芝草平 梅雨明け直後の緑深い南蔵王へ


- GPS
- 03:49
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 401m
- 下り
- 400m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
これから仕事が忙しくなるので、その前に少し高い山に登っておきたいと思い南蔵王に行くことにした。去年は8月に蔵王の熊野岳に登ったので、今年は南蔵王に行くことにした。南蔵王は行ったことがあるが、もうずいぶん前だ。芝草平が荒れていたのを思い出す。その後、保護活動が進んでどうなっているのかが興味あった。
本当は7月の頭の方が花は多いと思ったのだけれど、なかなか予定が埋まってしまって行くことができなかった。それでも今回この季節に行くことができたのはよかった。
今日は一人ではなくもう一人一緒に歩いてくれる人がいる。一人で歩くことが多いので、いつもと違うのがちょっと新鮮。あまり山を歩く方ではないのだが、一緒に歩いてくれるという。もちろん若いので体力や持久力は私よりずっとある。山登りは一番ゆっくりな人に合わせるのものなので、最悪私に合わせてもらおう。
自宅を3時前に出て、南蔵王についたのは10時ぐらい。エコーラインの道端の駐車スペースは当然埋まっていた。だからもうちょっと先、刈田リフトの駐車場に停めさせてもらった。そこから東へ20分ぐらい歩いて登山口に入る。
初めは下っているが、両脇の草を刈ってくれているおかげで歩きやすい。見ず知らずの登山者のためにこんな重労働をしてくれるのはありがたい。今回のルートが杉が峰を越えて芝草平に行くことだ。いくつかピークを越えていくので、少しはアップダウンがある。でも標高が高いのでなんとかなると思っていた。
歩き出して気がつくのだが、風は1500mを超えているのでとても涼しくて気持ちいいが、やはり森林限界を越えているので日差しは強い。ジリジリと照らされる。それが暑い。たまに背の高さよりも少し高いところをくぐったりするが、そこは涼しくて気持ちがいい。しかし、お日様が当たるとやっぱり暑い。この日、下の街での気温は37度を越えたと言っていたから、まだまだ涼しいのだろう。
歩いているうちに夏の花に逢う。ハクサンシャクナゲがまだ残っていた。雨などで痛んでいたけれど、この花に逢えたのは嬉しい。久しぶりのハクサンシャクナゲにやはり感動する。
しばらく下っていたが、前山に登るために登り返す。やはり上りになるとスピードは落ちる。それでも途中にヒメシャジンやウスユキソウなどに歓迎されて前山に到着する。前山は樹林帯の中なのでしばし止まって出発する。1684mなのでもうすぐ1700mになります。一旦下ってまた登り返します。今度は杉ヶ峰。今日の最高地点です。ここには三角点があるのでぜひ登りたい。じりじりとお日様に照らされながら、ゆっくりと登っていく。途中、少しガラガラしたとこもあったけれどなんとか登る。そして頂上の杉ヶ峰へ。そこでは何人かが休んでいたけれど、今日の最終目的地の芝草平に向けて進むことにした。
そこからは下っていくのだが、登っていた足が下りの足になるので、少し慣れが必要かもしれない。少しずつ下っていって芝草平が上から見えるところに来た。遠くからでもわかるキンコウカ。一面白いので、テンションが上がる。こんな感じかなあんな感じかなと想像しながら、はやる気持ちを抑える。慌てずゆっくりと芝草平へ。
そこでは一面のキンコウカに息を飲む。こんな楽園がこんな山の合間に広がっているのかと思うと感動する。なだらかな斜面に囲まれた小さな湿原だけれど、途中中に入れるところがあるのでそこで昼食を取る。キンコウカに囲まれながらおにぎりをいただきアイスコーヒーもいただく。何も考えずに自然の中に身を置けるのは幸せだ。フレーズが思いつく。しばらくいたが、暑くなってきたので戻ることに。
戻るときは一気に戻ったので、早かった。熊野岳の神社に向かう蔵王ハイラインが見える。車がのろのろ進んでいたので、上は駐車場が満車になってしまったのかもしれない。登山口に戻り、アスファルトの道を歩いて駐車場に戻る。リフトの駐車場もいっぱいだった。リフトも満員のようで、ひっきりなしに人が上がっていた。天気はいいし暑いので、みな涼みに来たのかもしれない。
火照った体をクールダウンして今回の山歩は終了。やはり高山には高山でしか逢えない花があるのでまた来たくなる。
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