竜門岳《日本三百名山》
奈良県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,462m
- 下り
- 1,342m
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| 天候 | 晴後曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2004年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
下山口：大宇陀バス停から奈良交通バスで近鉄大阪線桜井駅 |
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竜門岳北登山道より
烏ノ塒屋山南登山道より
感想
晴れの天気予報にじっとしていられなくて奈良東吉野の日本三百名山・竜門岳(904m)を登った。この山域の登山地図はなく、登山道が良く分からずホームページの情報を繋げ、多武峰（とうのみね）の手前“下居”から登り始めることにした。桜井駅からのバスを降り善法寺（観音寺）への参道を登り350mの高度差を稼ぐ谷筋で展望は全くない。行場の滝の裏手から登山道に入り先ずは音羽山を目指した。谷筋を登りそのまま山頂直下まで詰めるのかと思っていたが途中で北側の尾根に取り付き北から回り込んで音羽山(852m)山頂に達した。杉の植林帯で山頂展望はない。桜井市と大宇陀町境界の尾根を南に行くと10分程で経ヶ塚山（889m）に到った。ここにも展望なく、更に南に行くとこれから登る熊ヶ岳（904m）が優美な円錐形の姿を見せた。100m余り下降しての登り返し、山の形からかなりの急登を覚悟するが、北側からの登りはさほどでもなく難なく登頂することができた。
更に進むと反射板のある4等三角点「熊ヶ岳」(859m)のピークで始めて人と出会った。そしてこれが唯一の出合だった。大峠(772m’)まで下り東西の集落からの道を横断して再び登りに転じると藪が深く杉の風倒木が散乱し非常に歩き難くなった。三津峠からいよいよ竜門岳の登りとなり相変わらず樹林帯を行くと送電鉄塔が現れ周囲は伐採地で展望が良くなり、西方の金剛・葛城山が良く見通せた。竜門岳(904m)山頂には1等三角点「竜門岳」があり、何か分らないが祠もあってそこそこ広い山頂だったが展望は得られなかった。
昼食の後、烏ノ塒屋山（からすのとややま659m）を目指した。これが大変で指導標は全くなく茨の枝が張り出した登山道には杉の倒木が道を塞ぎ歩き辛い。竜門岳から1.5�卍�来たところで地図に載ってない送電線に惑わされ道を間違え約40分のロスをしてしまった。樹林帯の中の踏み跡のどれが正解か本当に判断が難しい。結局3.7�劼�2時間もかかってしまい漸く烏ノ塒屋山に到着、苦労の割には展望もなく期待外れの山だった。
ここからの下山路は別所、恋の方面に通じているそうだがルートは定かではない。現地で見ると南に向けてルートがあり登山道を示すものか分らないがテープに導かれ下山すると細い林道にとび出した。入口に目印は何もなく登るときは分りそうにない場所だった。そして現在地が判然としない。方角は国道方面に向かっており間違いなさそうなのでそのまま進み漸く国道に出た。370号線の吉野への分岐点のすぐ北側だった。ここからバス便のある大宇陀まで6�辧�1時間掛けて歩いた。苦労の割りに展望に恵まれない山行だった。
茨の藪コギで半袖の腕は傷だらけ、おまけに下山時蔦に足をとられ前のめりになった時左足首と膝を捻り少々痛みが残ってしまった。
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