虫倉山 夏空に北アルプス



- GPS
- 04:51
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 449m
- 下り
- 452m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6:00 安曇野穂高発 大町経由 小川村 7:40 不動滝登山口着 <復路> 12:30 不動滝登山口発 大町(がんばりや) 15:00 自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 道の駅おがわ |
写真
感想
2025年(令和7年)8月1日(金)
虫倉山 夏空に北アルプス
同行するS氏は私の山の師匠。
職場で一緒になり現在の「山へ」のきっかけを作ってくれたのがS氏だ。
一緒に北海道へ、九州の山へ、そして今でも時々声を掛け合い飲んだり、山へ登ったりとしている。
虫倉山へは、二日前に登った飯縄山を眺めてみたいというのもあった。
黒姫山、戸隠山も間近に見られるだろうとの期待も。
この時期に虫倉山へと選定したが気がかりなこともあった。
一番は昨年もこの時期に登っているのだがアブの襲来だ。
また夏空は霞、雲の出てくるのも早いので展望は期待はするものの思うように見られないのではないか。
虫倉山にはいくつかのコースがあるが、不動滝コースで登り始める。
駐車場には思っていたとおりアブが襲来、先が思いやられると全身に虫除けをした。
ところが歩き始めると時々ブーンとやってくるがさほど気にならず登ることができた。
登山道にはクルミが落下している。
クルミがたくさん落ちているが食べられたような形跡はない。
熊の好物と聞いているだけに登山道まで出てきていないのが分かる。
登山口に熊の大きな絵と出没注意の看板があっただけに少し心配していたが。
東屋まで登ると嬉しいことに絶景が広がっていた。
ことに後立山の白馬三山、五竜岳そして鹿島槍ヶ岳が眺められた。
そして八方のスキー場から唐松岳への長い尾根も見事だった。
東屋の周りにはヨツバヒヨドリの白い花が咲き、夏の青空とよくお似合いでもあった。
東屋で一息入れ日本記の分岐へ。
虫倉山の最高地点はこの日本記から北に行ったところにある。
一般的には稜線を進み三角点のある眺めの良い1378m地点が虫倉山山頂だ。
この日本記からの稜線は比較的歩き易く眺めの良いところも出てくる。
目的の一つ飯縄山が目の前に現れ、二日前に歩いた飯縄・瑪瑙・怪無山の三つのピークがきれいに並び眺められた。
さらに黒姫山が隣に鎮座し、カルデラの山であることがその外輪山の様子から窺える。
気持ちよい風が稜線に吹き心地よく歩く。
木漏れ日もかすかで、上を向くと楓などの葉が薄緑色に透けて見られた。
極暑の下界からすると1300mほど標高がありその日陰は風があれば最高の避暑地に変わっている。
そんな気持ちよい稜線の先に山頂がほぼ360度の展望と共に現れる。
地震で半分切れ落ちてしまった狭い山頂だが北アルプスの展望が見事。
雲も少しかかり、北側からの北アルプスの眺めだけに常念岳など形が変わってしまいなかなか山の判断が難しかった。
そのほか中央アルプス、浅間山方面、それに戸隠・妙高が眺められた。
もこもこ雲に覆われ、霞みがちな夏空に比較的くっきりと眺められた北アルプスの稜線だった。
ゆっくり登り、安全第一で下りながら昔の山巡りを懐かしむ。
それと共にこれからの夢のある山行きの話も出て有意義に歩くことができた。
考え方、歩き方、山の方向性を変えてみることにより夢が広がることをまた師匠S氏に教えてもらった気がして、歩くことに勇気と希望が持てた虫倉山の一時となった。
ふるちゃん
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