小日影山北西尾根（敗退）

2025年08月02日(土) [日帰り]

• GPS: 09:28
• 距離: 13.3km
• 登り: 1,807m
• 下り: 1,799m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:28

距離 13.3km 登り 1,807m 下り 1,799m

4:35 スタート地点
4:39 御所平
14:00 御所平
14:03 ゴール地点

天候

◎晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◎御所平崩壊地手前の駐車スペース

コース状況／危険箇所等

◎小河内沢（豊口沢出合まで）
往路は旧鉱山道を小日影沢出合まで辿りましたが、こんな所によくぞ！という感じの杣道が現在でも残っており遡行するより容易に小日影沢出合まで行けます。
小日影沢から豊口沢出合までは広河原で問題なく歩けます。
復路は取り付きの取水堰堤まで沢を歩きましたが、巨岩帯の滝を降りる事が出来ず面倒な高巻きになりました。（以前は右岸にロープがあったとか）30mロープがあれば高巻き無しの懸垂下降で降りられます。
この滝を下れば堰堤まで直ぐです。

◎小日影山北西尾根
小日影沢出合からの尾根は一段上がった所で崖に阻まれトラバースも厳しく登れませんでした。
次に豊口沢出合対岸の尾根を狙いましたが、こちらも直ぐに崖で登れません。
更にもう一つ上流側の尾根を狙い、こちらは岩尾根ながらも1700m辺りまで登れましたが何とも微妙な岩壁に阻まれ敗退。
もう少し長いロープと登攀道具があれば、、、という印象があるので再びチャレンジするならこの場所でしょうか。

◎小日影沢大滝
小日影沢大滝まで難しい所は無いので滝鑑賞楽しめました。

写真

8/2 4:36

崩壊地手前に駐車して小日影山の尾根を目指す

8/2 4:52

ヤマレコの記録で見つけた鉱山道を辿る

8/2 4:59

新しめのマーキングもありました

8/2 5:05

沢を横切る

8/2 5:12

部分的に大変な場所もあり

8/2 5:19

fixロープあり。これは完全にアイスの方ですね。

8/2 5:27

良い道が続きます

8/2 5:43

再び沢を横切る

8/2 6:02

距離は長くなりますが、こちらの方が早いでしょう。小日影沢に着地

素足で渡渉して取り付きへ

8/2 6:03

小河内沢上流方向

8/2 6:04

小日影沢出合

8/2 6:11

取り付き
一段上が崖っぽい

8/2 6:19

急坂ですが、とりあえず取り付きます

地面が土なら何とかなりますが、、、

8/2 6:30

サイドもトラバース出来る傾斜では無く敗退！

気を取り直し上流へ

第二プランとして三伏小屋裏の尾根も考えましたが小日影を狙う事に

8/2 6:43

石灰岩の大岩壁が削られたゴルジュ

8/2 6:48

烏帽子岳付近の稜線が見えます

8/2 6:55

プランBだった三伏小屋裏の尾根もめっちゃ険しそう

8/2 7:08

再び小日影への尾根を狙います

8/2 7:16

再び崖で敗退。隙無しか？

8/2 7:32

さらに上流へ

8/2 7:37

取り付くと先ほど2本より傾斜は緩く今度は少しマシか？

8/2 7:48

尾根に乗ると岩っぽい。嫌な予感は消えない

8/2 7:53

木が豊富にあり可能性が出てきた

小渋流域は警戒してたけど、やはり険しいです。

8/2 7:56

やはり崖が出てきました

8/2 8:08

ロープを出しながら

8/2 8:21

ルンゼ状

8/2 8:56

あと50m登れば緩くなりそうなんだけど、、、

まだ何とかなりそうなので進みます

この時点でロープが短いと（20m）後悔

8/2 8:56

この岩壁で諦めました。
支点も取りづらく、何と言っても苔むしてスタンスがスリッピーで信用出来なかった。
技術的には行けるという気持ちがあっただけに悔しさが残る。

帰りは懸垂を交えて降ります

8/2 9:13

やまあすちゃんはクライミングやってるから懸垂はお手のもの

8/2 9:28

ワンミスが命取りなので慎重に

8/2 9:44

帰りはルートを間違えて隣の沢へ。緩い傾斜でこちらを登った方が楽だった気がしますが尾根ハンターなので。

8/2 10:09

小河内沢に戻ってきました

8/2 10:15

今回はここで敗退。ここでカツ丼を食べて休憩。

8/2 10:45

石灰岩

8/2 10:54

大滝を目当てに小日影沢へ

8/2 10:55

水量は少ないですね

8/2 11:19

水量が少なくなり本当に大滝はあるのか？なんて思っていたら目の前に大滝が！

8/2 11:22

水量が少なくても滝はお見事！

8/2 11:25

沢屋では無いけど滝は良いですねー

いつまでも居たくなってしまう

8/2 11:28

大滝を振り返ると鳥倉方向

8/2 11:45

帰りに右岸に良い道を発見

8/2 11:52

小河内沢へ戻ってきました。難しい沢では無いとの事なので帰りは沢通しで

8/2 12:01

まぁこんなもんでしょう

8/2 12:09

最近は沢登り行ってないから新鮮で楽しい

8/2 12:23

うーん、だんだん様子が怪しくなってきたぞ

下れない滝が出てきてしまった

水線沿いを観察するもチョット厳しめ

仕方なく高巻きへ

巻きから沢への下降も厄介

両側が崖になってるのでここも懸垂

8/2 13:37

沢へ懸垂下降

これで無事に帰れるか？

8/2 13:43

なかなか手こずって沢へ復帰

8/2 13:54

大した事してないのに時間だけは掛かった山行になりました笑

8/2 14:03

しばらく小渋川流域は遠慮しよう！

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

kaikairei

まともな尾根で日帰りカードか少なくなりつつある今日この頃。
天気予報も好転したのでメジャーとは言えないながらも日帰りとして計画していた小日影山北西尾根へやまあすちゃんにご一緒してもらい行ってきました。

結果は崖に阻まれ敗退という結果でしたが、山は人間が登りやすいように作られた訳ではなく、今回のように悪場が連続する尾根に遭遇する事も当然有り得ると改めて痛感しました。

目標の小日影山には届きませんでしたが、記録のない尾根を考えながら歩く贅沢な時間は有意義なものですね。
私は敗退しましたが、新たに小日影山を変な尾根から登ろうとする方に少しでも参考にしていただけたのなら今回の山行に意味はあったと思います。

しばらくは極悪の印象が強い小渋川流域を避けsunatomoさんの記録を参考に荒川流域の尾根を歩く事にしましょう。