山行記録: 鍬崎山《日本三百名山》

記録ID: 8528596

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無雪期ピークハント／縦走

剱・立山

鍬崎山《日本三百名山》

2004年07月03日(土) [日帰り]

富山県

山キチどん

GPS: --:--
距離: 21.2km
登り: 2,018m
下り: 2,087m

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コースタイム

日帰り

山行: 7:28
休憩: 1:06
合計: 8:34

7:00

35分

立山駅

7:35

40分

粟巣野登山口

8:15

8:17

54分

真川調整池

9:11

9:13

56分

大品山分岐

10:09

10:19

47分

P1756

11:06

11:43

30分

鍬崎山

12:13

41分

P1756

12:54

12:56

25分

大品山

13:21

13:30

29分

瀬戸蔵山

13:59

14:03

13分

P1171展望台

14:16

38分

極楽坂山

14:54

40分

林道出合

15:34

亀谷温泉

天候	晴れ一時薄曇り
過去天気図（気象庁）	2004年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：電車登山口：富山地方鉄道立山駅下山口：亀谷温泉から国民宿舎送迎バスで富山地方鉄道三峰口駅アクセスを調べる my出発地登録
その他周辺情報	亀谷温泉白樺ハイツ\600

写真

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オオバギボウシ
粟巣野登山口付近にて

2004年07月03日 07:37撮影 by E990, NIKON

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7/3 7:37

オオバギボウシ
粟巣野登山口付近にて

ヤマアジサイ

2004年07月03日 07:42撮影 by E990, NIKON

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7/3 7:42

ヤマアジサイ

タテヤマウツボグサ

2004年07月03日 07:57撮影 by E990, NIKON

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7/3 7:57

タテヤマウツボグサ

大品山(1,420m)

2004年07月03日 09:33撮影 by E990, NIKON

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7/3 9:33

大品山(1,420m)

鍬崎山(2,090m)

2004年07月03日 10:17撮影 by E990, NIKON

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7/3 10:17

鍬崎山(2,090m)

鍬崎山(2,090m)山頂

2004年07月03日 11:11撮影 by E990, NIKON

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7/3 11:11

鍬崎山(2,090m)山頂

鍬崎山(2,090m)
瀬戸蔵山山頂より

2004年07月03日 13:23撮影 by E990, NIKON

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7/3 13:23

鍬崎山(2,090m)
瀬戸蔵山山頂より

瀬戸蔵山(1,320m)山頂

2004年07月03日 13:26撮影 by E990, NIKON

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7/3 13:26

瀬戸蔵山(1,320m)山頂

瀬戸蔵山(1,320m)、大品山(1,420m)と雲の中の鍬崎山(2,090m)
大品尾根展望台より

2004年07月03日 13:59撮影 by E990, NIKON

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7/3 13:59

瀬戸蔵山(1,320m)、大品山(1,420m)と雲の中の鍬崎山(2,090m)
大品尾根展望台より

ササユリ

2004年07月03日 14:34撮影 by E990, NIKON

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7/3 14:34

ササユリ

有峰口駅に入線する富山地方鉄道列車

2004年07月03日 16:29撮影 by E990, NIKON

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7/3 16:29

有峰口駅に入線する富山地方鉄道列車

撮影機器：

E990 NIKON

感想

山キチどん

　23:27急行“きたぐに”は大阪駅を静かに滑り出した。出身区の先輩が乗務しており、寝台車に滑り込ませてもらい優雅な一夜を過ごせた。富山には4:32着、もう何回このパターンを使っただろう。駅の待合室で朝食のパンを食べながら富山地鉄の始発を待った。5:30地鉄の駅に赴くと、ダイヤが変わっており始発は5:20に出た後だった！悔しさに打ちひしがれ6:00の電車を待つことになった。立山には7:00に到着しほぼ全員がケーブル乗り場に向かう流れとは逆にスタートした。
　粟巣野スキー場の横から赤点線道の登山道を登り始めた。思ったとおり誰もいない。この山は行程が長く殆どの人が軟弱にリフトを使い1,188mまで稼いでしまう。だが私の場合、リフトはハナから眼中になく一番厳しそうな道を選んだ。ゲレンデを右に見下ろし発電用の導水管沿いに高度を稼ぎ、940m位の処で右側は真川の谷に変わり、何故か登山道が林道のように広くなった。真川調整池を過ぎると道はブッシュになるが30mも行くと問題なくなった。
　昭文社の登山地図では調整池から尾根を直登しているが、登山道らしきは発見できなかった。水源管理用の水平道を東へ800m程進むと尾根への取り付きを発見した。この間急登が続き暑さが体力を奪った。9:11大品山の分岐に到着し一息ついた。大品山山頂は直ぐそこだが後回しにして、先ずは鍬崎山へピストンしよう。大品尾根を南東に進み90m程下るといよいよ登りとなった。これが長く分岐から3㎞余りコースタイムは3時間30分となっている。只管登って辿り着いたのが2m余りの岩で固定ロープが掛っていた。これを越えるとP1756でここまで来ると鍬崎山を始めて見ることが出来て暫し休息した。折角登ったのに50mも下り、また登り返しとなった。この後はずっと急登続き。2partyとすれ違った。早朝から家族旅行村～瀬戸蔵山ルートを登っている人達だった。11:06ほうほうの態で到着した鍬崎山(2,090m)山頂は2等三角点「鍬崎山」があり360度の展望が得られた。立山・薬師が目の前に見えるはずだが2,500m以上はガスの中、有峰湖や太郎兵衛平、弥陀ヶ原は辛うじて見える程度で、それも時々襲うガスで覆い隠される場面もあった。山頂には地元の登山家が一人、剱岳北峰や猫又・赤谷の話を興味深く伺った。
　40分の休憩で体力を回復し大品山分岐までは元来た道を引き返した。この下りで大量のリフト組と遭遇、まだかまだかとわいわい言いながら登って来た。安易なルートなのに文句言うな! と心の中では思いながら「もう少し、頑張って」と社交辞令を送り、「後何分」と言う問いには「下りで15分掛かったよ」としか言わないことにしている。来るときに稜線に這い上がった大品山分岐から少し進むとお預けにしていた大品山 (1,420m)に登頂した。展望はなく山頂標識もない。3等三角点「大品」は西側に少し下った処にあり標高は1,404m、山頂標識はこちらにしかないので騙されてしまいそうだ。更に進むと瀬戸蔵山(1,320m)、リフトの山頂駅(1,175m’)、この辺りまで来ると観光客が徘徊していた。北側はスキー場になっており稜線を進むと山頂のはっきりしない極楽坂山(1,043m)、3等三角点「極楽坂」があるはずだが発見できなかった。
　後はだらだらと下り軈て林道に出会った。車道歩き3.3㎞で亀谷温泉を目指した。途中登山道が短絡させてくれた。下りた処が国民宿舎白樺ハイツ、15:34歩き収めた。ここは日帰り入浴600円。最高なのは入浴しただけでも駅まで送ってくれると云う、願ったり叶ったりのサービスだった。富山から“サンダーバード46号”に乗り21:30帰京した。今回延べ登高2,100m余りと少しハードではあったがまだまだ真夏の太陽ではなく、越後三山の熱中症の悪夢はまだ克服できないでいる。今月下旬の北海道は大丈夫かな。

【その後】
　登山に重宝した大阪発新潟行きの急行”きたぐに"は、平成24（2012）年3月のダイヤ改正で廃止となってしまった。

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