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記録ID: 844669
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積雪期ピークハント/縦走
東北

薮の細尾根を渡って「兎ケ倉山」へ

2016年04月09日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
2.7km
登り
308m
下り
293m

コースタイム

日帰り
山行
2:40
休憩
0:50
合計
3:30
10:40
40
スタート地点
11:20
11:30
50
600M小ピーク(東方尾根)
12:20
10
620M肩(北東尾根)
12:30
13:00
40
13:40
13:50
20
600M小ピーク(東方尾根)
14:10
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(磐越道)「西会津IC」⇒ 菱潟(R459 旧鹿瀬町)⇒林道(菱潟線)⇒林道(八ツ田・日出谷線)
コース状況/
危険箇所等
1.林道は倒木、落石、残雪、一部路肩崩落等有ります。
2.ヤマダニが出ています。(4/9現在)
(今回の山)
新潟県阿賀町の鋭いピークを持つ「兎ケ倉山」(写真中央奥のピーク、697.8M)。山名はこう記して「ウサンクラヤマ」と読むそうだ。(写真は昨年3月撮影)
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(今回の山)
新潟県阿賀町の鋭いピークを持つ「兎ケ倉山」(写真中央奥のピーク、697.8M)。山名はこう記して「ウサンクラヤマ」と読むそうだ。(写真は昨年3月撮影)
(入山口)
アタックルートは殆ど登られていないと思われる同山東方尾根。まず国道459号菱潟から矢印方向に入山。
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(入山口)
アタックルートは殆ど登られていないと思われる同山東方尾根。まず国道459号菱潟から矢印方向に入山。
(林道合流)
菱潟集落裏の林道を辿り林道「八ツ田・日出谷線」に突き当たる。そこを日出谷方向へ右折。
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(林道合流)
菱潟集落裏の林道を辿り林道「八ツ田・日出谷線」に突き当たる。そこを日出谷方向へ右折。
(山容)
正面に山容が現れる。思いの外雪が少ない。残雪はハッキリしないが、万一に備えアイゼン&ピッケルは持つとしよう。間もなく左手の枝道に入る。
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(山容)
正面に山容が現れる。思いの外雪が少ない。残雪はハッキリしないが、万一に備えアイゼン&ピッケルは持つとしよう。間もなく左手の枝道に入る。
(取り付き点)
地形図標点「461」南直下付近にピンクテープが下がり(標識類無し)、3台程度の駐車スペースあり。
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(取り付き点)
地形図標点「461」南直下付近にピンクテープが下がり(標識類無し)、3台程度の駐車スペースあり。
(薮入り)
稜線に踏み跡は見えない。
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(薮入り)
稜線に踏み跡は見えない。
(稜線離脱)
薮がうるさく左下の残雪に降りる。杉林の日陰で雪が残ったようだ。
(稜線離脱)
薮がうるさく左下の残雪に降りる。杉林の日陰で雪が残ったようだ。
(残雪1)
残雪はツボ足でも快調、だがそろそろ稜線復帰も考えなければ復帰が辛くなるか。
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(残雪1)
残雪はツボ足でも快調、だがそろそろ稜線復帰も考えなければ復帰が辛くなるか。
(稜線復帰)
薄薮を探しながら斜面をよじ登る。
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(稜線復帰)
薄薮を探しながら斜面をよじ登る。
(急登1)
標高 600M小ピーク手前、結構急登だ。
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(急登1)
標高 600M小ピーク手前、結構急登だ。
(600Mピーク)
薮のピークから斜め右前方に山頂が見えた。
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(600Mピーク)
薮のピークから斜め右前方に山頂が見えた。
(激薮)
ルートはピークを右折し560Mの”蟻の戸渡り”に下降する。薮が凄い。
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(激薮)
ルートはピークを右折し560Mの”蟻の戸渡り”に下降する。薮が凄い。
(北東尾根)
目指すは正面に小ピークが見える北東尾根の稜線。
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(北東尾根)
目指すは正面に小ピークが見える北東尾根の稜線。
(コル)
左右に切れ落ちるコル。緊張感はあるが、薮枝が救いだ。
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(コル)
左右に切れ落ちるコル。緊張感はあるが、薮枝が救いだ。
(巨岩)
2つのコルを経て登り返しの進路上に巨岩。手掛かりを探し左側を巻く。
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(巨岩)
2つのコルを経て登り返しの進路上に巨岩。手掛かりを探し左側を巻く。
(630M)
北東尾根稜線 630Mの肩に乗った。ユズリハが濃い。
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(630M)
北東尾根稜線 630Mの肩に乗った。ユズリハが濃い。
(杉株)
特徴的な杉株の大木。
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(杉株)
特徴的な杉株の大木。
(急登2)
山頂直下最後の急登、木枝を掴んでよじ登る。
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(急登2)
山頂直下最後の急登、木枝を掴んでよじ登る。
(残雪2)
山頂手前で100M程の残雪。急だが面倒なので薮枝伝いにノーアイゼンで突破。
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(残雪2)
山頂手前で100M程の残雪。急だが面倒なので薮枝伝いにノーアイゼンで突破。
(山頂)
遂に登頂、所要1時間50分。アンテナ塔の建つ山頂は雪がない。
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(山頂)
遂に登頂、所要1時間50分。アンテナ塔の建つ山頂は雪がない。
(山麓)
北側眼下には蛇行する阿賀野川と集落。かって棒掛山からも見下ろしたなぁ。
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(山麓)
北側眼下には蛇行する阿賀野川と集落。かって棒掛山からも見下ろしたなぁ。
(山頂展望1)
山頂は大展望が広がる。最初は北西に棒掛山(アンテナ塔左)と蒜場山の白峰。
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(山頂展望1)
山頂は大展望が広がる。最初は北西に棒掛山(アンテナ塔左)と蒜場山の白峰。
(山頂展望2)
その右北方は二ツ峰から門内岳、大日岳と続く雄大な飯豊連峰。
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(山頂展望2)
その右北方は二ツ峰から門内岳、大日岳と続く雄大な飯豊連峰。
(山頂展望3)
そして東方の丸い山は会越県境高陽山かな?南方にも御神楽岳や川内山塊が広がるが逆光のため写真省略。
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(山頂展望3)
そして東方の丸い山は会越県境高陽山かな?南方にも御神楽岳や川内山塊が広がるが逆光のため写真省略。
(下山)
30分程山頂天望を楽しんだ後下山開始。往路左に巻いた巨岩を慎重に降りる。
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(下山)
30分程山頂天望を楽しんだ後下山開始。往路左に巻いた巨岩を慎重に降りる。
(登り返し)
最低コルからの登り返しが始まる。
(登り返し)
最低コルからの登り返しが始まる。
(樹間)
西側樹間から山頂を振り返る。
2
(樹間)
西側樹間から山頂を振り返る。
(急登)
登り返し最後の急登。ここを上がれば600Mピークだ。
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(急登)
登り返し最後の急登。ここを上がれば600Mピークだ。
(残雪3)
600Mピーク下で早めに残雪へ降りる。時々踏み抜くが薮の稜線より増しだ。
(残雪3)
600Mピーク下で早めに残雪へ降りる。時々踏み抜くが薮の稜線より増しだ。
(下山間近)
間もなく取り付き点。この日唯一の花フキノトウ、お疲れさん!
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(下山間近)
間もなく取り付き点。この日唯一の花フキノトウ、お疲れさん!

装備

個人装備
アイゼン ピッケル

感想

1.恒例としている残雪期の阿賀山域へ今春も関東から遠征した。手始めは
 昨年3月棒掛山中腹から眺めた南東の鋭いピーク「兎ケ倉山」である。
2.この山はネットにも登場し程々登られているようだが、殆どが西側の倉ノ
 平集落からのものである。同じルートでは藪残(*)にならないので今回は東
方からの薮ルートにした。
(*)登山路のない山を藪が埋もれている残雪期に登る登山。
3.今春は雪が少ないが急峻なピークでもあり、僅かな残雪で登頂断念では後
 悔するため残雪装備でアタックした。幸いにも(残念にも?)装備は出番なく文
 字通りの緊張感ある細尾根の藪山登山に終わった。雪が恋しい。
4.しかし、山頂展望は一部南東方向を除いて全開、特に北方の飯豊連峰の山
 々が臨場感いっぱいに眼前に迫っていた。ウサンクラ、噂通りの素晴らしいピー
クであった。

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コメント

プチニアミス
おはようございます。妙高です。

何となくtonkaraさん、来てるんじゃないかな〜なんて思ったりしたんですが。川を挟んでプチニアミスでしたね。

兎ヶ倉山は、いろいろ呼び方はありますが、国土地理院の点の記では「うさぎがくら」となってますね。記憶薄れましたが。

私も同じルート登ったことあるんです。お寺の裏から林道をスキーでたどり、P461手前でスキーをデポして、あとはtonkaraさんと同じです。三月でしたので全線雪でしたが、やせ尾根は雪は無かったような気がします。風で吹き飛ばされるようです。やせ尾根は旧国道49号線の方から行った時も通ったので2回歩いていますが、風がゴーゴーと音をたてて吹き、飛行機かと思ったくらいでビックリしました。「とうみの口」から吹き出す、と言われる「安田のダシ風」どころじゃないですね。きっと。

杉株、記憶あります。10年位前になります。懐かしいです。今日は朝から頭が活性化しました。何かいいことありそうです(^^)/
2016/4/12 6:32
Re: プチニアミス
コメ有り難うございます。

プチニアミス、以心伝心でしたかね。下越訪問は最低4日程欲しいのですが、天候が不順続きであまりチャンスが有りませんでした。

兎ヶ倉も色々なルートを歩かれているのですね。確かに細尾根は強風時危険だと感じました。

周辺には展望の尖峰ピークが多くハイキングにも良い処ですね。温泉も多く大好きです。
2016/4/12 13:31
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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