたよ。

6/28 5:53

スタートから3時間、斜面からは2時間で、ようやく本日の1座目「物見山」に到着です。あ〜疲れた。

6/28 5:54

山表ありました。結構高い場所だったので見落としそうになりました。

6/28 5:54

名前に反して、見晴らしは良い場所でもこの程度。

6/28 6:00

ここからは大きな傾斜は見られず、爽やかな朝の森を歩く感じでした。

6/28 6:07

木道も出てきて、尾瀬っぽくなってきました（ここまでは修行の道でした…）。

6/28 6:08

鬼怒沼。尾瀬沼より400mほど高いそうです。時間的なものもあるのか、非常に静かでした。

6/28 6:08

しっとりワタスゲ。

6/28 6:09

みんな朝露に濡れていました。

6/28 6:10

男体山？違うかな。

6/28 6:10

6/28 6:13

モウセンゴケもたくさん見かけました。

6/28 6:13

ちょっと風があったので、水鏡にはならずでした。

6/28 6:19

まっすぐ東に下りていけば奥鬼怒温泉か〜また加仁湯に行きたいなぁ。と思いつつ、引き返します。

6/28 6:19

6/28 6:25

6/28 6:26

6/28 6:28

避難小屋。非常時のみ使用してくださいとのこと。了解です。が、中だけちょっと見させていただきますね。

フムフム。コンクリートブロック作りのようです。

6/28 6:33

鬼怒沼は予定に入っていなかったのだけれど、つい立ち寄ってしまいました。先を急がないと。

6/28 6:46

ちょっと笹がうるさい場所もありますが…足元の道はハッキリしているので特に難儀せず（←今のところはね）。

6/28 6:50

本ルートはまっすぐですが、せっかくなので鬼怒沼山にも寄っていこうかな。というわけで右に。

6/28 6:59

さらにワイルドな道でしたが、それほど難しい場所はなく、鬼怒沼山に到着。本ルートに戻る途中で、お一人とスライド。ランの方のようでしたが、その後、追い抜かれることはありませんでした。大清水から来られたようですが、その後どこへ向かわれたのかな。

6/28 7:11

6/28 7:13

しばらくは歩きやすい道。ありがたや。

6/28 7:31

斜面になると笹が出がち。マダニが気になるお年頃。

6/28 7:35

どうにも靴が合わなくて、ちょっとずつ痛い場所が目立つようになってきました。困ったものだ。

6/28 7:45

お行儀良い感じ。

6/28 8:07

穏やかな森になると、踏み跡が分かりにくくなります。テープが見えるとホッとします。

6/28 8:10

倒木も多くて、疲労感が増します。それだけでなく、倒木を避けるうちに道を見失ったりもするんですよね。

6/28 8:17

小松湿原。湿原は見えませんでしたが…

6/28 8:17

水場の水は細いながらも出ていました。

6/28 8:51

黒岩山分岐。計画より遅れているので、パスしても良かったのですが…またここへ来るとも限らないので登ってみます（←そして激しく後悔するのであった）。

6/28 9:06

かなり藪が酷い…。登りはテープを頼りに何とか方向が分かるのですが、藪に入るたびにブワっと羽虫が湧いて出て、それもまた気持ちを折りに来ます。何匹か口に入ってしまったような…。

6/28 9:13

ようやっと山頂です。戻る時を考えると暗い気持ちになりそうですが、とりあえず景色の確認でもしておきましょう。

6/28 9:13

ほぼ360度の展望がありました。このあたりのお山はあまり馴染みがないので、正直よく分からないのが残念です。

6/28 9:13

それでも眺めの良い場所に立つのは気持ちがいいですね。

6/28 9:13

尾瀬はあっちかな。

6/28 9:13

証拠の山表もパシャリ。先の鬼怒沼山と同じく、栃木百名山のようです。他にどんなお山が並んでいるのか分かりませんが、ここが入っているということだけで、コンプリートするのが大変なリストなのだろうと思ってしまいます。

6/28 9:30

下りでは案の定、道を見失うという、安定の登山スキル（低）。テープとお花が同じ色をしていて、非常に紛らわしいです（←いいわけ）。

6/28 9:39

分岐に戻ってきました（ぐったり）。先に進むとしましょう。

6/28 10:05

写真で見返すと雰囲気の良い森だったんだなぁと思うのですが、現地では、道の悪さと細かなアップダウンに、けっこう大変だったなぁとの思い出になってます。

6/28 11:01

こんなところ、もう踏み跡分かりませんよ〜。困った時はすぐにGPS見てしまいますが、しかしこれだとスキルが上がらないかなぁ。

6/28 11:03

登りが辛いですが、実はほとんど標高は変わっておらず、ずっと2000mあたりを歩き続けています。いつになったら標高下がるのかなぁ。

6/28 11:30

写真だと分かりにくいのですが、ぬかるみの酷い場所も所々で見られました。

6/28 11:41

急に開けましたよ。日差しが強いですが、風が抜けて気持ちがいいです。

6/28 11:42

送電線のためのスペースのようですね。

6/28 11:49

奥鬼怒・小淵沢田代・大清水 分岐。お腹が空いてきましたが、尾瀬まで下りれば座って休める場所があるかも。もう少し進んでみます。

6/28 11:56

小淵沢田代。爽やかです。

6/28 11:57

6/28 11:59

6/28 12:03

ご立派。このあたりになると、すれ違う方を見かけるようになりました。尾瀬沼の方から、小淵沢田代あたりまで散策するのかな。

6/28 12:24

穏やかな下り道を進むと、ゲートが出現。カギはなく、押せばいいだけの扉です。

6/28 12:26

大江湿原に到着すると、急に人の姿がたくさんに！

6/28 12:29

沼山峠の方から登ってくるのは、さすがにスタート地点が遠くなってしまうな〜。でもいつか歩いてみたいです。

6/28 12:55

狙い通りにベンチがあったので、腰かけて食事休み。いつものカップ麺ですが。日差しが強く、日傘を使っている方も多かったです。

6/28 12:58

乾いてフワフワに。

6/28 12:58

6/28 13:02

植物が元気ですね。

6/28 13:02

6/28 13:03

6/28 13:05

燧ヶ岳だ。いつか登ったなぁ。また登りたいか、と問われれば、苦笑いでごまかしたくなる感じかな。

6/28 13:11

計画にはないビジターセンターにも寄ってみようと思ったのですが、ここは長蔵小屋だったようです。

6/28 13:19

ビジターセンターの展示は面白かったですが、時間が気になりサラっと眺めるだけになってしまいました。残念。ビジターセンターから最短で三平峠へ向かうこともできるのですが、なんとか尾瀬沼一周していこうと思います。

6/28 13:30

ミズバショウの群生地がありました。今回は見られないかなと思っていましたが、ラッキーでした。

6/28 13:41

6/28 13:55

山に続く道。

6/28 13:55

沼尻平に到着。ここで以前の足跡と繋がりました。

6/28 13:56

ここで尾瀬沼半周くらいでしょうか。この先、南側半分に入ります。

6/28 13:59

南側は、北側に比べると整備が行き届いていない感じ。こちら側は歩く人が少なめでしょうからね〜。

6/28 14:06

水の無い普通の地面に生えていてビックリしてしまいました。

6/28 14:13

木道の無い場所も多いです。歩きにくいことはないですが、落ちればすぐに沼なので気を付けないとです。

6/28 14:23

皿伏山経由で富士見峠に至るルートの取り付き部。初めて尾瀬を訪れた際にはここから出てきましたが、なかなかハードな道だったようです。「熟練者以外は通行をお控えください」だそうです。

6/28 14:41

尾瀬沼山荘に到着。尾瀬沼一周にはあと少し足りないのですが、まぁいいでしょう。山荘では、美味しそうなものがたくさん並んでいて…目の毒です。

6/28 14:41

大清水まで7kmか…けっこうありますね。険しい道でないといいのですが。既に15時が迫っているので、やはり計画よりだいぶ遅れてしまいました。

6/28 14:43

それでは、また。

6/28 14:52

平らなところだけでなく、傾斜のある場所にも木道が整備されていました。とても歩きやすいです。靴擦れで足が痛いので、かなり助かります。

6/28 14:59

あっという間に三平峠。あとは下るのみです。

6/28 15:03

こちら側も、木道や階段がよく整備されていました。

6/28 15:13

木道の無い場所も、難しい箇所は特にありません。

6/28 15:38

不意に車道に出ましたよ。あとはずっと、こんな感じかな？

6/28 15:38

振り返って、登山口。

6/28 15:43

少し下ると、トイレがありました。バスが停まっており、出発町と思われる方々が数名ベンチで休まれていました。有料なのかな？私は（いつものように）歩いて下ります。

6/28 15:48

この調子だと到着は17時くらいかな。日が長いので暗くはならないと思いますが、今回は思った以上にハードな山行となりました。

6/28 15:57

最後の林道歩きは退屈なのですが、その日一日の山歩きを振り返りながら歩くのは悪くないものです。

6/28 16:01

もう一息で駐車場ですが、車道から離れて山道を歩くこともできるようです。せっかくなので入ってみようかな。

6/28 16:03

熊よけ？鳴らしてみたら、思いの外、大きな音が出てビックリしました。

6/28 16:08

傾斜は緩いのですが、小さな沢と交差したり、酷いぬかるみ箇所があったりで、こちらの道に入ったことを少し後悔。

6/28 16:14

しっかりした橋に見えましたが、所々壊れていて、渡っている時は少し怖かったです。

6/28 16:19

クリンソウかな？まだ蕾が多かったです。

6/28 16:19

奥の方に群生しているようでしたが、入るのはやめておきました。ズームだとちょっと画質悪くなっちゃうな。

6/28 16:21

林道っぽい道に合流しました。左に行くと、いずれ「奥鬼怒・小淵沢田代・大清水 分岐」につながるようです。私は右へ。

6/28 16:28

もともと歩いていた車道とも合流です。

6/28 16:29

下の方に、大清水第2駐車場。まだ4割くらいは停まっているでしょうか。

6/28 16:30

あれ、いつも最後に駐車スペースを撮っていたのだけれど、今回は忘れちゃったみたい。まぁいいか。
今日も無事に下りてくることができました。お疲れさまでした。

6/28 16:32

ちなみに、駐車料金はこちらのポストに入れておく感じです。

撮影機器：

moto g05 motorola

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ アイゼン（4本爪） 傘 ツェルト

感想

pumi3

こんにちは。だいぶ暑くなり、温泉から出た後にナカナカ汗が引かなくなってきたので、脱衣所の扇風機の動きに合わせて横移動して、常に風を受けたい pumi3 です。
人のいる時は控えています。

この週末も、天気予報を吟味して行き先を検討しました。南アルプス深部も捨てがたかったのですが、より青空の望めそうな尾瀬に決定。ただし片道5時間の遠さなので、職場から直接移動できるよう、荷造りは木曜のうちに済ませて、金曜の出勤時にはザックも持って家を出ました。
それでも仮眠3時間なので、尾瀬はやはり遠いなぁ。

普段は無料駐車場を優先して使うようにしているのですが、鬼怒沼・尾瀬沼を周回するルートを発見し、しかも赤線繋ぎもできそうなので今回のルートを計画。事前にいくつかのレコも確認をしておいたのですが、正直甘く見すぎていました…。多くのぬかるみと前半の急坂、酷い藪漕ぎ、薄い踏み跡に、精神的にやられてしまいました。しかも靴が足に合わないために、小指と踵、くるぶしが痛くて痛くて…。しばらく履いていれば慣れるかなぁと思っていたのですが、この靴は短距離時用になっちゃうかな。やはりいつも履いている靴の方が違和感なく歩ける気がします。

さて、早くも梅雨明けした場所があるようですが、関東あたりはどうなるかな？あんまり早いと水不足など心配になりますが、山歩きがしやすくなるのは嬉しいですね。