尾白川本谷〜甲斐駒ヶ岳

2025年06月27日(金) 〜 2025年06月28日(土)

• GPS: 37:21
• 距離: 13.2km
• 登り: 2,136m
• 下り: 1,196m

コースタイム

1日目

• 山行: 14:54
• 休憩: 0:36
• 合計: 15:30

距離 6.5km 登り 775m 下り 172m

5:36 矢立石登山口
10:47 錦滝
14:55 尾白川林道終点
16:42 17:00 鞍掛沢出合
18:12 18:18 噴水滝
20:54 21:06 黄蓮谷出合
19:35 宿泊地

2日目

• 山行: 11:45
• 休憩: 0:40
• 合計: 12:25

距離 6.6km 登り 1,355m 下り 1,020m

7:37 宿泊地
6:33 6:55 六合石室
10:20 10:24 甲斐駒ヶ岳
11:36 11:42 六方石
12:48 駒津峰
15:00 双児山のルックアウト
15:09 双児山
15:09 双児山のルックアウト
15:35 15:43 双児山南峰
18:41 北沢峠 こもれび山荘
18:44 北沢峠
18:58 ゴール地点

ログが乱れまくったため、距離や標高差は参考になりません。ルートは手書きで修正済。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

下山後のバス降車地となる戸台パークおよび出発点の矢立石登山口駐車場にメンバーのマイカーをデポ

コース状況／危険箇所等

コースグレード：2級上
主だった滝は殆ど登れず高巻を強いられますが、技術的に特別難しい難所もなく、詰めも藪漕ぎがなく快適、魚影も濃い。終始美しい渓相を楽しみながら甲斐駒ヶ岳へ登れる素晴らしいルートです。

○核心部
2箇所ありました。いずれも技術的な難度は然程ではありませんが、通過に注意が必要です。
1、巨大チョックストーンのトラバース
　　　超絶脆い花崗岩の壁をトラバースします。脆すぎるので丁寧なムーブが
　　　要求されます。
2、 30m大滝
　　　滝の右側のヌメる左壁と脆い右壁がやっかいな凹角状の傾斜のきつい
　　　スラブです。

○幕営適地
比較的快適な適地は以下の2箇所
1、巨大チョックストーンを過ぎた直後の標高2000mあたりにある岩小屋。4名は足を延ばして眠れます。採水はやや面倒。
2、1の岩屋を過ぎ、最初の大滝を高巻いた直後の河原。スペースも十分、焚き火に必要な枝木も豊富で水場は目の前という好立地

その他周辺情報

尾白の湯

写真

6/27 5:35

矢立石登山口駐車場から出発

6/27 7:28

崩壊著しい林道を歩くこと1.5時間。終点より沢床へ下降していきます。上部はかなり急傾斜でした。

6/27 8:23

快晴のもと澄み渡る沢と緑が美しい

6/27 8:26

序盤のスラブ滝。ヌルヌルなので皆慎重に

6/27 9:08

6/27 9:27

6/27 9:32

6/27 9:50

6/27 9:57

6/27 10:07

6/27 10:23

6/27 10:27

直登できない滝が多く、巻きを強いられます

6/27 10:41

高巻いてます

6/27 10:54

6/27 11:04

6/27 11:04

6/27 11:06

高巻いてます

6/27 11:12

噴水滝

6/27 11:22

6/27 11:37

6/27 11:39

しばらくナメが続きます

6/27 12:50

6/27 12:52

6/27 12:55

6/27 13:09

6/27 13:34

6/27 13:37

6/27 13:47

顕著な尖塔、坊主岩が見えてきました

6/27 13:54

水流左から

6/27 14:49

ここは右から

6/27 14:49

6/27 15:24

6/27 15:31

チョックストーンの下を潜り抜けました

6/27 16:44

6/27 17:01

6/27 17:04

6/27 17:28

両岸巨大なスラブ壁が圧巻です

6/27 17:31

このチョックストーンも下を潜りました。

6/27 17:32

6/27 17:35

出口がやや狭く、大きなザックだと難儀します

6/27 17:44

日が長いので行動時間も余裕が生まれ、ゆっくりできます

6/27 17:44

6/27 17:47

幕営予定地までの最期の核心部となる滝が見えてきました

6/27 17:56

左岸壁は傾斜のキツイ掴めば簡単に崩れる脆い花崗岩の壁で直登は不可能なので大岩の下へトラバースするしか道はありません。

6/27 18:07

技術的に難しくはないですが、脆すぎて有効な支点も作成できないため、ビレイも気休めの恐ろしいトラバースでした。
通過後は大岩の下を潜り抜けた先の岩屋でビバークしました。

6/28 7:26

2日目、快晴の中出発。初っ端から高巻を強いられます

6/28 7:38

ここも高巻

6/28 8:07

6/28 8:15

6/28 8:23

本日の核心部の滝。直登できないため、右の凹角から

6/28 8:31

見た目は傾斜の緩く、問題なさそうですが、左壁はヌルヌル、右壁は掴めば剥がれる花崗岩で見た目ほど簡単には登らせてもらえません

6/28 8:45

30m程のテラスで一旦後続をビレイ

6/28 8:58

2ピッチ目も下から切らずに継続できそうでしたが、ヌメリで万が一のリスクに備えビレイします

6/28 9:15

6/28 9:46

源頭を目指してひたすら詰め上げて行きます。この辺から水流も徐々に細くなっていきます。この滝の上部で最後の給水をしました

6/28 10:54

詰めに入ります

6/28 10:57

6/28 11:30

藪漕ぎといえるほどの密生はなく、終始容易です

6/28 11:38

あっさりと稜線に飛び出ました。暑すぎる！
ここからは安全なハイキングです

6/28 11:56

六合石室へ到着

6/28 12:16

甲斐駒山頂を目指し猛暑のなか、ライチョウに癒されながら歩を進めます。

6/28 13:59

ようやく甲斐駒山頂が間近に

6/28 14:12

ガスに巻かれずに済みました

6/28 14:35

下山は安近短の北沢峠へ

6/28 18:59

北沢峠へ到着。お疲れ様でした〜

撮影機器：

Galaxy S23 samsung

装備

個人装備

ラバーソール ハーケン お助け紐

共同装備

ロープ50m カム ハーケン 無線機

感想

JetUpper

晴天に恵まれたこともあり、花崗岩の渓谷美と蒼い水のコントラストが印象的なコースで、南アルプスならではの自然を満喫できました。