北ア 白馬岳主稜(敗退)
- GPS
- 15:49
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,090m
コースタイム
天候 | 4/2 晴れ。4/3くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
4/2は気温高く、大雪渓の両岸あちこちで、点発生雪崩。登る私の足元からも大きく流れた。 |
写真
感想
白馬岳主稜は去年のGWで計画していたのだったが、JasperAlyssaさんの予定が変更になり、今年に持ち越しになった宿題だ。今季は八ヶ岳の初級バリエーションを複数回こなしてきた(赤岳主稜、赤岳天狗尾根、石尊稜(以上はJasperAlyssaさんと)、阿弥陀南稜、阿弥陀中央稜)。会の山行で雪稜の足拍子岳にも行った。もうそろそろ北アのバリエーションルートに挑戦する資格は得ただろう。天候はまずまず。登頂成功を確信して4/1夜、白馬に向かった。
2016.4.2
途中のコンビニ駐車場で仮眠をとり、二股を歩き始めたのは朝7時。
白馬尻では東京から来た男性と地元女性の若い2人パーティが追いついてきた。聞けば彼らも主稜だという。
記録などをみると、白馬尻から少し大雪渓を進んで灌木伝いに登るとあるが、それらしく見えるところは盛んに点発生雪崩が起きている。若い2人パーティはそちらへ取り付いている。われわれは少し尾根の末端側に戻って、雪崩れていない浅いルンゼを登る。わたしが先頭で登っていたが、途中からラッセルを交代しながら進む。8峰の手前で2人パーティと再び顔を合わせた。彼らの取ったルートは結構厳しかったようだ。
8峰の稜線にでたころにはすでに16時半を過ぎていた。当初は4峰までと希望していたがとても届かない。少し下がった平らなところで幕営するか(事実上敗退決定)、8峰超えて先にテンバを見つけるかを相談し、先に進むことにした。ナイフエッジを超えたあたりのやや平坦なあたりに雪を均してテントを張った。
そして夜。担ぎあげた酒を飲みながら、ペース上がらないけど最悪1日会社休めばいいだけだからがんばりましょう、あるいはヘッデン下山だっていい、と2人とも強気で打ち合わせた。
2016.4.3
前夜は1時間ほどしか睡眠をとれなかったので、この夜はぐっすり眠れた。3時起床予定をちょっと寝過ごして3時半起床。JasperAlyssaさん体調悪く敗退決定。明るくなったら帰ることにして、もう少し横になって休む。
7時ころ出発。6峰(5峰?)のあたりを男女2人パーティが進むのが見える。頂上付近はガスが掛かっている。2人が無事登頂できるよう、願った。下山時、8峰を超え最初の斜面半ばまでロープを出す。支点にこの山行のためにJasperAlyssaさんが用意したスノーバーを使ってみる。1度、わたしが落っこちてみて効き具合を試してみたが、軟雪で縦に打ち込んだのは軽く抜けた。横埋めをJasperAlyssaさんが落ちてみて試したが、こちらは持ちこたえた。
白馬尻からはわたしは先行して猿倉過ぎたあたりでテンカラ竿振いつつ待つ。やはり魚の気配はなし。この川は堰堤でズタズタにされているのだ。住めようはずがない。猿倉からはフキノトウを摘みながら下山。15時ころ駐車場に着いた。
改築されてきれいな白馬八方温泉(大人800円。JAF会員証やモンベル・カードで100円引き700円)で風呂。白馬駅前のイタリアン”Gravity Worx”で夕食。
帰り道、わたしは酒の肴にと道の駅白馬で野カンゾウ150円、道の駅松川で冬菜120円(とうな。新潟や長野で食べられる野菜らしい)を仕入れた。JasperAlyssaさんからフキノトウを分けてもらい、これはふき味噌に。野カンゾウはヌタ。冬菜は半分は豚バラと炒めて塩味で、半分は茹でた後にカラシ醤油で和えた。冬菜うまい。見つけたらまた買おう。
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