蜂に追われて途中下山の早池峰山(門馬コース)


- GPS
- 05:10
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,206m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り。 登山口の気温17℃。 区界高原23℃ (平地最高気温33℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
また、林道内はホンシュウジカが飛び回っています。飛ばし過ぎは注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車スペースに冷たい湧き水(沢水)を引いてくれています。 登山ポストあります。当日の入山者の把握をされていますので、コンパス提出済みであっても、必ず書いて投函します。 コースはとても丁寧に整備されています。 7合目から9合目の間はオオスズメバチに注意してください。人の少ない門馬コースは、彼らの生育に良い環境なんだと思えます。今年は高温、少雨なので蜂が増えている可能性があります。 私は眼球を狙われました。 |
その他周辺情報 | 車で30分程度のところに「道の駅 区界高原」があります。公共水洗トイレはココが最後。登山口にも簡易トイレ1基あります。 ご飯は道の駅のすぐ近くの「しんや」さん。11時から13時45分までの営業です。 |
写真
感想
7合目を過ぎたあたりから蜂の襲来に遭い始めました。最初はアブだと思ってトレッキングポールをブンブン振り回してたら、実は蜂だったという…。姿は、スズメバチのように見えました。
黒い帽子を脱いで登っていたこところ、最初は頭の上を旋回。次第に髪の毛をかすめて飛ぶように。白い手ぬぐいで頭をカバーしたところ、頭部への威嚇飛行は減りましたが、耳に何度も当たってきました。今度は眼球を狙うように顔の正面で威嚇してきます。
4センチくらいの大きさの黄色い蜂、オオスズメバチだと思いました。
早足で逃げ通してきましたが、蜂の数が増えてきて恐怖を感じましたので、9合目の手前まで下山してきました。
途中何度も「うわぁ!」と恐怖の叫びをあげてしまいました。
「ハチ注意」と注意喚起されているにも関わらず、ハッカ油やポイズンリムーバーなどのハチ対策(こんなのは気休めだとも言われますが…)を講じなかった私の落ち度…。刺されて大変なことになったら関係者の方にご迷惑を掛けてしまいます。下山しよう…。
しかし。
下山するにしても、蜂の棲家に突っ込んでいくようなもの。地獄です。案の定、ハチに追われながら、追っ手の来なくなった6合目まで一気に降りてきて、5合目の沢水で体と頭を冷やしました。安堵。
先行された方は大丈夫だったかな。
帰宅して調べると、蜂の行動は「刺す最終段階」まで警戒が高まったことが分かりました。ポールを振り回し、大声で逃げる私を、彼らは寛容に見逃してくれたんだと思いました。
◆
蜂で肝を冷やしましたが、総じてとてもいい汗を掛けました。気温は17℃程度、曇りがちで温度も上がらず、森の空気も動いていて快適ではありました。
それと、今回15年ぶりに使ってみることにしたトレッキングポール。早池峰山も南側(河原の坊や小田越コース)では、岩稜帯歩きには向かないので、使うのをやめてしまってました。
これがとても楽に歩けることに、今更ながら気がつけました。
…今回トレッキングポールが無かったら、こんなに早く下山できなかった上に、蜂に刺されてたかもしれません。
過信は禁物ですが、補助道具として、疲れずにもっと歩けそうだなと展望を持てました。
早池峰山は花の名山と言われています。
この北側斜面にもお花も咲きますが、今時期は少なめ。それでもアリドオシランを初めて見られたことは嬉しかったです。小さい小さいお花が2輪、咲いていました。
◆
門馬コースは、昨年お会いした監視員さんの言葉が印象的。
「あっち(南側)は変わっていく山」
「こっち(北側)は変わらない山」
南側は高山植物が春から秋まで次々と咲いて景色の移ろいを楽しめます。
北側はコメツガやヒノキアスナロなどの針葉樹林の山。
北と南でこんなにも山の様相が違うのは、様々な自然現象の積み重ねなんです。
健脚向けなんて云われてますが、ゆっくり静かな森に抱かれるのに最高です。
◆
下山してちょうどよい時間だったので、お昼ご飯に「しんや」さんを訪問。
元気なお母さんとたくさんお話をしながら、カツカレーを頂きました。
トンカツは柔らかくて甘い!
カレーは家庭的なとろみながら洋風な上品さで、スパイスが深い。
お味噌汁のダシなんだろう?美味しかった。
瑞々しいシャキシャキのサラダ。ドレッシングはオリジナルかな。
盛岡のみまつ食堂さんのカツカレーが大好きでした。残念ながら閉業して傷心気味だったのです。しんやさんのカツカレーは、どこか通じるものを感じています。ほかのメニューにも食指が動きますが、また訪れてお母さんの話を聞きたいなあ。
登頂ならずとも、何度登っても、新鮮な経験をさせてくれる早池峰山です。ありがとうございました😊
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