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Yamareco

記録ID: 844359
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

残雪期限定、越後の展望の山、未丈ヶ岳

2016年04月09日(土) 〜 2016年04月10日(日)
 - 拍手
kame3ma その他4人
GPS
32:00
距離
15.8km
登り
1,492m
下り
1,485m

コースタイム

1日目
山行
3:19
休憩
0:12
合計
3:31
11:09
91
トンネル出口
12:40
12:52
108
赤崩山東尾根
14:40
2日目
山行
6:35
休憩
1:53
合計
8:28
5:05
59
6:04
6:17
83
1376ピーク
7:40
8:15
45
9:00
9:12
88
1376ピーク
10:40
11:33
120
13:33
トンネル出口
天候 4/9(土)晴れ
4/10(日)曇り、春霞
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◇シルバーラインの夜間交通規制は解除されているため、いつでもトンネルを通過できます。「銀山平」のトンネル出口からすぐ右手、橋の手前に10台分の駐車スペースがあり、そこに車をとめました。10時30分到着で先行車4台。
コース状況/
危険箇所等
<尾根への取り付き>
◇駐車スペースから西側に100mくらい進んだところに建物があり、そこから谷の両側のどちらかの尾根を行くのがこの時期よく登られているルートです。
現地に行ってみると、右手の尾根は雪が少なく取り付きに難儀しそうだったため、左手の尾根を歩きました。
<幕営地>
本コースの幕営適地(平な場所、どこも樹林ではない)は以下。
◇日向倉山の山頂
◇未丈ヶ岳南側の1450m付近
◇未丈ヶ岳山頂(ここだけ地面が出ており、4人テントくらいなら張れます)
<ヤブ>
◇日向倉山西側、1277mの東側(トラバースorやぶ突破)
◇日向倉山北側の1272ピーク手前鞍部に下る部分(トラバース)
◇日向倉山コースと丸山スキーコースの交わる1376mピークの北側(やぶ突破)
 この時期ここのやぶはやや厄介。10〜15分くらい通過に時間がかかりました。
<積雪>
◇早朝はまだまだ雪がかたく歩きやすいですが、9時にもなると緩くなってきます。
◇多数の足跡があるので、早朝のかたい時間を除いてアイゼンは無くても歩けます。
その他周辺情報 <日帰り温泉>
◇ゆーパーク薬師 025-792-5554 10:00〜22:00 20周年記念で食事つき券が880円(4/28まで) 小出IC近く
<コンビニ>
◇小出IC降りて正面にセブンイレブン、その後ローソンもあり。
<携帯電波>
◇赤崩山の東側稜線部では繋がるが、日向倉山以降は圏外エリア。(Docomo)
駐車スペースから西側に向かって出発します。足跡があるので分かりやすい。
2016年04月09日 11:09撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 11:09
駐車スペースから西側に向かって出発します。足跡があるので分かりやすい。
100〜200m進むと何かの施設があります。この北側に谷があり、その右手の尾根に乗ろうとしましたが、
2016年04月09日 11:26撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 11:26
100〜200m進むと何かの施設があります。この北側に谷があり、その右手の尾根に乗ろうとしましたが、
雪が少なくてうまく行きそうになかったため左手の尾根に取り付きます。
2016年04月09日 11:30撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 11:30
雪が少なくてうまく行きそうになかったため左手の尾根に取り付きます。
尾根までは急な登りでしたが特にやっかいなところはありません。
2016年04月09日 12:18撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 12:18
尾根までは急な登りでしたが特にやっかいなところはありません。
赤崩山の東側の尾根に出ました。中央奥が目指す日向倉山。
2016年04月09日 12:52撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 12:52
赤崩山の東側の尾根に出ました。中央奥が目指す日向倉山。
南側には荒沢岳
2016年04月09日 13:19撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 13:19
南側には荒沢岳
後ろには越後駒ヶ岳(右)と中ノ岳(左)。展望の良いコースですね。
2016年04月09日 13:33撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 13:33
後ろには越後駒ヶ岳(右)と中ノ岳(左)。展望の良いコースですね。
3つあるやぶポイントのうち、1つめ。トラバースの足跡もありましたが、私達はやぶを突破しました。
2016年04月09日 14:04撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 14:04
3つあるやぶポイントのうち、1つめ。トラバースの足跡もありましたが、私達はやぶを突破しました。
14時40分、日向倉山に到着です。明日は中央右奥の未丈ヶ岳に向かいます。
2016年04月09日 14:40撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 14:40
14時40分、日向倉山に到着です。明日は中央右奥の未丈ヶ岳に向かいます。
越後駒ヶ岳、中ノ岳、荒沢岳の裏越後三山
2016年04月09日 14:41撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 14:41
越後駒ヶ岳、中ノ岳、荒沢岳の裏越後三山
荒沢岳から東に伸びる尾根
2016年04月09日 14:41撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 14:41
荒沢岳から東に伸びる尾根
その更に東奥には尾瀬の燧ヶ岳です。
2016年04月09日 14:41撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/9 14:41
その更に東奥には尾瀬の燧ヶ岳です。
設営完了。強風予報が出てたのでブロックも積んでいます。絶景に浸りながらしばしまったり。
2016年04月09日 16:17撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 16:17
設営完了。強風予報が出てたのでブロックも積んでいます。絶景に浸りながらしばしまったり。
もう日の入りも18時を過ぎたんですねぇ。明日も良い日になりますように。
2016年04月09日 18:05撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 18:05
もう日の入りも18時を過ぎたんですねぇ。明日も良い日になりますように。
翌朝、5時過ぎに未丈ヶ岳に向けて出発します。
2016年04月10日 05:09撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/10 5:09
翌朝、5時過ぎに未丈ヶ岳に向けて出発します。
2ヶ所目のやぶポイント。左手側、樹林帯をトラバースしました。
2016年04月10日 05:18撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/10 5:18
2ヶ所目のやぶポイント。左手側、樹林帯をトラバースしました。
丸山岳から朝日が昇ります。
2016年04月10日 05:29撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 5:29
丸山岳から朝日が昇ります。
1376ピークまで1時間。肉眼だと中央の日向倉山に残してきたテントも見えます。
2016年04月10日 06:04撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 6:04
1376ピークまで1時間。肉眼だと中央の日向倉山に残してきたテントも見えます。
さて、問題の3つめのやぶポイント。ここがこのコースの難所。
2016年04月10日 06:19撮影 by  SO-02H, Sony
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4/10 6:19
さて、問題の3つめのやぶポイント。ここがこのコースの難所。
人が通った後はあるので、時間をかけてゆっくり払いながら通過しました。
2016年04月10日 06:26撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 6:26
人が通った後はあるので、時間をかけてゆっくり払いながら通過しました。
下りきって、振り返る。
2016年04月10日 06:38撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 6:38
下りきって、振り返る。
あとは山頂まで雪の上ばかり。ここは幕営適地2です。
2016年04月10日 07:09撮影 by  SO-02H, Sony
4/10 7:09
あとは山頂まで雪の上ばかり。ここは幕営適地2です。
このしゃくなげ帯を抜ければ
2016年04月10日 07:25撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/10 7:25
このしゃくなげ帯を抜ければ
山頂が見えた。
2016年04月10日 07:32撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 7:32
山頂が見えた。
なぜか頂だけ雪がない、未丈ヶ岳。前日男性3人パーティーがここにテントを張っていたそうです。
2016年04月10日 07:40撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 7:40
なぜか頂だけ雪がない、未丈ヶ岳。前日男性3人パーティーがここにテントを張っていたそうです。
中央の一番高いのが毛猛山。いつかここの縦走をやりたいな。
2016年04月10日 07:45撮影 by  SO-02H, Sony
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4/10 7:45
中央の一番高いのが毛猛山。いつかここの縦走をやりたいな。
毛猛山ズーム。左奥には守門岳もうっすら。
2016年04月10日 07:48撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 7:48
毛猛山ズーム。左奥には守門岳もうっすら。
右奥が会津朝日岳、その左の中央奥が村杉岳。
2016年04月10日 08:07撮影 by  SO-02H, Sony
4/10 8:07
右奥が会津朝日岳、その左の中央奥が村杉岳。
帰りはこの景色を見ながら歩きます♪
2016年04月10日 08:18撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/10 8:18
帰りはこの景色を見ながら歩きます♪
既に雪が融けはじめています
2016年04月10日 08:33撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 8:33
既に雪が融けはじめています
難所のやぶも通過し
2016年04月10日 08:47撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 8:47
難所のやぶも通過し
2時間30分ほどで戻って来ました。往路復路、かかった時間はあまり変わりません。
2016年04月10日 10:40撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/10 10:40
2時間30分ほどで戻って来ました。往路復路、かかった時間はあまり変わりません。
新潟楽山会のメンバー20名ほどとすれ違い、下山します。
2016年04月10日 11:33撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4/10 11:33
新潟楽山会のメンバー20名ほどとすれ違い、下山します。
2時間で駐車場まで。あー、楽しかった。
2016年04月10日 13:33撮影 by  SO-02H, Sony
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4/10 13:33
2時間で駐車場まで。あー、楽しかった。

感想

残雪期は東京から3時間ほどの新潟の山に良く行きます。
今回目をつけたのは、銀山平を挟んで越後駒ヶ岳の北側にある未丈ヶ岳。
無雪期はシルバーラインの途中からシャッターを開けて出た登山口から東に登山道がありますが、やぶがうっとおしいため、この山がよく登られるのは主に残雪期。

今年はどの地域も雪不足。豪雪地帯の越後でもそれは同じで、例年の1ヶ月先くらいの積雪量だと思えば妥当なところかと。
なので雪が無くなる前に行こうと、どうせなら周囲のパノラマを満喫するためにも1泊にして、早朝の雪がかたい時間帯に難所の1376ピークを通過しよう、ということで、午後11を過ぎてから登りはじめました。

尾根への取り付きからして、先週の記録で登られていた右手の尾根は雪がなくて苦労しそうだったため、1つ左隣の尾根を登りました。
コース中、やぶが出ていて苦労するところが何ヶ所かあり、とくに日向倉山と未丈ヶ岳の中間地点でもある1376ピークの北側はそれが顕著でしたが、多くの人がやぶを漕いでいるおかげで通れる道筋ははっきりしています。

未丈ヶ岳から見る毛猛山塊はなるほど、はるか遠く、浅草岳までの縦走はいったい何泊かかり、どの時期に行けば歩き易いかなどあれこれと想像するのは楽しかったです。また、東側に見た会津駒ヶ岳〜会津朝日岳のなが〜い稜線も行ってみたいな。

下界ではようやく春らしい気候になり、桜が咲いたり散ったりと忙しい時期。
山の上ではすでに春が終わりをむかえそうで、今後は虫たちが蠢きだします。
頼むから、もう少し雪の下で眠っていておくれ。

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