鳥海山 西ノコマイ上部

2025年08月02日(土) [日帰り]

• GPS: 09:59
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,245m
• 下り: 1,241m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:59
• 休憩: 2:00
• 合計: 9:59

距離 14.3km 登り 1,245m 下り 1,241m

5:35 スタート地点
5:36 5:38 二ノ滝遊歩道入り口
5:40 一ノ滝神社
5:47 5:48 遊歩道休憩所
5:52 5:53 二ノ滝神社
5:56 5:59 二ノ滝
6:01 間ノ滝
6:14 三ノ滝
6:18 玉砕ノ滝
6:22 6:23 仙龍滝
6:34 6:35 伝喜太小屋跡
6:48 森の清水
8:43 8:55 喜助平
8:59 9:43 竜ヶ滝
9:51 9:52 竜頭滝
9:56 10:00 月山沢徒渉点
10:03 10:24 不動滝
10:35 10:42 馬の背
12:32 12:45 蛇石流分岐
13:00 丁字分岐
13:25 馬の背
13:32 13:38 月山沢徒渉点
13:40 竜頭滝
13:47 13:48 竜ヶ滝
13:51 喜助平
14:29 森の清水
14:40 14:41 伝喜太小屋跡
14:51 仙龍滝
14:56 玉砕ノ滝
14:59 15:00 三ノ滝
15:07 狭霧橋
15:17 間ノ滝
15:34 一ノ滝駐車場
15:34 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

二の滝登山口駐車場。

コース状況／危険箇所等

月光川　西河前（西ノコマイ）上部

■体感2級　水量やや多い　ラバー向き　雪渓なし

■アプローチ
上部入渓地点を目指し、二の滝登山道を進む。登山道は一部はやや荒れた箇所はあるが概ね歩きやすい。
前回脱渓した940m付近から西ノコマイへ向け藪斜面を下り入渓。
歩き出しから入渓まで1時間45分。

■西ノコマイ上部遡行
前回脱渓した場所と大体同じ所に入渓出来たが、そこはゴルジュの真っ只中。
いきなり悪そうな10m滑滝を横断しようとしたクズミンが、スリップしてデカい釜に豪快にスライダードボン。これには笑った。
結局悪い巻きでゴルジュを回避してから再入渓。初っ端に余計な体力と時間を使ってしまった。

再入渓してからもゴルジュの中に登れない滝が何個か出てきて巻きながら進む。
釜を持つ小滝も多く、泳いで取り付いたりするが水はめちゃ冷たい。
やがて前方に巨大な龍ヶ滝。40mくらいありそう。
これは左岸から意外とあっさり巻いて落ち口へ。するとすぐにこれまたデカい30mの直瀑。
この巻きは厄介なので、龍ヶ滝を巻いて降りて来た所まで戻り、そこからすぐ上の登山道へ上がる。
そのまま登山道を月光川渡渉点先まで進み、登山道から見えていた不動滝の上へ降り立つ。

ここからは登れる滝が連続して楽しい区間。冷たい水に悲鳴を上げながら順調に進む。
20mのハング滝を右岸から巻くとすっかり源頭の雰囲気で平和そのもの。
終盤に綺麗な20m滑滝を快適に登り、小滝を何個かクリアすると沢は伏流。程なくして登山道とぶつかり脱渓となる。

写真

8/2 5:35

出発。この時点でアブいる。

8/2 5:53

二の滝。

8/2 7:18

入渓地点の滑滝。

8/2 7:18

8mくらい。入渓早々、クズミン豪快に釜にスライダードボン！いきなり今日イチの見せ場を作る。

8/2 7:25

必死に上がってくるクズミン。笑えた。

8/2 7:44

入渓地点のゴルジュを巻く。この時に私のハーネスのギアループが切れて色々サヨナラしました。

8/2 8:10

改めて再入渓。

8/2 8:15

この時は最高の天気。

8/2 8:20

沢はまだゴルジュ。そして滝。

8/2 8:22

左から。

8/2 8:23

ゴルジュに日が差す。

8/2 8:25

これはどうしたっけ？巻いたかな。

8/2 8:32

悪い滝が続く。

8/2 8:35

右から。

8/2 8:38

水量も全然少なくない。さすが鳥海。

8/2 8:44

ガッツリ泳いで取り付いた滝。

8/2 8:51

ラバー向きな沢だが、バチ効きではない。

8/2 8:52

巨大CS滝。

8/2 8:54

湧き水を喰らう。

8/2 8:58

ばに）大滝が見えて???♀?ま??

8/2 9:01

そして龍ヶ滝。めちゃくちゃ立派な素晴らしい大滝。

8/2 9:05

上段。ちょっと無理。

8/2 9:16

この巻きは簡単。

8/2 9:22

しかしさらにヤバい滝登場。

8/2 9:23

振り返ると真っ青な海。これが鳥海山の魅力。

8/2 9:24

巨瀑を見上げるばにこ。

8/2 9:34

滝前で一服。

8/2 9:45

巻きは登山道まで上がる。

8/2 9:52

巻き途中から不動滝。これも巻き。

8/2 10:24

沢復帰。

8/2 10:25

ここからは楽しい区間。

8/2 10:27

登れる滝が連続。

8/2 10:29

水線横断。

8/2 10:30

ばに）クズミンはこの後ドボン??(???*)

8/2 10:30

撮ってた。

8/2 10:36

登れそう。

8/2 10:38

快適登攀。

8/2 10:51

いい眺めだ。

8/2 10:51

沢もいい眺め。

8/2 10:55

いい！

8/2 10:55

直登。

8/2 10:56

水はキンキン。

8/2 10:59

一番上の滝だけ巻き。

8/2 11:36

源頭は近いか。

8/2 11:42

小滝はまだ出る。

8/2 11:44

最後の見所の滑滝。

8/2 11:46

ばに）メルヘンゴルおぢ

8/2 11:48

ばに）一休み〜

8/2 11:57

曇ってるのが残念。

8/2 11:57

ペタペタ登る。

8/2 12:02

小滝。

8/2 12:08

小滝4連弾。

8/2 12:13

沢は伏流。

8/2 12:33

そして登山道合流。

8/2 12:48

下山の登山道をいきなりロスト。沢ヤは自然に沢筋に吸い込まれるクセがある。

8/2 12:55

上から見てた登山者に指摘されて登山道へ戻るw

8/2 13:03

秋になれば素敵な場所になる。

8/2 15:12

暑すぎ長すぎ。

8/2 15:34

ようやくゴール。お疲れ様でした。

撮影機器：

TG-7 OM Digital Solutions

Pixel 8a Google

装備

個人装備

30ｍザイル　ガチャ類　ビバーク装備

感想

mooree

入渓早々、クズミンが豪快に8mスライダードボン。
mooreeのギアループぶち切れてギア類消失。
落石がばにことクズミンの顔横スレスレ通過。

などなど色々あったこの日だったが、西ノコマイ上部は下部と比べると、概ね歩き系の癒し沢だった。
ただその渓相は大変素晴らしく、豪快に水を落とす大滝が何本も架かり、源頭部は開放感抜群の天国沢。
振り返れば真っ青の海が間近に見られる素晴らしい場所だった。

西ノコマイの下部と上部の境目は特に決まってる訳ではない。
今回は、前回下部遡行の際に脱渓した場所から入渓したので微妙な位置になってるが、区切り的にも龍ヶ滝の前後、または不動滝の前後辺りが下部上部の区切りかなと思う。

下部上部共それなりに時間がかかり、通しで遡行するなら1泊は必要になるが、それでも鳥海山の山頂はおろか鳥海湖までも届かない。
改めて鳥海山のスケールのデカさには感服するばかりである。
そして驚くのはその水量。
東北はあちこちで水不足であり、ダムの貯蔵も底を付き、渇水状態の沢が多い。
しかし鳥海山の沢は水量豊富、渇水どころか多いくらいに見えた。
あちこちから湧き水が滴り、キンキンの冷たい水が沢に流れ込んでいる。

すっかり雪渓も小さくなり夏山本番の鳥海山だが、1年を通して素晴らしい顔を持つこの山は、次の季節に向けどの山よりもイチ早く進んでいるような気がする。


この山の魅力を感じにまた訪れたい、そう思わせる山である。

コメント

ken1586

mooreeさんはじめゴルオジの皆さんこんにちは
鳥海山の一般登山道はほぼ歩いてますが、皆さんの沢登レポ（L氏などのBCレポも！）のように鳥海山を縦横無尽に遊びつくす記録、いつもワクワクしながら読ませていただいてます
私には踏み込めない山行ですが、これからも空想の世界で楽しませてください

mooree

ken1586さん、こんにちわ😄
kenさんのホーム、鳥海山は本当にいい山ですよね。
懐の深さや穏やかな稜線、岩々しい外輪や麓のブナ樹林。いつもしみじみと、「いい山たなぁ」
とつぶやいてしまいます。
そして豊富な水を流す沢は、この猛暑でも寒いくらいで、鳥海の自然をダイレクトに感じれて本当に素晴らしいです。
また必ずお邪魔しますね😁
ありがとうございました！