奥美濃 初冬の金糞岳

1995年11月26日(日) [日帰り]

• GPS: 04:45
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,026m
• 下り: 1,026m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:15
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:45

9:15 白谷口（追分）
12:00 12:30 金糞岳
14:00 白谷口（追分）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口の追分（白谷口）に駐車しました。

写真

登山口の追分から二回林道を横切り、連状ノ頭を経て小朝ノ頭に着いた。そこからは金糞岳の全容がよく見えた。左手の白倉ノ頭に連なる山容はなかなか立派だった。

小朝ノ頭から樹林の中を急降下するうちに笹についた雪や水滴でズボンがずぶ濡れになったが、なんとか笹道を抜け、見た目より狭く細い尾根道を急登して12時に山頂に辿り着いた。

山頂の木々には霧氷がはりついており、冬が真近に迫っていることを実感した。真冬にはこれらの樹々も雪に埋もれてしまうのかも知れない。

頂上からは能郷白山（右）などの奥美濃の山々が見渡せたが、この当時は私にとって全く未知の世界だった。
やっと登り着いた山頂だったが、寒くていつまでもおれないので買ってきた弁当を食べ、写真を撮って12時30分山頂に別れを告げた。

感想

yamaaruki108

金糞岳は滋賀と岐阜の県境にある標高1314mの山です。新幹線が彦根から米原あたりを走っている時、伊吹山の北方に見えるのがこの山で、初冬から春先にかけてひと際白く雪を頂いた姿を見ていつかは登りたいと思っていた。
と言うことで、当時は伊吹山以外はまだ未知の領域だった奥美濃の山々の中で最初に登ったのがこの山でした。
その日は晴れてはいたが弱い冬型の天気で、笹に着いた雪や水滴で下半身がずぶ濡れになりながら何とか山頂に辿り着いた。山頂からは奥美濃の山々を眺めることができたが、この当時は能郷白山でさえも分からない次元の知識でした。
思ったよりも登山者は少なく、山頂直下で一人の下山者に出会い、頂上で数人のパーティの声を聞いただけの静かな山行でした。