利尻山(強風と濃霧の鴛泊コース)公共交通機関利用:東京から2泊3日


- GPS
- 06:29
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 7:01
天候 | 曇→雨、濃霧、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船 飛行機
羽田発 10:40 → 稚内着 12:30 (ANA571) 稚内空港発 12:45 → 稚内港(フェリーターミナル)着 13:20(宗谷バス、800円) http://www.soyabus.co.jp/airport 稚内港発 16:40 → 鴛泊港着 18:20(ハートランドフェリー、二等3,590円) https://heartlandferry.jp/ (21日) 宿舎(ホテル利尻)から鴛泊登山口まで往復送迎 (22日) 鴛泊港発 8:25 → 稚内港着 10:05(ハートランドフェリー、二等3,590円) 稚内港発 10:20 → 10:55(宗谷バス、800円) 稚内発 15:45 → 羽田着 17:45(ANA574) (宿泊:20日、21日とも) ホテル利尻 北海道利尻郡利尻町沓形字富士見町90 https://hotel-rishiri.jp/ ※ 宗谷バスの稚内空港専用バスの運行は、飛行便の運航に連動しているそうです。例えば、対象便が遅延した場合等は待っていてくれる模様です。今回も、バスの運転手さんが、空港の荷物受取場まで適宜やって来て、バスに乗る客の有無を確認してくれていました。荷物がなかなか出てこなくても焦る必要はない模様でした。 宿泊したホテル利尻は、民宿等に比較するとやや割高ですが、設備も清潔で快適に過ごすことができました。立派な温泉が併設されています。 空港やフェリーターミナルへの無料送迎の他、登山口への無料送迎もあります。注文すれば登山用のおにぎりも用意してくれます(500円)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴛泊コースは一本道で分かり易く、良く整備もされてました。 当日はかなりの強風でしたが、下の方は樹林帯なので、幸いなことに風はほぼ凌ぐことができました。6合目より上は稜線に出ますが、それでも登山道沿いの植物が相当程度風を凌いでくれました。ただし、部分的に開けている場所も数箇所ありました(天気ならば見晴らしが良い場所なのでしょう)。そうした場所では風をモロに受けることになり、要注意でした。 かなりの濃霧でしたが、幸いなことに、コースを間違えそうな場所はなかったと思います。敢えて言えば、山頂直下の沓形コースとの分岐点くらいでしょうか(晴天であれば間違えることはないのでしょう)。 |
その他周辺情報 | 宿泊したホテル利尻には立派な温泉施設が併設されており、日帰り入浴も可能です。 https://hotel-rishiri.jp/onsen/ |
写真
この時点ではまだ雨はほとんど降っていなかったので、「登っているうちに天気は回復するのでは」と根拠なく期待していました(結局、甘くはなかた)。
この時点では、雨はまだほとんど降っていませんでした。しかし、樹林帯の中で風に煽られた水滴の飛沫が激しいので、レインウエア(上)とザックのレインカバーを装着しました。
避難小屋から先は強風と濃霧が一層強まり、写真を撮る余裕がありませんでした。
雨風を凌ぎながら小休止することができ、この種の施設の有難さを実感しました。
https://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010906/1006362/
感想
なるべく公共交通機関を利用しながら関東地方より日本百名山に挑んでいます。今回は2泊3日で北海道の利尻山に行ってきました。
あいにくの雨天、暴風、濃霧で少々苦しい登山でした。多くの登山者が途中で撤退を決めていた模様でした。自分の場合、強風ではあったものの体を持っていかれる程の状況ではなかったこと、濃霧ではあったもののコースを見失う程の状況ではなかったこと、などから登頂を決行しました。
ただし、振り返ってみると危険だったと思われる場面は何箇所かあり、客観的には決して褒められる登山ではなかったと思います(遠征ではなく、地元での登山ならば止めていたと思います)。なお、偶然、同じホテルに投宿していた若いソロの登山者の方とほぼ同じペースで登ることができ、道中では再三励まして頂きました。感謝しております。
ガスのために展望はまったくありませんでしたが、登頂できただけでもそれなりの達成感を感じることができました。雨天と強風の中で余り写真を撮れませんんでしたが、山頂直下の綺麗な花畑には感動しました。登山の他にも、往復のフェリーの旅、下山後の温泉や海鮮の食事など、トータルで考えると楽しい旅だったと思います。
(利尻山登山と公共交通機関)
島内では、多くのホテルや民宿が、飛行場やフェリーターミナルとの送迎をしてくれます。また、宿によっては、登山口への送迎をしてくれます。登山だけであれば、これらのサービスを利用すれば移動の足は十分かもしれません。
稚内と利尻島の往復の手段は飛行機とフェリーがあります。時間は飛行機利用の方が節約できますが、スケジュールを臨機応変に変更可能なのはフェリーかもしれません(特に礼文島も旅行する場合など)。また、自分は、甲板から景色を眺めることもできるフェリーの雰囲気が気に入りました。なお、他の登山者の方と話をした印象では、悪天候により欠航になるリスクはフェリーよりも飛行機の方が高いように感じました(あくまで個人の感覚です!)。
稚内空港と港(フェリーターミナル)の間は、宗谷バスの空港専用バスで約30分で移動可能です(片道800円)。
(その他)
自分は素泊まりで宿舎を予約していたので、2日目の下山の食事(夕食)は沓形地区のホテル付近の食堂で済ませることにしました。しかし、訪れた2軒の食堂は休業で、1軒は予約で満席とのことでした。4軒目でようやく食事にありつけることができましたが、こちらも多くの席が予約で埋まっていた模様でした。
こうした状況が曜日や季節(7月下旬3連休の最終日の月曜)によるものなのか、あるいは偶然なのかは不明です。ただ、「食事難民」にならないためには、事前予約などの周到な準備の必要があると感じた次第です(食事付プランで宿泊するのが安全かもしれません。)
※山頂でのショート動画(ほぼガスだけです):
以上
コメントありがとうございます。それなりに懐具合は厳しくなっております(笑)。
飛行機チケットは数ヶ月前の格安セールの時期にまとめて購入しています。発売日は深夜にパソコンの前で順番待ちをしたり苦労もありますが、比較的割安になります。
他方で「苦労して安く買ったのだからキャンセルはもったいない」との気持ちが強くなり、今回のように、悪天候承知の上で遠征強行となってしまう傾向も生じています(苦笑)。
ちなみに今回思ったのですが、北海道遠征の場合、取り敢えず、行先に関わらず飛行機は札幌便を予約し、道内の目的地への移動は鉄道やバスにしておくと、もっと柔軟に行先変更等が出来るかもしれません。例えば今回も「利尻山の天気は悪そうだが羊蹄山なら行けそう」のような変更が出来たような気がします(それはそれで乗換等面倒かもしれませんが)。
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