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記録ID: 8388502
全員に公開
沢登り
塩見・赤石・聖

【奥大井】下木賊沢右俣遡行・中俣下降

2025年07月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:17
距離
4.6km
登り
846m
下り
854m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:17
休憩
0:00
合計
5:17
距離 4.6km 登り 846m 下り 854m
8:22
317
スタート地点
13:39
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
リニア工事の事前調査のため、東俣林道の通行許可を得て、林道路側帯に駐車。
コース状況/
危険箇所等
○下木賊沢右俣:2級
この沢最大の2段16m滝を含め、結構登れる滝が多い。1750m付近にゴルジュがあるが、あまり立派なものではない。湧水が豊富なようで集水域の割に水量が多く、水が冷たい。悪くはない沢だが、アプローチの大変さを考えると、わざわざ登りに来るような沢ではない。

○下木賊沢中俣:1級上
1800m付近に、4段30m滝を主瀑とするそこそこ立派な連瀑帯があるが、それ以外に見所はない。水量は少なく、伏流区間も長い。右俣遡行時の下降ルートとして利用可能な程度の沢。
その他周辺情報 ・下木賊沢は、記録未見
・赤石渓谷(平賀文男,1933)では、下木賊沢より上流で大井川に合流する沢として、順に中木賊沢、上木賊沢、ハフ沢が挙げられている。
入渓してゴーロを結構歩くと、やっと7m滝が出てくる。濡れずに登ることも出来そうだが水線を登攀。
2025年07月04日 09:00撮影 by  SC-03L, samsung
7/4 9:00
入渓してゴーロを結構歩くと、やっと7m滝が出てくる。濡れずに登ることも出来そうだが水線を登攀。
こんな湧水があちこちにある
2025年07月04日 09:14撮影 by  901SO, Sony
7/4 9:14
こんな湧水があちこちにある
右俣で最大の2段16m滝:一見登れないかと思ったが、
2025年07月04日 09:29撮影 by  901SO, Sony
1
7/4 9:29
右俣で最大の2段16m滝:一見登れないかと思ったが、
近づいて見ると登れそうなので、tamoshimaリード。ガバが多く快適なシャワークライムだった。
2025年07月04日 09:43撮影 by  AC003, DJI
2
7/4 9:43
近づいて見ると登れそうなので、tamoshimaリード。ガバが多く快適なシャワークライムだった。
ここにも結構水量のある湧水が。
2025年07月04日 10:25撮影 by  901SO, Sony
7/4 10:25
ここにも結構水量のある湧水が。
左から巻いた10m滝
2025年07月04日 10:40撮影 by  901SO, Sony
1
7/4 10:40
左から巻いた10m滝
地形データから存在を予想していたゴルジュに入ると、予想よりは大したことないゴルジュだったが、この13m滝は登攀困難。左から巻く。
2025年07月04日 11:00撮影 by  901SO, Sony
7/4 11:00
地形データから存在を予想していたゴルジュに入ると、予想よりは大したことないゴルジュだったが、この13m滝は登攀困難。左から巻く。
ゴルジュ出口の13m滝。これを巻いたところで、地形データから以遠は平凡なゴーロが続くと思われたため、中俣へトラバース。
2025年07月04日 11:11撮影 by  901SO, Sony
7/4 11:11
ゴルジュ出口の13m滝。これを巻いたところで、地形データから以遠は平凡なゴーロが続くと思われたため、中俣へトラバース。
中俣へトラバースするといきなり4段30m滝が出てきて、右岸から巻き下る。右俣に比べて集水域はそれほど狭くないが、水量は圧倒的に少ない。
2025年07月04日 11:50撮影 by  901SO, Sony
1
7/4 11:50
中俣へトラバースするといきなり4段30m滝が出てきて、右岸から巻き下る。右俣に比べて集水域はそれほど狭くないが、水量は圧倒的に少ない。
快適にクライムダウンできた5m斜瀑
2025年07月04日 12:30撮影 by  901SO, Sony
7/4 12:30
快適にクライムダウンできた5m斜瀑
上から6mハング滝、4m滝、2m滝の連瀑。この下流で水は伏流し、後はゴーロが続くばかりだった。
2025年07月04日 12:48撮影 by  901SO, Sony
7/4 12:48
上から6mハング滝、4m滝、2m滝の連瀑。この下流で水は伏流し、後はゴーロが続くばかりだった。
遡行図(同日に行った車屋沢を含む)
2025年07月09日 19:47撮影
1
7/9 19:47
遡行図(同日に行った車屋沢を含む)
撮影機器:

装備

備考 ラバーソールだったがそれなりにぬめった。どちらが良いか微妙。

感想

【計画の経緯】
 大井川源流部では、リニア中央新幹線の工事による環境変化が想定されている。今回、有志による環境事前調査として、東俣林道の通行許可を得て溪谷調査をするという話を頂いたため、滅多にない良い機会だと考え、大井川源流部の複数の沢を溯下降調査することにした。
 その1本目としては、適度に滝やゴルジュがあって溯下降が楽しめそうな、下木賊沢を選択。

【感想】
 右俣最大の滝が快適に登れたのは嬉しい誤算だったが、ゴルジュが思ったよりしょぼかったのは残念だった。中俣の水量が少なく、下部が伏流していたのも残念。右俣は集水域の割に妙に水量が多いと思っていたが、中俣でその逆に当たるとは。地下水の流れは、地上だけ見ていても分からないものだと改めて感じた。トンネルを掘削するとどうなるかなんて、そうそう分からないであろう。
 全体として、沢登りとしてはそれなりに楽しめたが、こんな山奥まで、わざわざ長いアプローチをこなしてまで入る沢ではないと感じた。こんな機会でもないと調査される機会もなかったであろうから、貴重な機会を頂けて感謝している。

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