朝香嶺〜荒山〜鍋割山〜新前橋駅【赤城山】

2025年07月20日(日) 〜 2025年07月21日(月)

• GPS: 08:28
• 距離: 31.6km
• 登り: 592m
• 下り: 1,847m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 1:05
• 合計: 6:06

距離 17.7km 登り 592m 下り 1,594m

8:58 赤城山大洞バス停
9:15 9:18 八丁峠登山口
9:26 9:27 朝香峠
9:30 9:32 朝香嶺
9:35 朝香峠
9:39 9:43 血の池
9:59 10:00 三途の川
10:08 軽井沢峠
10:30 10:39 南尾根の東屋
10:43 10:46 ひさし岩
10:57 10:58 荒山
11:21 11:22 分岐
11:30 11:56 荒山高原
12:08 12:10 火起山
12:12 竃山
12:25 12:28 鍋割山
13:31 13:39 鍋割山登山口
14:16 14:17 ひさし岩
15:04 宿泊地

2日目

• 山行: 2:13
• 休憩: 0:10
• 合計: 2:23

距離 13.8km 登り 1m 下り 253m

8:05 宿泊地
9:54 9:59 中央前橋駅
10:12 10:13 王山古墳（王山公園）
10:24 10:28 新前橋駅
10:28 ゴール地点

天候

1日目：晴れ時々曇り（荒山まではほぼ無風）
2日目：晴れ（非常に蒸し暑い）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■1日目
スタート：赤城山大洞バス停
ゴール：畜産試験場バス停

■2日目
スタート：畜産試験場バス停
ゴール：新前橋駅
※中央前橋駅〜新前橋駅間の移動は、まえばしシェアサイクル「cogbe（コグベ）」を使いました。

コース状況／危険箇所等

朝香峰〜血の池〜軽井沢峠手前の区間は、膝丈〜人の背丈以上（約2m）の濃いササ藪に覆われていて、ササの葉に付いていた朝露でズボンがびしょ濡れになりました💦
鍋割山から鍋割山登山口（勢多農林高校演習林方面）の区間は、岩だらけの急坂を下り続けますが、岩場にある「お助けロープ」が微妙に短いことが多いので、背の低い方は注意した方が良いと感じました。

写真

7/20 6:43

宿の朝食を食べて、赤城山へ向かう始発のバスに乗ります。

7/20 8:58

赤城山山行の1日目のスタート地点は、大沼の南に位置する赤城山大洞バス停です。

7/20 8:59

最初は「日本一小さいスキー場」の赤城山第一スキー場の脇を登ります。

7/20 9:03

地蔵岳方面に向かって、緩やかな坂道を登ります。

7/20 9:15

八丁峠に到着。ここから少し東へ進みます。

7/20 9:19

朝香嶺と小沼への分岐点。ここで朝香嶺を指す方向に数m進んだ後、写真右手へ90度曲がります。

7/20 9:21

朽ちかけているテーブルの脇に「関ふれ」の石碑があるので、このままササ藪を直進すると...

7/20 9:22

朝香嶺・血の池への標識が現れました！

7/20 9:27

この分岐点で左に進むと...

7/20 9:30

ササとツツジ類を掻き分けながら進んで、1座目の朝香嶺に登頂しました💦

7/20 9:36

朝香嶺から血の池へ下る道は、階段が朽ちて壊れている場所もありました。

7/20 9:40

血の池への分岐点に到着。赤い水は見られるのでしょうか？

7/20 9:41

血の池、例年なら水が溜まっているはずですが、今年はただの乾いた草地でした😇

7/20 9:44

血の池から軽井沢峠までの道はササ藪が濃かったので、ダニに刺されないように注意しました。

7/20 9:57

ここで車道に復帰。八丁峠からここまでは車道を歩いた方が良さそうです😢

7/20 9:59

ノリウツギ。昨日（谷川岳）に続いての登場です。

7/20 10:01

軽井沢峠近くの駐車場に到着。ついに荒山が見えてきました！

7/20 10:02

駐車場横から再び山道に入ります。

7/20 10:05

この分岐点が軽井沢峠らしいですが、どこにも軽井沢峠と書かれていませんでした💦

7/20 10:11

先程の分岐点からしばらくは平坦で特徴のない道が続きますが...

7/20 10:18

次第に巨岩が現れるようになって、荒山の険しさを感じました。

7/20 10:22

ここは路面が崩壊していますが通行可能です。ただし斜面上部からいつ落石があってもおかしくないので、素早く通過した方がよさそうです。

7/20 10:25

巨岩の隙間にはヤマアジサイと思われる白い花が咲いていました。

7/20 10:28

四阿のある分岐点に到着。かなり蒸し暑かったので、ここで小休止しました。

7/20 10:39

四阿から荒山山頂への道は、最初はこのように歩きやすい道ですが、次第に周囲の低木が邪魔に感じるほどに道幅が狭くなります。

7/20 10:45

「ひさし岩」に到着。残念ながら霧で何も見えません😢

7/20 10:46

コメツツジ。昨日の谷川岳でも花を咲かせていましたね。

7/20 10:52

この辺りは道幅が狭いので、周囲の低木がザックに引っかかることもあります💦

7/20 10:56

荒山に登頂！予想に反して展望が無かったです😭

7/20 10:56

こちらの山頂標識は、どうやら昨日に設置されたばかりのようです。

7/20 11:00

荒山から荒山高原への道は、岩がゴロゴロした道からスタートします。

7/20 11:01

これは草丈がかなり低いので、オミナエシではなくキンレイカだと思います。

7/20 11:11

まっ平な岩を発見しましたが、「天狗の腰掛け岩」みたいな名前は付いていませんでした😅

7/20 11:20

箕輪への分岐点。ここまで来ると、ようやくハイカーがちらほら現れるようになりました。

7/20 11:24

荒山高原が近づくにつれて、傾斜が緩やかになります。

7/20 11:30

荒山高原に到着。ちょうど数名のハイカーが休憩中でしたが、ここには四阿もベンチもありませんでした。

7/20 11:42

荒山高原の芝生で昼食を頂きました😋

7/20 12:00

食後は鍋割山方面に向かいますが、荒山方面とは違って緩やかな坂道で拍子抜けしました。

7/20 12:06

あれが鍋割山かなと思いましたが...

7/20 12:08

ここは火起山というピークでした😅

7/20 12:09

火起山から北側を見ると、鈴ヶ岳（左）と地蔵岳（中央）が見えましたが、荒山（右）は雲の中でした。

7/20 12:09

ガスで麓の景色もぼんやりしていました...

7/20 12:12

火起山のすぐ先にある竈山に登頂！

7/20 12:12

竈山からは鈴ヶ岳（左）と荒山（右）が見えましたが、地蔵岳（中央）は頂上だけ雲に隠れていました。

7/20 12:13

あの小さなこぶ状のピークが鍋割山のようです。

7/20 12:19

鍋割山までは林の中を進みますが、再び開けた場所に出ると...

7/20 12:24

今度こそ鍋割山に登頂です😅

7/20 12:26

おぉぉぉ...南側が大きく開けていて素晴らしい展望です！

7/20 12:28

鍋割山から南西に向かって下山します。

7/20 12:35

この標識の所でかなり細い脇道が標識と直交するように分岐していましたが、私は標識通りに進みました。

7/20 12:40

先程の分岐のすぐ先で、地図の表記通りに岩場が現れました💦

7/20 12:49

岩場でヤマユリを発見！かなり無茶な姿勢で撮影したので、足が攣りそうでした😅（後ろにはカラマツソウもチラッと写っています）

7/20 12:53

岩場が終わっても、相変わらず岩がゴロゴロした道が続きます。

7/20 13:02

ここで突然ササ草原に変わりました！

7/20 13:06

これは群馬県では絶滅危惧II類に指定されているカキランだと思います。図鑑などを見ても「湿った草原に多い」と書かれていますが、なぜか「乾いた草原」に広く散在していて驚きました。

7/20 13:15

もう岩場は終わりかと思っていましたが、まだ岩場が残っていました😅

7/20 13:18

岩場にはまたしてもヤマユリが生えていました。

7/20 13:21

岩場でかなり疲れたので、ここでアミノバイタルを投入します。

7/20 13:30

ここで下山完了です。

7/20 13:38

先程の下山ポイントの目の前から、ゴルフ場（赤城国際CC）に向かって下ります。

7/20 13:44

振り返ると鍋割山。荒山方面の緩やかな尾根と、岩だらけで険しい南斜面の落差には驚かされました。

7/20 14:03

タケニグサ。道路脇など明るい場所に多い草ですが、有毒植物としても知られています。

7/20 14:13

国立赤城青少年交流の家への近道のようですが、今回はパスしました。

7/20 14:24

富士見総合グラウンド。ここでトイレを借りましたが、駐車場には車が1台もありませんでした...

7/20 14:31

ヤブカンゾウ。群馬の夏は暑すぎるのか、日向だと萎れている花が多かったです😅

7/20 14:34

古い電車が保管されていましたが、趣味で集めた車両なのでしょうか？

7/20 14:50

こんな所にオアシスが！！ありがたく飲み物を買わせて貰いました😊

7/20 15:03

畜産試験場入口バス停に到着。足にマメが出来てきたので、今日はここで打ち止めとします。

7/21 6:33

今日の朝食は梅ひじきご飯と、群馬名物のもつ煮風のスープでした。

7/21 8:05

2日目は畜産試験場入口バス停からスタートします。

7/21 8:07

このトウモロコシ畑は、おそらく畜産試験場で使われる飼料用のトウモロコシだと思います。

7/21 8:15

牛舎を覗いたら、牛もこちらを見ていました😆

7/21 8:24

一里塚バス停。周囲に一里塚らしきものは見当たりませんでした。

7/21 8:28

大鳥居に到着。真下で見るとより大きさを感じられました👀

7/21 8:50

時澤神社に到着。あまりにも暑かったので、参拝がてら木陰で小休止しました。

7/21 8:57

「だんべうどん」というのは料理名ではなくて、店名なんですね😅

7/21 9:02

上武上細井交差点。ここで国道17号線の下をくぐります。

7/21 9:10

遠くに群馬県庁が見えてきました！

7/21 9:26

桃ノ木川。この川を渡る時に涼しい風が吹いた気がしましたが、気のせいかもしれません😇

7/21 9:26

桃ノ木川沿いにサイクリングコースがあるようなので、いずれシェアサイクルで走ってみたいですね。

7/21 9:28

熱中症にならないように、ここで飲み物を補給しました。

7/21 9:41

道路の周りにビルが増えてきて、徐々に前橋の中心部に近付いているのが分かりました。

7/21 9:52

中央前橋駅に到着！

7/21 9:56

中央前橋駅でシェアサイクルを借りて、新前橋駅まで移動します🚲

7/21 10:01

ママチャリ型の自転車ですが、電動アシスト付きなので快適でした😊

7/21 10:01

ここは立川町通りと呼ばれているようですが、シャッターが閉まっている（≒閉業している）店が多いのが気になりました。

7/21 10:06

前橋市中央児童遊園「るなぱあく」前を通過...

7/21 10:09

群馬県の形をした「さちの池」と群馬県庁。凄まじい暑さにもかかわらず、散歩している人が居て驚きました👀

7/21 10:12

この交差点を左折して、新前橋駅方面に南下します。

7/21 10:19

石倉アンダーパス。ここで両毛線の線路をくぐります。

7/21 10:24

新前橋駅にゴールイン！今日は暑すぎてこれ以上は無理でした💦

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

SH-M29 SHARP

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 小銭入れ タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
朝香嶺〜血の池〜軽井沢峠の区間の山道は、ほとんど歩く人が居ないようで道がササに埋もれている所が少なくなかったので、途中で朝香嶺や血の池に立ち寄りたい人以外は、大沼・小沼から車道で軽井沢峠へ向かった方がかなり楽になると思います。
鍋割山〜鍋割山登山口までの道は、"山と高原地図"に記載されているように岩だらけの急坂なので、登り・下りのどちらであってもサクサク歩けるルートではないと感じました。
また、計画では朝香嶺・荒山・鍋割山に登って、2日間かけて麓の富士見温泉まで赤線を伸ばす計画でしたが...
1日目で富士見温泉近く（畜産試験場）まで歩いてしまったので、2日目はさらに下って前橋市街地まで赤線を延ばして、既存の赤線と繋げることができました。

[展望・景色]
朝香嶺：山頂は木々に囲まれていて、展望はありませんでした。
荒山：展望が良い山だと勘違いしていましたが、山頂は木々に覆われていて展望はありませんでした。
鍋割山：南側が大きく開けており、関東平野を一望できました。

[動植物]
大沼〜小沼の路傍では、シモツケが咲いていました。
軽井沢峠〜荒山〜荒山高原にかけては、荒山の山頂付近でコメツツジやキンレイカの花が見られましたが、花は少なかったです。
また、荒山はシャクナゲ類やレンゲツツジ、トウゴクミツバツツジ、コメツツジ、ヤマツツジなどツツジ科の種が豊富なので、春先に登ると一番良いかもしれません。
鍋割山の山頂部には花がありませんでしたが、鍋割山登山口へ下る途中の林内ではヤマユリ、ササ原ではカキランが見られました。
　
[飲食・お土産]
高崎駅で地酒（谷川岳の純米大吟醸）、こんにゃく、鮎の甘露煮など、今回の遠征で歩いた中毛〜北毛のお土産を買い込みました。

[その他]
中央前橋駅〜新前橋駅の移動に利用したシェアサイクルの運営会社（ecobike社）は、群馬県みなかみ町や埼玉県熊谷市でもシェアサイクルを提供しているようです。
ちょうど熊谷市は赤線の空白地帯なので、シェアサイクルを活用して赤線を伸ばそうかと思案中です。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんばんは。群馬へようこそお越しくださいました。しっかりカキランゲットしているのは素晴らしい。自分も気になって鍋割山へ行こうか迷ったのですが、結局ちょっとでも涼しげなところということで長野へ出かけてしまいました。隣の芝生は青い、やっぱり遠くへ行きたくなります（汗）そして下まで歩いて降りた、というのもびっくり。春や秋口ならまだしも、恐ろしく暑かったのではないでしょうか。一度でいいから麓から登ったり麓に降りたりしてみたいけど、近いとかえって達成は難しいのかも。谷川岳も含めて、地元をもっとじっくり歩かなきゃですね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

カキランは初めて野生の個体を見ましたが、まさに偶然の出会いでした。
暑くてぼんやりしながら歩いていましたが、足元に何かオレンジ色の物体があると思ったら、それがカキランでした(笑)

1日目の大沼〜畜産試験場までの下りも暑くて辛かったですが、2日目の畜産試験場から中央前橋駅への下りの方がもっと暑く感じました。
2日目は標高が下がって気温がより高くなっていたとは思いますが、水分をこまめに摂取しても発汗量がそれを上回るように感じるほどだったので、歩くのは中央前橋駅までとしました。
赤城山の前に登った谷川岳もとても暑かったので、前橋や高崎で35度を超えるような日は群馬県内だとどこに行っても暑いのかもしれませんね💦